20以上の台湾ブランドが登場


「台北ファッションウィーク2025春夏」では13のブランドがファッションショーを行いました。左から#DUMUR、CHOW des HOMME、WANGLILING、HANSEN ATELIER、GIOIA PAN 、JENN LEE、Story Wear、Seivson 、Dleet 、Yenline、Liyu Tsai 、DANIEL WONG、INF。


中華民国台湾の文化部(文化庁)主催の台北ファッションウィーク2025春夏が閉幕しました。今シーズンは「台湾タイプファッション図鑑」をテーマに、台湾の人々のファッションや文化的センスを発見しました。

今シーズンは20以上のブランドが登場しました。6ブランドがIPとのクロスオーバーとなったオープニング・ファッションショー、13ブランドが単独ブランドファッションショー、6ブランドが音楽とのクロスオーバーファッションショーに登場しました。

- オープニングファッションショーの映像はこちら(Youtube):







今シーズン参加ブランド(アルファベット順) ●はオープニングショー参加ブランド
#DAMUR (●) 、67ARROW (●)、ALLENKO3 、BOB Jian 、CHIA 、CHOW des HOMME Claudia Wang、Daniel Wong、Dleet 、DYCTEAM (●)、 GIOIA PAN、 HANSEN ATELIER 、 INF 、 JENN LEE JUST IN XX、Liyu Tsai、 PCES、 RAY CHU (●) 、 Seivson 、 Story Wear (●) 、TANGTSUNGCHIEN (●) 、WANGLILING、 Yenline

今シーズンのショーには多くの著名人が参加しました。国際メディアの注目を集めたオリンピック金メダリスト、ボクシングの林郁婷(リン・ユーティン)選手は、今シーズンのメインビジュアルを務めたほか、初めてランウェイにも登場。GIOIA PANのゲストモデルを務めました。また日本のタレント、三上悠亜氏も台湾を訪れ、東京ファッションウィークに参加したSeivsonの新作コラボ発表会に参加しました。


林郁婷選手は、CHOW des HOMMEを身につけ、台北ファッションウィーク2025春夏「台湾タイプファッション図鑑」オープニングショーに出席しました。


台北ファッションウィークに出席した日本人タレント、三上悠亜氏(右)と、Seivsonのデザイナー、申子芹氏(左)。


今シーズン注目のブランド
ジェンダーについて考える


Seivson(セイヴソン)今シーズンは「TRACES 痕跡」をテーマに、女性の成長過程を探求し、女性には常識を覆し打ち破る力があることを強調しました。デザインはクラシックなトレンチコートのシルエットを再構築し、またさまざまなプリーツ技術をジャケットやスカートに取り入れました。女性の優雅さや強靭性を示しました。





#DAMUR(ダムアー)#DAMURの2025春夏コレクションは、ジェンダーに対する固定観念を再構築し、自己認識を強調することで、男性、女性の伝統的なイメージを再定義することを目指しました。デザインでは、カットアウトや波状のパターン、多層構造を取り入れ、ジェンダーレスファッションの可能性を表現しました。



主体性の強調、青春の勇敢な精神


JENN LEE(ジェン リー)今シーズンは「青春の響き」をテーマに、子どもの頃の無邪気で直感的な創造力からインスピレーションを得ました。実際に紙をくしゃくしゃにすることで有機的な形やシルエットがデザインの基礎として浮かび上がりました。さらに頭部に鍼灸を施したモデルと、フレンチ刺繍のヘッドアクセサリーを組み合わせることで、ブランド独自の青春の反骨精神とアバンギャルドな美学を表現しました。





CHOW des HOMME(チョウデオン)Z世代の反骨精神や若者文化のインスピレーションの源としているCHOW des HOMME。今シーズンは「見えない犠牲者Invisible Victims」というテーマのもと、偽りの自由社会の中での犠牲者を浮き彫りにし、誹謗中傷に苦しんだり自分を見失ってしまった人々に焦点を当てました。





Daniel Wong(ダニエル・ウォン)今シーズンは「極限突破」をテーマにコカコーラと手を組み、ポップアートとレトロスタイルを融合させた視覚的な饗宴となりました。今回のコラボレーションでは未来のテクノロジーを取り入れ、ストリートスタイルをゴルフウェアに融合させています。3Dカットと流線型のデザインを活用し、服飾の未来を感じさせました。



衣服の多様性を遊ぶ


Dleet(ディリート)新コレクションのテーマは「After The Party」。衣服のねじれやディテールがかすかな倦怠感と解放的な緊張感を漂わせています。シンプルな白黒の配色に独特なディテールを加えることで、実用性と多様性を兼ね備えたデザインとなっています。




トートバッグになるTシャツ
INF(アイ エヌ エフ)今シーズンの「K-U-O-W-E-I」コレクションは、デザイナーである郭瑋氏の脳のCT写真をプリントにしています。また数点の「マルチウェイ」アイテムを発表し、10秒でトップスに変身するトートバッグなど、ウェアの多様性と持続可能なファッションを呼応させました。



持続可能なファッションを重視


Story Wear(ストーリーウェア)新たにアップグレードされたコレクション【ONE】と大稲埕の凱恩オーダーメイドテーラーとのコラボレーションは、オーダーメイド用生地を使用し、アニメ監督である王登鈺(フィッシュ・ワン)氏のIPコラボストーリーをデザインに取り入れ、サステナブルファッションの信念を強調しました。



自然な美しさからのインスピレーション


ゲストモデル:林郁婷(リン・ユーティ)
GIOIA PAN(ジョイア パン)ニット‧コレクションで有名なGIOIA PANの新コレクション「時空跡影」は、自然の地形や石の彫刻からインスピレーションを受けました。立体的な質感と色彩のレイヤーを巧みに表現し、人の心を動かす時空のシルエットを表現しています。





WANGLILING(ワンリーリン)今シーズンは万物シリーズの第二弾で、ブランドの特徴である「光」を用いて、ブラックホール、星、月、神龍などを解釈しました。服飾の新素材を巧みに使用し、自然界の特徴を表現し、環境の持続可能な美しさを伝えています。





Liyu Tsai (リーユー ツァイ)太陽と月、理性と感性の自己対話、感情や価値観を衣服を通して表現します。柔らかなカッティングと流れるようなラインで、神秘的で詩的な雰囲気を表現し、人本来の美しさを探求しました。



東洋の要素をベースに


HANSEN ATELIER(ハンセン アトリエ)今シーズンのコレクションは、母親の故郷である中国、安徽省の建築、鉄画、そして江南の水辺の風景を取り入れました。プリントや刺繍の技術を通して、ブランドが追求する「新東方」の美学を見事に表現しました。





Yenline(イェンリン)今シーズンは、音楽と太極拳を組み合わせた「太極 心の旅」ショーを発表しました。台湾の国鳥ヤマムスメのトーテムや刺繍をメインカラーとし宜蘭の植物で染色した、まったく新しい特徴的な「スローファッション」スタイルとなりました。



台北ファッションウィークSS25 開催概要
● 会期:2024年10月17日(木)ー10月22日(火)
● 公式会場:松山文創園区(Songshan Cultural and Creative Park)
● 主催:行政院文化部
● プロデュース:台湾コンデ・ナストグループ CNX Taiwan
● 公式サイト:https://tpefw.com/
● Facebook: @tpefashionweek | Instagram:@tpe.fashionweek| Threads:@tpe.fashionweek
● YouTube:https://www.youtube.com/@taipeifashionweek4596
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