いのちの尊さと世界の課題を考え、市民として何ができるのか。本田徹の志と共に、いのちを守るための取り組みが広がる未来を共に考えましょう。




「特定非営利活動法人 シェア=国際保健協力市民の会」は、2024年11月23日(土)に、前シェア代表理事の本田徹氏を迎え、東京で対面イベントを開催します。「福島発のメッセージ:本田徹と共に見つめるいのちの格差と世界の課題」は、本田氏の活動や世界情勢を通じ、いのちの格差やSDGsについて考察し、誰一人取り残さない社会構築に向けた行動を共に考える機会です。是非ご参加ください。

本イベントには、本田徹氏がスピーカーとして登壇します。本田氏は、1983年にシェア=国際保健協力市民の会が設立された際からのメンバーであり、昨年まで代表理事を務めていました。現在は福島県相馬郡飯舘村にあるいいたてクリニックで、村唯一の常勤医として働いています。本田氏は半世紀以上にわたり日本と海外で活動しており、福島第一原子力発電所事故後、避難を強いられた飯舘村に移住しました。高齢化率が6割を超える飯舘村で、地域医療に取り組む中で、患者ひとりひとりを尊重し、寄り添っています。医療人材の不足や資源の制約の中で、本田氏は医療者だけでなく他の職業の人々と協力し、地域の人々の生活と健康を支援しています。

世界規模では、コロナ禍により社会の格差が拡大し、戦争や疾病、飢餓によって多くの命が失われています。気候変動による災害の増加も深刻です。しかしながら、基本的な保健医療サービスの提供が不十分な人々が未だに存在しています。SDGsに掲げられた「誰一人取り残さない」社会を実現することは可能なのでしょうか。福島の震災から13年が経ち、シェア=国際保健協力市民の会が育てる「いのちを守る人」を通じて、いのちの格差や世界の課題について考察します。現在の日本と世界情勢を踏まえ、誰一人取り残さない社会の構築に向けて、市民社会としてどのように行動すべきかを共に考えます。是非ご参加ください。

***概要***

■日時:2024年11月23日(土)14:00-16:00(13:45より受付)
■場所:入谷区民館 4階 多目的ホール(東京都台東区入谷1丁目15番6号)
■定員:80名 (先着順)
■スピーカー:本田 徹(ほんだ とおる)シェア=国際保健協力市民の会 理事/いいたてクリニック医師
■参加費:一般 1,000円 学生無料
 
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【スピーカー 本田 徹 紹介】
〇1947年生まれ。内科医。北海道大学医学部卒業。
〇1977年に青年海外協力隊の医師隊員として、チュニジアに派遣される。帰国後は長野県佐久総合病院で農村医学を学び、日産厚生会玉川病院、堀切中央病院、浅草病院山谷地区などで地域医療に従事。1991年タイ国に留学、プライマリ・ヘルス・ケアを学ぶ。2019年より福島県双葉郡広野町の高野病院にて勤務後、2022年飯館村いいたてクリニックにて村在住の唯一の常勤医として着任。
〇1983年シェア設立当初からのメンバー。昨年共同代表理事を退任し、現在は理事として関わる。1984年からは東京都台東区山谷地区にて医療ボランティアとして生活困難者への無料診療を行っている。
〇著書「世界の医療の現場からープライマリ・ヘルス・ケアとSDGsの社会をー」(連合出版)、「人は必ず老いる。その時誰がケアをするのか。」(角川学芸出版)、「文明の十字路からー一医師のアラブ=チュニジア記」(連合出版)、デビッド・ワーナー著 、 「医者のいないところで」(共同編訳。シェア刊)等。
 
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■主催:特定非営利活動法人シェア=国際保健協力市民の会 https://share.or.jp
■お問い合わせ先:info@share.or.jp (メールにてお問合せください)

【シェア=国際保健協力市民の会とは】
シェアは、健康で平和な世界を全ての人とわかちあう(シェア)ために、草の根の立場から行動を起こした医師・看護師・学生等が中心になり、1983年に結成された国際保健NGOです。私たちはすべての人が心身ともに健康に暮らせる社会を目指し、“いのちを守る人を育てる”保健医療支援活動を、カンボジア、東ティモール、日本で進めています。
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