成田国際空港株式会社と株式会社HYTEK(代表取締役 満永隆哉・道堂本丸/以下「HYTEK」という。)は、キャリーケースを題材とした、日本のアーティストによる企画展「キャリーアート展 / CARRY ART EXHIBITION」を開催します。7組の新進気鋭のアーティストそれぞれがキャリーケースをテーマに独自の表現手法で制作した作品を展示します。

 本展示は、当社による全社横断かつ持続的な共創の取り組みである『Narita Airport OPEN INNOVATION PROGRAM 2023』*の一環として2024年2月に行われた、次世代型エンターテインメント「DIGITAL LEGAL WALL」の実証実験に続く、当社とHYTEKのコラボレーション企画となります。
 HYTEKが本展示の総合プロデュースを行い、当社と共同でお客様に空港で過ごす時間を楽しんでいただく価値提供と日本の玄関口からの日本のアーティストの発信を目指します。
 また、11月5日(火)には、2024年2月に実施し好評だったデジタルスプレー技術を活用した「DIGITAL LEGAL WALL」のライブペイントも1日限りで実施いたします。
 出発までの時間をぜひお楽しみください。



※ 『Narita Airport OPEN INNOVATION PROGRAM 2023』について:下記参照
◯株式会社HYTEK





非言語の越境コンテンツが集積するテックエンターテインメントレーベル。 “HY”は人々を熱狂させるという俗語”HYPE”に、”TEK”は”TECHNOLOGY”の 略語として1990年代に米国の音楽プロデューサーが使用した俗称に由来。 世界に認知されていない「ハイテク」な技術を、クリエイティブとPRの力で「言語の壁を超えた」エンターテインメントコンテンツへと昇華し、その魅力を世界中へと発信する。設立後間もなく文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門にて審査員推薦作品に選出された他, ADAA Asia Digital Art Award, The Webby Awards, ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSなどを受賞し、イノベーション・デザイン・アート・広告の領域を超え国内外での評価を得ている。
Web:https://hytek.co.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/hytek_jp/
◯「キャリーアート展 / CARRY ART EXHIBITION」とは
「キャリーケース」とはスーツケースやトランクなど、車輪がついた小型バッグ類を示す和製英語です。「引き連れて持ち歩く」という機能面に着目した造語が多くの人々に使用され、日本で定着しました。車輪の発明から移動の概念は進化し、人類は空路をも利用するようになった現在。人々はキャリーケースと共に、飛行機で世界を飛び回り、様々な文化や思い出を持ち帰ってきました。本展示はキャリーケースを題材にした、日本のアーティスト達による作品が集う企画展です。日本の玄関口である成田空港にて、日本に訪れた人々がアートの体験や思い出を持ち帰り、そして日本の才能が世界へ飛び立つ機会の創出を目指します。
https://carryart.tokyo
◯「DIGITAL LEGAL WALL」とは
パリ、ニューヨーク、ベルリンなどアートが盛んな世界の各地では、アーティスト達が合法的に作品を描くことができる「リーガル・ウォール」と呼ばれる壁面が存在します。 「DIGITAL LEGAL WALL 」は、デジタル技術を用い、壁面にインクをつけることなくアートを描くことを可能にしたものです。「DIGITAL LEGAL WALL PROJECT」では、プロジェクションにより、通常は規制で描くことができない壁面への表現を可能にし、作品とそのプロセスもデジタルでアーカイブされます。過去描かれていた作品など時系列を超えた鑑賞を可能にするのと共に、描写ノウハウの継承にも寄与します。壁を超えて国を跨ぎ、遠隔地からの共同ライブペイントも可能です。デジタルデータの販売でアーティストの新たな収益源を作り出すことも期待されます。
◯参加アーティスト※50音順
・MPLUSPLUS
演出家、振付師、サウンドクリエイター、ロボティクスエンジニア、ハードウェア/ソフトウェアエンジニアなどの幅広い領域のクリエイターらによるクリエイティブ・チームとして2013 年に設立。独自の無線同期の安定性、音・映像・光を駆使した演出ノウハウを武器に、新たな表現や開発を行う。2022年、オリジナルプロダクトを使用したパフォーマンスでアメリカズ・ゴット・タレントシーズン17のセミファイナリストに。
・河崎海斗
広島県呉市生まれ。2024年東京芸術大学を卒業した後、現在は東京藝術大学大学院美術研究科工芸専攻鋳金で日本の伝統と技術を学び作品を制作し続けている。人と自然の調和をテーマに人の生み出す形と自然の生み出す変化を操り作品として生み出している。作品自体はただの生き物だがその背景には人の歴史と自然の無限な可能性を探求した深い意味が詰め込まれている。
・ Koichi Hashiguchi
Flower Artist / 華道家 / 華舞踏家 2016年よりLOYALTY FLOWERS 名義で “花“ 自身を新たな解釈とともに見つめ直すプロジェクトを始動。 自然の声を聞き分け、花の囀り、木々の叫び、大地の鼓動、風の便りを元に、目の前のエネルギーを昇華し、そこにスピリットを宿す力を持つ。主な展示会に日本茶を文脈に蟠竜寺にて発表した「茶酔」(2019) ,美術家渡邊慎二郎との共作「2020 Wardian case」(2020)など。
・島津冬樹
987年生まれ。多摩美術大学卒業後、広告代理店を経てアーティストへ。2009年の大学生在学中、家にあった段ボールで間に合わせの財布を作ったのがきっかけで段ボール財布を作り始める。 2018年自身を追ったドキュメンタリー映画『旅するダンボール』(監督:岡島龍介 / 配給:ピクチャーズデプト)が公開。SXSW(米)でのワールドプレミアを皮切りに日本でも全国ロードショー。著書として「段ボールはたからもの 偶然のアップサイクル」(柏書房) / 「段ボール財布の作り方」(ブティック社)がある。2023年度より横浜美術大学非常勤講師を務める。
・沼田 侑香
1992年生まれ、千葉県出身。東京藝術大学大学院を修了後、現代アーティストとして活動中。アイロンビーズを素材に絵画と立体の間の新次元を模索している。近年では初の美術館展示として水戸芸術館にて 「クリテリオム100」で発表。また「POSITIONS Berlin Art Fair 」に出展するなど国内外で活躍している。
・夢無子
夢無子は、自由でいるため、国も家も捨て、スーツケース一つで生きている。世界 70ヵ国以上を旅しながらアート活動を始める。その後、世界中話題になった「Kaguya by Gucci」などの広告、MV、映画などの撮影を手がける。 国内外多く受賞、時代の波に乗りながら、苦しみや残酷をエンタメに昇華し、写真、映像、インスタレーション、空間体験、表現の可能性を探し続けるビジュアルアーティストである。
・森田学
森田学は、グラフィティアートに影響を受けた現代アーティストで、独特のキャラクターを中心に絵画や立体作品を制作している。 作品はストリートの感覚を生かし、緊張感と生命力を力強く表現している。 大胆な色使いや構図が特徴で、観る者に強烈な印象を与える。
※『Narita Airport OPEN INNOVATION PROGRAM 2023』
 ~成田空港におけるオープンイノベーションの取り組みについて~
 成田空港は、空港が保有する空港内外のフィールド、世界各国・各都市を往来する旅客と航空機。それら豊富なリソースとパートナー企業のアイデアの共創で新たな事業の創出を目指すため、2023年6月にオープンイノベーションプラットフォームAUBAにて『Narita Airport OPEN INNOVATION PROGRAM 2023』※を始動し、その中のテーマの一つとして「旅客への新たな価値提供」を目指した事業について募集を行いました。
 本イベントはその採択事業の1つとして、株式会社HYTEKと共に進めて参ります。
 
 成田空港の旅客数は年間3,500万人を超え、ビジネス・レジャーなど様々な目的をもってご利用いただいております。これらのお客様に成田空港を快適にご利用いただけるよう、時代の流れに合った空間演出による利便性の更なる向上を目指し、今後もイベントや空間活用に取り組んで参ります。

https://eiicon.net/about/narita-airport2023/
(注)現在募集は終了しております。
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