激安スマホプランが続々登場 2000円代も!
最近では通信回線網を借り受けて割安なプランを提供する通信事業者が増えています(MVNOという仕組み)。あまりなじみがない通信業者であっても、実はdocomoの回線だったりします。
こうしたMVNOの業者はSIMカード(携帯電話やスマホの中に入っている小さな通信カード)だけを提供するので、自由に端末を選べるのがおもしろいのですが、端末選びが大変だというのも悩みでした。
そこで最近増えているのが「MVNOのSIMカード+スマホ端末」のセットで提供される格安スマホプランです。
イオンやビックカメラが先行していますが、ヨドバシカメラも参入を表明するなど、話題になっています。しかも、イオンの「イオンスマホ」(7/4発売)では、月額2138円(税込み。通話料は別)に基本通信料と端末費が入っているのですから驚きです。税金がかかる前だと、なんと1980円と2000円を切っています。
ビックカメラだと「格安スマートフォン第3弾」として、月額2272円(税込み)で通信のみの契約プランがあり、高速回線(LTE)が利用できます(毎月1Gまで)。
ここにヨドバシカメラも参入、月額2051円(音声通話あり。通話料は別。高速回線1Gまで)で利用できるプランを出してきました(7/10より発売)。ただし端末は14,430円、20,760円24,160円の端末から選んで購入します(こちらは10%ポイントがつく)。
3000円を切ってくれば、これは従来の半額以下と言うこと! ただし、利用に当たっては注意も必要です。
激安プランの4つの注意点
スマホの格安プランには注意点がいくつかあります。大きく4つにまとめて紹介します。
●注意1)Androidが原則
これらの格安プランのすべてはiPhoneではありません。Androidスマホになります。
iPhoneで格安にしたい場合、SIMフリーのiPhoneを買ってSIMカードだけを購入します。カードだけだと月額1000円プランもあるのですがSIMフリーiPhoneが月額3000円相当(2年使うとして)だったりするので、なかなか割安にならなかったりします。
●注意2)通信量や通信速度に制限
契約条件をしっかり見て欲しいのですが、3G回線のみのプラン(イオンは通信速度が最大14M)だったりしますし、ビックカメラ等も高速回線(LTE)が利用できても月額1Gまでのように利用制限を掛けていることがほとんどです。高速データ通信の料金オプションを外すと安いのですがスピードは0.2Mということもあります。
SNSをばりばり使うとか、YouTubeをしょっちゅう見るという人は通信量がたくさんかかります。自分の利用シーンと利用通信量に見合ったプランにしておかなければ、割安がむしろストレスになる恐れもありますので、注意が必要です。