国立科学博物館(館長 篠田 謙一)、能登里海教育研究所(代表理事 早川 和一)、七尾市教育委員会(教育長 八崎 和美)は、「のと里山里海ミュージアム」において国立科学博物館 新規巡回展「キモかわすごい!海の骨なしどうぶつの世界」及び関連イベントを初開催いたします。


 本巡回展は、国立科学博物館が令和6年6月に新たに制作したもので、ウミウシやクラゲなどの海生無脊椎動物(骨を持たない動物)に焦点を当て、それらのユニークな個性と生態を子どもたちにもわかりやすく紹介する内容です。
 この度、本巡回展を国立科学博物館、能登里海教育研究所、七尾市教育委員会(のと里山里海ミュージアム)の3機関が連携し、のと里山里海ミュージアムにて全国で初めて開催いたします。この開催は、令和6年能登半島地震により被災された皆様、特に子どもたちに、海の動物を通して自然科学を楽しんでもらいたいとの思いで企画されたものです。ぜひ多くの皆様にご覧いただければと願っております。


開催概要



【 会   場 】のと里山里海ミュージアム 企画展示室
【 会   期 】2024年10月12日(土)~11月10日(日) 26日間(休館日を除く)
【 開 館 時 間 】9時00分~17時00分
【 休 館 日 】火曜日(祝日の場合は開館)
【 入 館 料 】無料
【 共   催 】独立行政法人国立科学博物館、一般社団法人能登里海教育研究所、七尾市教育委員会
【 特 別 協 力 】船の科学館 海の学びミュージアムサポート


展示概要



 海の中にはさまざまな骨なしどうぶつがくらす、ふしぎな世界が広がっています。ここでは、わたしたちの想像をこえる、海の骨なしどうぶつのすごい!かわいい!ひみつをパネルや標本で紹介します。

【展示ストーリー】

1章 海にはふしぎなどうぶつがいっぱい!
 「骨なしどうぶつ」ってなんだろう?「骨なしどうぶつ」の正体にせまります。

2章 海の骨なしどうぶつのキモかわすごい!
 海の骨なしどうぶつをよくみると「かわいい!」「すごい!」がたくさんあります。
 わたしたちヒトとはちがう、おどろきの世界をのぞいてみましょう!

3章 海の骨なしどうぶつとわたしたち
 じつはわたしたちの身の回りにも海の骨なしどうぶつがたくさんいます。
 わたしたちとどのような関わりがあるのでしょう。

4章 キモかわすごい! 海の骨なしどうぶつから学べること
 海の骨なしどうぶつはわたしたちにとって当たり前でない生き方を教えてくれます。


【展示イメージ】※実際の会場とは異なります。














【展示物】※一部抜粋











































関連イベント



本展開催初日にオープニングイベントを開催します。
【 日   時 】2024年10月12日(土) 各イベントの実施時間については下記の通り
【 会   場 】のと里山里海ミュージアム
※全イベント参加費無料、当日受付
※詳細は「のと里山里海ミュージアム」ホームページからご確認ください。
 https://noto-museum.jp/

【1.研究者のトーク&展示ツアー】
 国立科学博物館の研究者による展示解説とスペシャルトークを行います。

トーク&ツアー
【 時   間 】1回目11時00分~11時30分 2回目16時00分~16時30分
【 講   師 】並河 洋 (国立科学博物館 動物研究部 海生無脊椎動物研究グループ)
        中江 雅典(国立科学博物館 動物研究部 脊椎動物研究グループ)

スペシャルトーク
【 時   間 】13時00分~13時50分
【 講   師 】並河 洋、中江 雅典
















         
     クラゲ類の専門家                      魚類の専門家
       並河 洋                         中江 雅典


【2.七尾高等学校 研究発表大会と研究者とのディスカッション】
 七尾高等学校(スーパーサイエンスハイスクール)の生徒による研究発表および生徒と国立科学博物館の海のどうぶつ研究者とのディスカッションを行います。
【 時   間 】14時00分~15時30分
【 発 表 者 】七尾高等学校の生徒
【 研 究 者 】並河 洋、中江 雅典



【3.テーブルサイエンス・ワークショップ】
 お子さま(未就学児~小学生)向けのワークショップを行います。
【 時   間 】10時00分~12時00分、13時00分~16時30分
       (所要時間 約15分)


※2024年11月10日(日)にもクロージングイベントを開催予定です。


共催者機関の紹介




◆国立科学博物館
 国立科学博物館は、1877(明治10)年に創立された、日本で最も歴史のある博物館の一つであり、自然史・科学技術史に関する国立の唯一の総合科学博物館です。現在、東京都(上野・白金台)と茨城県つくば市に拠点をおき、主要な三つの活動(調査研究、標本資料の収集・保管、展示・学習支援)を推進しています。上野には1931(昭和6)年に竣工した日本館(重要文化財指定)と、それに隣接した地球館があります。


能登里海教育研究所
 能登里海教育研究所は、2014年に設立された海洋教育の研究所です。地域と連携した新たな学校教育支援モデルを推進しており、能登の豊かな里海を活かした協働授業は高い評価を得ています。関連する教材やプログラムの開発も行なって県外へも展開しているほか、能登半島地震で被災した子どもたちの学びの場を支えるさまざまな活動に取り組んでいます。



のと里山里海ミュージアム
 718(養老2)年に能登国が立国してから1300年後の節目にあたる2018(平成30)年に開館。海と山が接する豊かな自然、自然と共に暮らす人々の営みなど、世界農業遺産にも認定された能登の自然・歴史・文化について七尾市域を中心に紹介しています。触れられる展示物やクイズ形式の解説、タッチパネル検索、里山里海シアターなど、見て・ふれて・楽しみながら学べます。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ