横浜美術館は、大規模改修工事期間中に外部倉庫で保管していた14,000点を超えるコレクションを館内に搬入蔵置するため休館しておりましたが、11月1日より、一部の事業を再開します。

ギャラリー9 展示風景

ミュージアムショップ ロゴマーク

カフェ 商品イメージ

 大規模改修工事により新設されたギャラリー8ギャラリー9にて、横浜美術館コレクション展を開催します。また、美術図書室ミュージアムショップカフェがリニューアルオープンします。これらの施設は、より自由でひらかれた無料のエリア、「じゆうエリア」の一部として、みなさまをお迎えします。
 さらに、長らくお待たせしておりました子どものアトリエ市民のアトリエの活動も再開します。
これらの一部施設オープンにあわせて、アトリエならではのユニークなイベントも実施します。
 2025年2月8日の全館オープンに向けて、一足先にリニューアルする美術館をお楽しみいただきたく、ぜひこの機会にお越しください。
<2024年11月1日から事業を再開する施設一覧>

開館時間:10時~18時(入館は閉館の30分前まで) 休館日:木曜日、12/29(日)~2025.1/3(金)
※レクチャーホール2025年2月利用分の受付を11月1日より開始します。
施設詳細
■ギャラリー8[じゆうエリア=入場無料]
横浜美術館コレクション展
ひっくり返す・ひっくり返る

クリスチャン・ヤンコフスキー《彫刻ヘッド・マッサージ》(「マッサージ・マスターズ」より)2017年 インクジェット・プリント 101.5 x 152.5 cm 横浜美術館蔵 (C) Christian Jankowski, Massage Masters, 2017

上下左右を逆転したり、白黒を入れ替えたり、巨大なものを極小に、カチコチのものをふわふわに・・・してしまったら? 頭のなかがひっくり返って、身の回りのできごともまったく違って見えてくるかもしれません。自分とは異なる考えかた、自分では知らなかったことが、世界には満ちあふれている!という発見、そこから広がる新しい世界観―美術館体験の原点ともいえる驚きや喜びへの誘いとして、なにかをちょっぴり “ひっくり返した” 作品たちをご紹介します。


■ギャラリー9[じゆうエリア=入場無料]
横浜美術館コレクション展
ガラスとひかり

スタニスラフ・リベンスキー/ヤロスラヴァ・ブリフトヴァ 《アーチ雲》1991年 ガラス、鋳造 76.0 x 100.0 x 10.0 cm 横浜美術館蔵

大規模改修で新設したガラス張りの展示室。陽の光が射しこみ、外の景色も見わたせる、開放的な空間に、ガラスのコレクションを並べてみました。
自然光を透かした作品の見映えは、横浜美術館の学芸員でさえ、思わず「おお!」と声をあげてしまうほど。朝に、夕べに、展示室の中から、外から、と、ガラスたちはさまざまに表情を変えていくことでしょう。散歩や買い物のついでにふと立ち寄ってみようかなと思いだす、そんなスポットになれたら嬉しいです。


■美術図書室[じゆうエリア=入場無料]
休館前の「美術情報センター」が地上階へ移り、明るい光がそそぎこむ新しいスペースに生まれ変わります。24万冊を超える国内外の展覧会カタログや専門書、雑誌と映像資料を所蔵し、どなたでも無料でご利用いただけます。


■ミュージアムショップ「MYNATE」[じゆうエリア=入場無料]

ミュージアムショップ 商品イメージ

「MY」=「私(たち)の」と「NATE」=「生まれる(ラテン語)」を組み合わせた造語で、『ミナト』と読みます。コンセプトは「地域の文化と本のあるお店」です。横浜美術館のオリジナルグッズや、横浜市内で活躍する作家や企業、クリエーターの商品、地域色に富んだ様々な商品をセレクトし、横浜の文化を楽しんでいただけるショップです。展覧会に合わせた商品展開も見逃せません。
運営会社:株式会社と

■カフェ「馬車道十番館 横浜美術館 喫茶室」[じゆうエリア=入場無料]

カフェ 商品イメージ

馬車道にある本店と同じケーキやデザート、軽食、ドリンクを味わいながらゆったりと時間を過ごせるカフェです。横浜土産としても人気の「ビスカウト」の販売もあります。一部テイクアウトも可能ですので、屋外のテーブルで公園を眺めながらコーヒーを味わうのもおすすめです。
運営会社:株式会社横浜十番館

■子どものアトリエ
未就学児から12歳までの児童を対象とした、体験を通して美術に出会う専門施設。学校のためのプログラム、個人向けの造形や鑑賞のプログラムを開催。主にプレイルーム、クラフトルーム、光と音のスタジオの3部屋と中庭で活動をしています。活動再開にあたっての一般公開や、各イベント詳細はこちら

■市民のアトリエ
12歳以上の方を対象に<つくる>ことを通して美術に親しむ専門施設。平面室、立体室、版画室の3室でアーティストやエデュケーターによる様々なプログラムを開催しています。活動再開にあたっての一般公開や、各イベント詳細はこちら


次回企画展

※2025年2月8日から全館オープンとなります。

横浜美術館リニューアルオープン記念
おかえり、ヨコハマ
2025年2月8日(土)―6月2日(月)

ルネ・マグリット《王様の美術館》1966年 油彩、カンヴァス 130.0 × 89.0 cm 横浜美術館蔵

開港以前にこの地に住んだ人びと。歴史の中で姿が見えづらくなった人びと。この展覧会は、こうした知られざる多様なヨコハマの姿に光を当てます。当館のコレクションを活用し、またアーティストへの新作依頼も行います。
タイトルには、約3年の工事休館を経て「横浜美術館が帰ってきた」という意味と、「生きた時代や生まれた地域を問わず、横浜に関わるすべての人を『おかえり』といって迎え入れたい」という願いを込めています。
詳細を見る

教育普及関連イベント

●活動再開だよ!ぐるりアトリエ見学会
美術と人々をつなぐ創造の場として、1989年の開館より長く親しまれてきた横浜美術館の「子どものアトリエ」「市民のアトリエ」が、大規模改修工事を経て11月より各種プログラムをスタートします。
活動再開にあたり、広く皆さまにアトリエを見て、知って、ちょっと体験していただく三日間の一般公開を行います。ご家族やグループで、またお一人でも、お気軽に自由なペースでご覧ください。


子どものアトリエ
日程:2024年11月1日(金)、2日(土)、3日(日・祝)
時間:各日10時30分~16時
会場:横浜美術館 子どものアトリエ、市民のアトリエ
対象:どなたでも ※小学生以下は保護者同伴での入場
参加費:無料、事前申込不要




<見学おすすめポイント>
・三日間に限り、どちらのアトリエも見学できます。
・アトリエ担当エデュケーターが各室の特徴をご紹介します。
・アーティストによるデモンストレーションとともに様々な画材や道具をご覧いただけます。
・アトリエならではのフォトスポットやデッサンなどを体験できるコーナーもご用意しています。
・公開中は何度でもご見学いただけます。
※詳しい内容やスケジュールは10月中旬公開予定。





日本画の道具

●新しくなった横浜美術館を紹介!「お披露目ガイドツアー」
横浜美術館のエデュケーターがガイド役となり、美術館内の無料観覧エリアの作品と建物をご紹介します。新設された自然光の美しいギャラリーやリニューアルしてアクセスしやすくなった美術図書室、
ゆっくりとくつろげるカフェなど、新しくなった横浜美術館をたっぷりご案内します。お気軽にご参加ください。

これまでのガイドツアーの様子 撮影:大野隆介 写真提供:横浜トリエンナーレ組織委員会
日程:2024年11月1日(金)、2日(土)、3日(日・祝)
時間:各日10時30分~11時30分、14時~15時
会場:横浜美術館
集合場所:公園口(メインエントランス)前
対象:どなたでも
参加費:無料、事前申込不要




※11月から再開する教育普及プログラムの詳細情報・お申込み方法はこちら






横浜美術館

横浜美術館は、1989年11月3日横浜・みなとみらいに開館しました。

日本のモダニズム建築の巨匠と称される建築家・丹下健三が設計した迫力のあるシンメトリーな外観と、吹き抜けの開放的なグランドギャラリーが特徴の当館は、9つの展示室のほか、24万冊を超える蔵書がある美術図書室、多彩なワークショップを行うアトリエなども揃う、国内でも有数の規模を誇る美術館です。国際的な港町、横浜にふさわしい美術館として、開港以降の近・現代美術を幅広く鑑賞していただけるほか、年間を通じて、約1万4千点の所蔵品からテーマごとに展示を行うコレクション展、多彩な企画展を開催しています。

横浜の街が育んできた歴史と、発展し続けるみなとみらい21地区の息吹を感じながら、横浜美術館で充実した時をお過ごしください。

https://yokohama.art.museum/
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