熊本・ロンドンにて制作された新作映像作品を中心としたインスタレーション作品を公開。


(C)︎ Umi Ishihara

株式会社The Chain Museum(本社:東京都渋谷区、代表取締役:遠山正道、以下「The Chain Museum」)は、アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker(アートスティッカー)」が運営する、麻布台ヒルズにある飲食併設のアートギャラリー「Gallery & Restaurant 舞台裏」にて、2024年10月17日(木)よりロンドンと東京を拠点にする映画監督・アーティストである石原海の個展「激雷」を開催いたします。

展覧会URL
https://artsticker.app/events/45146


(C)︎ Umi Ishihara

「Gallery & Restaurant 舞台裏」では、ロンドンと東京を拠点にする映画監督・アーティストである石原海の個展を開催します。

本展では、作家がロンドン大学ゴールドスミス校 アーティストフィルム学科在学中に制作した新作映像《激雷》(2024)を中心としたインスタレーションを公開いたします。プロデューサーに Oscar Nielsen、主演にヤマダアオイを迎えた本作は、全編熊本で撮影されました。

《激雷》は、日本の架空の小さな山村を舞台にしています。雷が頻繁に落ちることで知られるこの村では、雷に打たれて生き延びた者だけが踊り子になれる地下クラブが秘密裡に営まれています。また、この山村では自然の中に蟹が暮らしており、これらの存在も物語の中で重要な役割を果たし、彼らの運命を左右する存在となります。登場人物たちは、日常の中で起きる落雷のような出来事をきっかけに、人間と生物界との対立や自然現象との共存を探ることになるのです。

本個展および作品のタイトル《激雷》は、文字通り激しく鳴る雷のことを指すと同時に、当たり前の暮らしの中で、私たちの意志とは関係なく突然に降りかかってくる衝撃的な出来事のことを比喩しています。新たな何かとの出会いなどポジティブな変化はもちろん、天変地異など自然現象による不可抗力の変化、あるいは現在進行形で世界の中で発生している一方的な暴力の行使なども、私たちの暮らしを揺るがす「激雷」なのかもしれません。この作品を通じて行われる偶然と必然、自然と人間、そして欲望と危険などの二項対立が交差する瞬間の鋭い描写は、神話や宗教、忍耐と受容のナラティブを現前させるものです。


《激雷》(2024)
プロデューサー Oscar Nielsen プロダクション Soon Global キャスト アオイヤマダ / TOKYO QQQ / Rinsaga / 下別府為治 / 菊川清志

作家ステートメント
雷に打たれたら多くの人は死んでしまうけど、時々、奇跡的に生き延びる人たちがいる。その中には不思議な能力を手に入れる人もいるそうだ。不条理としか言えない偶然の不運、経済的・政治的・身体的な不運に置かれている人々がいるこの社会において「死んでしまいそうなくらいひどい出来事が結果的にいい出来事に繋がった」なんて言えない。傷なんてないほうがいいに決まってる。でも、その人にしか起こり得なかった傷こそが、その人を形づくっているということも事実である。(っていうかそうゆう風に考えないともう生きていけない、その崖っぷちにいる人たちのためにこの作品はある)

『激雷』は、雷という予測不可能な出来事、そして踊りという人間の根源的な欲望をモチーフに、傷と痛みを抱えた人々が、共に生きる方法を模索する映像作品である。

アーティストバイオグラフィー


(C)︎ Umi Ishihara
石原海(UMI Ishihara)ロンドンと東京を拠点にする映画監督/アーティスト。社会から疎外された人々やコミュニティを描くことを主なテーマに、個人的な記憶と社会問題を織り交ぜた物語ベースの制作をしている。2018年東京藝術大学 先端芸術学科修了。現在ロンドン大学ゴールドスミス校 アーティストフィルム学科在学中。

近年の主な活動に『スウィート・ホーム・スウィート』(国立国際美術館, 2023)第14回恵比寿映像祭 (東京都写真美術館, 2022) 第15回資生堂アートエッグ入選 (2021) 初長編映画『ガーデンアパート』『忘却の先駆者』がロッテルダム国際映画祭に二作同時選出(2019)BBC/BFI助成作品『狂気の管理人』(2019)を監督。Bloomberg New Contemporaries 入選(2019) 現代芸術振興財団 (CAF賞)岩渕貞哉賞受賞(2015)。




Information
石原海個展「激雷」

開催期間
2024年10月17日 (木) ~ 2024年11月10日 (日)

営業時間
ギャラリー
【火-日】
 11:00-20:00

レストラン
【火-金】
 カフェタイム/13:00-17:00(L.O.16:30)
 ディナータイム/17:00-22:00(L.O.21:00)
【土】
 カフェタイム/13:00-20:00(L.O.19:00)
【日】
 カフェタイム/13:00-18:00(L.O.17:00) 
※土日はカフェメニューでの営業をしております。

定休日
月曜定休
※月が祝日の場合は翌日が休業日となります。

会場
Gallery & Restaurant 舞台裏

住所
〒105-0001 東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA B1F
Google Map

アクセス
東京メトロ日比谷線神谷町駅5番出口より、駅直結 徒歩1分

参加アーティスト
石原海

主催
ArtSticker (運営元:The Chain Museum)

展覧会URL
https://artsticker.app/events/45146

会場:Gallery & Restaurant 舞台裏

Photo by Ryo Yoshiya


2023年11月に麻布台ヒルズ ガーデンプラザAにオープンしたGallery & Restaurant 舞台裏はアート作品を鑑賞したあとに誰かと語り合いたくなる空間として、お酒や食事を楽しめるスペースを内包しています。ここでは作品と出会うことで芽生えた感情、もしくは混乱や困惑なども一緒にいる誰かと共有することができます。26坪という限られた空間ですが、展示スペースの裏側に回り込むとそこにはシェフのいるキッチンがあり、冷えた白ワインと気楽な前菜、本格的なコース料理も召し上がっていただけます。美術館に所蔵されるようなベテランのアーティストから、グローバルなマーケットで熱い視線を集める話題のアーティストまで、ときには演劇やダンスのようなパフォーマンスも企画します。

▽Instagramアカウント
https://www.instagram.com/butaiura_artsticker/

ArtSticker(アートスティッカー)について




株式会社The Chain Museumが運営する、アートに出会う機会と、対話を楽しむ場所を提供し、アート鑑賞の「一連の体験をつなぐ」プラットフォーム。著名アーティストから注目の若手アーティストの作品まで、幅広く収録。作品のジャンルも、インスタレーション、絵画、パフォーミングアーツなど、多岐にわたっています。

また、ArtStickerはデジタル上だけでなく、リアルでユニークな場所と出会うことで、アートやアーティストが世界と直接つながることを希求しています。

▽ArtSticker Webサイト
https://artsticker.app/

▽ArtSticker ダウンロードURL
≫ App Store:https://apps.apple.com/app/artsticker/id1446438049
≫ Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=art.tcm.artsticker

株式会社The Chain Mueum概要
社名   :株式会社 The Chain Museum(読み:ザ・チェーンミュージアム)
所在地  :東京都渋谷区猿楽町17-10 代官山アートビレッジ3階 代官山TOKO
代表者  :代表取締役 遠山 正道

▽株式会社 The Chain Museum 公式Webサイト
https://www.t-c-m.art/





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