奨学金の代理返還によって、持続可能な就学・就職サイクルをリデザインする




株式会社アクティブ アンド カンパニー(本社:東京都千代田区/代表取締役社長 兼CEO:大野
順也)は、当社の奨学金返済支援サービス「奨学金バンク」に関して、この度、2024 年度グッド
デザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞したことをお知らせいたします。
「奨学金バンク」では、弊社の人材紹介プラットフォームを通じて就職された方の奨学金返還を支
援しており、現在約130 社に参画いただいております。この「奨学金問題」解決の糸口となりうる
画期的なシステムについて、これまでの奨学金の仕組みそのものをリデザインした点が評価され、こ
の度「グッドデザイン賞」を受賞いたしました。



【受賞理由(審査委員の評価)】
本サービスは、日本の若者の奨学金債務負担の増加に取り組む先見性のあるサービスである。教育
費の増大や返済のプレッシャーが個人や専門家の成長を阻害している中で、このサービスは3 年間
にわたり月額1 万円の支援を行うことにより、本当に必要な救済を提供する。この新しい試みによ
り利用者は経済的な自由を手に入れ、新たな挑戦、キャリア開発、結婚や子どもをもうけることな
ど、負債によってたびたび妨げられる人生の重要な変化を探求できるようになる。安定性とチャンス
に焦点を当てたこの設計は、若者が積極的に将来を形作り、社会の成長と幸福に貢献できることを保
証する。

▼「奨学金の仕組み」のリデザインが必要な理由とは
日本における奨学金は、旧来、優秀な人材育成の一環として、1943 年(昭和18 年)に閣議決定さ
れ、重要な国の事業として創設されました。奨学金制度は優秀な人材づくりに寄与してきましたが、
時代の変化に伴い、学校の在り方は昭和初期とは大幅に変化しています。大学進学の一般化や学費の
上昇を背景に、1990 年代半ばまでは全大学生の20%程度であった奨学金利用者は、2020 年には
49.6%にまで増加しています。
企業が大卒人材の採用を前提とすることにより、高等教育を受けたこと自体は、必ずしも高収入に
は繋がりません。1990 年代から平均年収は減少~横ばい傾向にあり、奨学金返還が困難という問
題は広く一般化しました。
奨学生の大学卒業時の平均借入総額は約320 万円、平均返還年数は約15 年となっており、就職
先にかかわらず、卒業後すぐに大きな返還負担を強いられるのが、この国の若者の現実です。
この返還負担が、若手人材の更なる就学や起業などへのチャレンジを妨げているだけでなく、結婚
や出産といったライフステージの変化にも積極的になれない原因になっており、残念ながら一部の自
己破産者を生んでいる実態もあります。
奨学金は、日本における育英のしくみという観点から考えると、個人や家庭の生活基盤に対する解
決策(学費支援)なのではなく、社会全体で解決するべき課題であり、日本における国家事業といえ
ます。社会環境や経済環境の変化に伴って発生している「奨学金問題」には、国や自治体の政策だけ
でなく、民間企業も巻き込んだ持続可能な解決が必要と、私たちは考えております。

▼「奨学金バンク」サービスサイト
https://shogakukinbank.jp/

▼支援企業(承諾企業のみ抜粋)
「奨学金バンク」では、本取り組みに賛同・参画いただける企業を募集しております。まずはお気
軽にお問い合わせください。



■グッドデザイン賞とは
1957 年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「G マーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
https://www.g-mark.org/

【株式会社アクティブ アンド カンパニーについて】
会社名:株式会社アクティブ アンド カンパニー
所在地:東京都千代田区九段南3-8-11 飛栄九段ビル5F
代表者:代表取締役社長 兼 CEO 大野 順也
設立年:2006 年1 月5 日
資本金:5,000 万円(資本準備金 8,305 万円)
主事業:組織活性化コンサルティング業(組織・人事コンサルティング業)、クラウドサービス事業
URL:http://www.aand.co.jp/
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