2025年1月（予定）から「スマホ用電子証明書」（Android）に対応
国税庁は、納税者の利便性向上のため「e-Tax」の改修を進めているが、2025年1月から個人向けに四つの新機能を追加すると告知した。
一部のAndroid端末で使える「スマホ用電子証明書」に対応
従来はe-Tax送信時にマイナンバーカードをスマートフォン（スマホ）で読み取る必要があったが、25年1月（予定）に「スマホ用電子証明書」に対応し、「スマホ用電子証明書」搭載スマホなら、マイナンバーカードを読み取ることなく、申告書の作成・e-Tax送信ができるようになる。また、利用者証明用電子証明書に設定したパスワードの代わりに、端末の生体認証などを利用できるようになる。
「スマホ用電子証明書」は、Android搭載の対応機種でのみ利用できる。iOSを搭載するiPhoneについては、デジタル庁が進めている、25年春のスマホ用電子証明書搭載サービスの提供開始後に順次対応する予定。
同じく26年1月（予定）に、マイページの「各税目に関する情報」を拡充。マイページに「各税目に関する情報」に「贈与税関係」を新たに追加し、過去にe-Taxで提出した贈与税申告書が参照可能になる。なお、申告書を表示するためには、マイナンバーカードでのログインが必要。
また、マイページの税務代理人への利用を拡大し、e-Tax上で納税者と「委任関係の登録」を行った税理士については、納税者のマイページで確認できる「各税目に関する情報」をはじめとする情報が参照可能になる。このほか、振替納税を開始する際の「預貯金口座振替依頼書兼納付書送付依頼書」の提出について、25年4月（予定）に、ゆうちょ銀行でもe-Taxのオンライン提出が可能になる予定。
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