京都 蔦屋書店(京都市下京区 京都高島屋 S.C.[T8]5F・6F)店内6Fアートスクエアにて、アーティスト増田麻由の個展「いつまでも素敵は曖昧なまま」を2024年9月28日(土)~10月28日(月)の期間に開催します。
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/42785-1250040918.html
概要
増田麻由の作品に共通する「重力から解放された手足が伸びる造形」「手足が捻れる造形」の原点は、バレエやジャズダンスの表現にあります。現代社会を生きることの違和感と、それによって沸き起こった心の声を、あるときはのびやかに、あるときは不自由に絡み合う手足によって、作品は私たちに豊かな表情を見せてくれます。本展では、増田が今回注目した ’素敵’ という概念を軸に、彫刻3体のほか小作品も含めて展示します。増田にとって ’素敵’ とは、ありのままの状態でいるときに日々揺れ動く私たちの中に存在するものでありながら、捉えどころのない概念と考えています。その心象風景を木彫の柔らかな曲線によって表しています。
本展に寄せて
街ゆく人を見ながら考えていた。
刷り込まれた価値観。必死に訴えてくるビルボード。
キラキラのショーウィンドー。
素敵であるとはどういうことだろうと
”素敵”
それは”素” に~的の”的”をあわせた言葉だった。
”素”とは、ありのまま、地のまま、本来のものを指す。 簡単なざっとした様。
素敵になるには何かが不足している。 何か飾らないといけない気がする。
けれども素朴だったり質素だったり、飾り気のない 素直な心で感じたことの中に
ほんとのそれらはあるのだろうと思う。
大それたことではなく ありのまま、心が動いたまま、身体が動いたまま感じること。
素敵という概念は感じたその人の中に起こることなのだろう。
きっと頑張って探しても見つからない。
深く息を吸った。
素敵というものは、 時間の移り変わる中で日々揺れ動く私たちの中にあり
きっとずっと曖昧なまま私たちを豊かに惑わす。
アーティストステートメント
私たちの生きる世界は、人間が作った社会の中で生活しながら自然と共存している。
科学技術の発展が著しくたくさんの情報が交錯する、そんな現代に生きる私たちは、
目まぐるしく変わっていく状況に敏感に反応して対応し、
時には目を瞑り、耳を塞ぎ、取り巻く環境から距離を置く。
そんな生活を送る中で、 個が自然に感じる刹那的で、繊細で、
複雑な心象の変化に耳を傾けることさえも忘れそうになる。
その些細な感情を汲み取り、感情が放つエネルギーを木に宿して制作しています。
趣味のダンスの経験から複雑な心象を人間の身体で表現することにこだわり、
人間をモチーフにした彫刻の可能性を探る。
増田麻由
作品について
《空に舞う》樟,着彩、1600×590×390mm(2024)
《空に舞う》
この作品は「目黒バレエフェスティバル」と連携した展示で、身体表現の原点とも言えるバレエをテーマに制作されました。バレエやジャズダンスのターンや指先に宿る表現や、その裏に隠された努力や涙、汗。それらを彫刻にとどめることに挑戦し、軽やかなチュチュを合体させることで、バレエを造形にしています。
《ITO-結-》樟、彩色、1400×880×660mm(2022)
《ITO-結-》
ITOシリーズは、人間同士が複雑に絡み合う様子を表現しています。「誰かと一緒に時間を共有する、人を思いやりをもって接する中でそこに築かれる人間関係の形」が表現されています。
アーティストプロフィール
増田麻由 Masuda Mayu
1996年 徳島県生まれ
2018年 女子美術大学立体アート専攻 卒業
2020年 女子美術博士前期課程 立体芸術研究領域 修了
●展示歴
2017年 JOSHIBISION2016 - アタシの明日 - 東京都美術館 / 東京
2017年 SICF18 spiral ホール/ 東京(5月)
2019年 増田麻由 古熊美帆二人展「繭」 黄金町アートバザール/ 神奈川
2019年 第104回二科展 国立新美術館 / 東京
2020年 東京五美術大学 連合卒業・修了制作展 国立新美術館/ 東京
2020年 「未来への彫刻展」横浜高島屋 /神奈川
2020年 100人10 / 東京
2021年 未来(あす)への木彫展(横浜高島屋、京都高島屋)/ 神奈川、京都
2021年 3人10 シンワアートミュージアム / 東京
2022年 二科春季展 東京都美術館/ 東京
2022年 WOod is ODyssey 天王洲セントラルタワー/ 東京
2022年 増田麻由個展「in my eyes, in my soul」 RAartGallery / 神奈川
2022年 Star-t RAartGallery/ 神奈川
2023年 「GINZA COLLECTORS CLUB」銀座 蔦屋書店/ 東京
2023年 増田麻由個展「before the night comes」 銀座 蔦屋書店/ 東京
2023年 増田麻由個展「まだつめたいかぜのふくあさに はるのおとずれをかんじるひざしが
へやにふりそそいだ」いりや画廊/ 東京
2023年 「いろはの継承」 横浜高島屋、大阪高島屋 / 神奈川、大阪
2023年 増田麻由・井上魁2人展「comkinesis」RAartGallery/ 神奈川
2024年 「ART SESSION by 銀座蔦屋書店 NEW YEAR PARTY」 銀座 蔦屋書店 / 東京
2024年 100人10 2023/24 渋谷キャスト/ 東京
2024年 「Dance to your Hartbeat」 Empathy gallery/ 東京
2024年 「The 27」 27 GALLERY TOKYO 三越前/ 東京
2024年 「Ballet meets Art vol.3」 KATSUYA SUSUKI GALLERY/ 東京
●アートフェア等
2024年 「KOGEI Art Fair KANAZAWA」
2024年 「KOBE ART marche 2024」
●受賞歴
受賞歴
2018 年 3 月 女子美術大学 女子美術大学短期大学部 卒業制作展/修了制作展 優秀作品賞
2019 年 9 月 彫刻の森美術館奨励賞
2020 年 3 月 大久保婦久子賞
2021 年 10 月 Shinwa ARTEX 賞
販売について
会場展示作品は、9月28日(土)10:00より販売します。
プレセールスの状況により、会期開始前に販売終了することがあります。
アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」では、10月2日(水)13:00より10月28日(月)18:00の期間販売します。
展示詳細
増田麻由「いつまでも素敵は曖昧なまま」
会期|2024年9月28日(土)~10月28日(月)
時間|10:00~20:00 ※最終日のみ18時閉場
会場|京都 蔦屋書店 6Fアートスクエア
主催|京都 蔦屋書店
入場|無料
お問い合わせ|075-606-4525(営業時間内) kyoto.info@ttclifestyle.co.jp
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/42785-1250040918.html
京都 蔦屋書店
京都高島屋S.C.[T8]5・6階に位置する京都 蔦屋書店は、全フロアを通じてアートと文化の「伝統と最先端」が共振する場です。芸術分野を広く取り扱う約6万冊の書籍と、日常のアートピースとなるような文具・工芸品のほか、フロア内に点在するアートスペースでは、注目の現代アート作品を展示。店頭と合わせてECサイトでもご案内いたします。約120席あるSHARE LOUNGEでは、カフェや仕事場、イベントスペースとして、居心地の良い空間を提供します。
住所|〒600-8001 京都府京都市下京区四条通寺町東入⼆丁目御旅町35 京都高島屋S.C.[T8]5・6階
電話番号|075-606-4525
営業時間|10:00~20:00
※6Fシェアラウンジのみ、8:00~22:00
HP|https://store.tsite.jp/kyoto/
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