『のるかそるかSINK or SWIM!~』に出演する小倉久寛と未唯mie 撮影:源賀津己 『のるかそるかSINK or SWIM!~』に出演する小倉久寛と未唯mie 撮影:源賀津己

小倉久寛が2005年にスタートさせた「ひとり立ち公演」、そのシリーズ第5弾『のるかそるかSINK or SWIM!~』が、8月に上演される。主演の小倉久寛とヒロイン役の未唯mieに同公演の魅力を訊いた。

『のるかそるかSINK or SWIM!~』チケット情報

小倉久寛は公演について「毎回最後の10分はダンスを披露するのが定番になっていて、そこに神経を注ぐのはもちろんですが、お芝居部分もきちんとダンスに繋がるようにといつも心がけています。そうしないとダンスが活きないので。今回もそれは同じですね」と語る。一方、同シリーズ初出演となる未唯mieは「私はこれまでコメディの舞台の経験があまりないので、今回のお芝居は挑戦です。自分の新しい一面を見せられるんじゃないか、と今から楽しみにしています」と意欲を見せた。

今回ヒロインを務める未唯mieについて小倉は「僕たちの世代にとっては若い頃からテレビで見ていた方ですし、ダンスは皆さんもご存知の通り素晴らしいテクニックをお持ちなので、舞台でどう映えるか、凄く楽しみですね。あと観客の皆さんには舞台に立ったときの僕とのフォルムの違いも楽しんでいただければ(笑)」と笑いを交えて印象を述べた。逆に小倉の印象について未唯mieは「本当に可愛らしくて母性本能をくすぐる方で、年上なんですけど、初めてお会いした時からずっと印象が変わらなくて、年齢を感じさせない方です」と称した。それを受けて小倉は「未唯mieさんの分からないところで老けているんです(笑)。ただこの公演をやっていると、周りの若い役者に釣られて、自分も若くなったような気持ちになる。見ている方にもそのエネルギッシュな感じが伝われば」と話してくれた。

今年5回目を迎える同公演。公演の思い出について聞かれると、小倉は「前々回だったかな、カーテンコールでお客様の拍手が鳴り止まず、僕がつい『もう一回やります!』と言ってしまい、もう10分同じダンスをしたんですよ(笑)そうしたらステージが終わったあと、僕は平気だったんだけど、周りの若い出演者は倒れこんじゃって・・・『他の出演者のダンスは凄いけど、自分は大した踊りをやってないんだな」』そこで初めて気づきました(笑)」とエピソードを明かしてくれた。

「今回はギタリストの押尾コータローさんも舞台初出演なので、ステージ上で弾き語りをしてほしいですね。これまで以上に音楽的な要素が多いお芝居になると思います」(小倉)「これまで何十年もショービジネスの世界でお仕事させてもらってますが、こんなにリラックスしてお仕事に臨めるのは初めてなんです。それは小倉さんの人柄だと思うんですね。なので、これまでこのお芝居にいらっしゃった事がない方も構えずに来てもらって、この良い雰囲気を感じてもらえれば良いなと思います」(未唯mie)とそれぞれ見所を語ってくれた。

公演は8月6日(水)~17日(日)まで東京・シアターサンモールで開催。チケットは発売中。