エノテカ株式会社(本社:東京都港区、社長:堀 慎二)は、ニュージーランドの「プロフェッツ・ロック」「ドライ・リヴァー」の2ブランド計10品目を、日本における正規代理店として9月24日から販売開始します。
「プロフェッツ・ロック」と「ドライ・リヴァー」は、ニュージーランドのピノ・ノワールの銘醸地であるセントラル・オタゴとマーティンボロをそれぞれ拠点とする生産者です。セントラル・オタゴの「プロフェッツ・ロック」は、ブルゴーニュの名門「コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ」での経験を持つ醸造家が手掛けるブルゴーニュスタイルのピノ・ノワールが特長です。マーティンボロの「ドライ・リヴァー」は、高品質で少量生産のカルトワイン※1として知られています。
フランスのブルゴーニュのピノ・ノワールとシャルドネに対する需要の高まりと価格の高騰を受け、当社では「ネクスト・ブルゴーニュ」となるワインブランドの発掘に注力しています。ニュージーランドは1970年代からピノ・ノワールの生産が盛んで、高品質なワインが世界的に評価されています。
当社はニュージーランド産の高品質なピノ・ノワールの品ぞろえを強化することで、ワインラヴァーのお客さまの選択肢を広げ、より一層豊かなワインライフを提案します。
※1:評論家から高評価を受ける、少量生産で高品質なワイン。世界中で争奪戦が繰り広げられ入手困難を極める。
■「プロフェッツ・ロック」
「プロフェッツ・ロック」は、ニュージーランドのセントラル・オタゴで1999年に創立したワイナリーです。醸造長のポール・プジョル氏は、ニュージーランドのワイン醸造分野の名門リンカーン大学で栽培学と醸造学を修めた後、フランスやアメリカの名門ワイナリーで豊富な経験を積みました。プジョル氏が手掛けるワインは、ピノ・ノワールをはじめ、シャルドネやリースリングなどさまざまな品種においても高品質で、著名なワイン評論家ジャンシス・ロビンソン氏から「将来、世界のワイン界をリードするであろう逸材5人のうちの1人」と高く評価されています。
プジョル氏はフランス・ブルゴーニュの名門生産者「コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ」での醸造経験を通じて、同生産者で30年以上にわたり醸造長を務めたフランソワ・ミエ氏と深い親交を築いています。2017年にはフランソワ・ミエ氏がブルゴーニュ以外で初めてコンサルタントを務めたワイン『キュヴェ・オー・アンティポード』を発表し、世界中のワイン愛好家の注目を集めています。
「プロフェッツ・ロック」のワイン造りが行われるセントラル・オタゴは、冷涼な半大陸性気候が特長です。昼夜の温度差が大きいため、フレッシュな酸味と繊細な果実味を保つことができ、ピノ・ノワールやシャルドネなどにとって理想的な環境です。
プジョル氏はブドウの個性を最大限に引き出すため、キャノピーマネジメント※2や肥料を使わない栽培方法を採用しています。さらに、野生酵母を使用し、色素やタンニンの抽出を抑えた繊細な醸造方法により、ブドウが育った土地特有の味わいを表現しています。
その結果、「プロフェッツ・ロック」のワインは、セントラル・オタゴの中でもエレガントで張りのある味わいを持ち、ブルゴーニュをほうふつとさせるスタイルとして、世界中のレストランやワイン評論家から高く評価されています。
※2:ブドウの房の周りの葉を取り除き、果実に十分な日光が届くようにして風通しを改善することで、ブドウの健全な生育を促し、理想的なバランスを目指す手法
『ホーム・ヴィンヤード ピノ・ノワール』標高の高い急斜面に位置する自社畑、ホーム・ヴィンヤードのブドウから造られるフラッグシップ・キュヴェ。シルキーなタンニンにフレッシュさを備えた仕上がりが特長です。2022年ヴィンテージはワイン評価誌「ワイン・アドヴォケイト」で94+点、ワイン評価サイト「ジェームス・サックリング」で97点という高評価を獲得しました。
■「ドライ・リヴァー」
「ドライ・リヴァー」は、著名なワイン評価誌「デキャンタ」で、「ニュージーランドにおける代表的なピノ・ノワールの産地のひとつ」と評された、ワイララパ地方のマーティンボロに1979年に創業したワイナリーです。 “マーティンボロ・テラス”と呼ばれる半径5キロメートルのエリアに3つの区画を所有し、温暖な気候や少ない降雨量、水はけの良い砂利質の土壌という理想的な条件の下で高品質なワインを生産しています。
「ドライ・リヴァー」のワイン造りのモットーは、美しく熟成するユニークで高品質なワインを生産することです。マーティンボロの素晴らしいテロワールを表現したワインは、長期熟成を経て進化すると考えています。そのため、非かんがい※3、やキャノピーマネジメント、収穫量の制限などきめ細かいブドウ栽培によりテロワールの特性を引き出し、野生酵母の使用をはじめ、ヴィンテージによっては全房発酵※4を採用するなど、自然な方法で醸造しています。
著名な評価サイトで数々の高評価を獲得しており『リースリング・クレイグホール・ヴィンヤード 2022年』は、ニュージーランドを代表する評論家ボブ・キャンベルMW※5により、2022年のニュージーランド産リースリング47本中、1位に選出されました。
「ドライ・リヴァー」の年間生産本数はわずか約13,000本で、その多くはワイナリーのクラブ会員へ直接販売されています。世界的に入手困難な希少ワインとして知られており、著名なワイン評論家のジャンシス・ロビンソン氏は、「ニュージーランドのカルト」と表現しています。
2023年には、ニュージーランド最優秀若手醸造家に選ばれたベン・マクナブ氏がワインメーカーに就任し、さらなる品質の向上が期待されています。
※3:ブドウ畑に人工的な水を与えない栽培方法。ブドウの根が土壌の深部まで伸び、水や栄養分を探すため、土地固有のミネラルや風味がブドウに反映される
※4:ブドウの果皮と種子、果肉、梗を一緒に醸す醸造方法。香りに複雑性が生まれ味わいにも繊細さや奥行きが生まれる
※5:英国に拠点を置くマスター・オブ・ワイン協会が認定する、ワイン業界において最難関の資格
『ピノ・ノワール』“マーティンボロ・テラス”の中でも、ワインに骨格を与えるドライ・リヴァー・エステートと酸味を与えるクレイグホール、際立つ果実味を与えるロヴァットという3つの区画のブドウを使用して造るフラッグシップ・キュヴェ。花や果物などさまざまな要素が幾層にも重なり合う複雑なスタイルのワインです。味わいに持続性があり、フィニッシュまで穏やかに広がります。2022年ヴィンテージは、「ワイン・アドヴォケイト」で94+点を獲得しました。
【新規取り扱いブランド 商品一覧】
※「ドライ・リヴァー」はワインショップ・エノテカとエノテカ・オンラインのみでの販売となります
■エノテカ・オンラインの特集ページはこちら
「プロフェッツ・ロック」 https://www.enoteca.co.jp/producer/detail/1338
「ドライ・リヴァー」 https://www.enoteca.co.jp/producer/detail/2564
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