多忙な子育ての中での食事作りの悩みは多岐にわたる。~主婦の友社「日々の子どものための食事作り」に関する意識調査~

株式会社主婦の友社は、子どもが喜んで食べて、やり抜く力、生き抜く力を育むレシピを集めた本『みきママ やり抜きごはん』(2024年11月13日発売)の刊行に際して、現在、子育て中の人と、かつて子育てをしてきた人を対象に、「日々の子どものための食事作り」についてのアンケート調査を実施。20~70代の男女224人から回答を得ました。



調査概要


□ 内容:「日々の子どものための食事作り」に関する意識調査
□ 調査期間:2024年7月5日(金)~ 7月21日(日) 計17日間
□ 調査方法:主婦の友社の会員コミュニティ「@主婦の友」会員ほか、オープンアンケート
□ 回答者:20~70代の男女224名(女性207名、男性17名)

サマリー


「子どものための食事作り」で悩んでいるのは77%悩みのトップ2は「必要な栄養素が摂れているか、バランスはいいか」と、好き嫌いや少食で「食べないこと」
◆「献立を決めるのに悩む」と言う人は約8割。一番多い理由は「必要な栄養素を確保するのが難しい」こと。
◆自分が作る食事に自信がある人はたったの3割。約7割は「自信がない」「どちらともいえない」と回答。自信がない理由1位は「作る時間がなく簡単な食事ばかりだから」、2位は「栄養の知識を十分に持っていないから」。
◆半数以上の人が「バランスの取れた食事にする」「手作りする」など、栄養面で子どもによい食事をつくろうと日々工夫している
◆子どものために夕飯を作っても、一緒に食べない日がある人が24%まったく一緒に食べない人も10%いる。その理由は様々で、多忙で夕飯を作るものの子ども優先で先に食べさせていたり、子どもが塾や部活で不在、親が仕事で帰りが遅いなど、子どもの年齢が上がれば上がるほど一緒に食べることが難しくなることがわかった。
作ったタイミングで子どもが食べられない場合、ただでさえ子どもの好き嫌いで「食べる」料理が限られているのに、さらに冷めてもおいしい料理となると、作るレシピの種類が限られてしまうことが想定され、レシピ不足の状態で悩んでいると思われる。
「食事を作ること、食べさせること」「健康管理」は、子どもの年齢に関係なく子育て中はどの年代の親にとってもずっと大変なこと。乳児期を終えるとすぐに「食事」「健康管理」以外にも「習い事」や「勉強」などあらゆることに関心が広がって、さらに大変だと思うことが増える。

77%の人が「子どものための食事作り」で悩んでいる。「必要な栄養が摂れているか」「栄養バランスがいいか」という、栄養に関することが一番の悩み。


Q1. 普段、「子どものための食事作り」で悩みはありますか?
「はい」(77%)と、約8割の人が悩んでいると回答。


Q2. 普段の「子どものための食事作り」での悩みをお答えください。
2大悩みは、「栄養」に関することと、「食べないこと」。 「必要な栄養が摂れているか」(15%)、「栄養バランスがいいか」(15%)、次いで「偏食・好き嫌いで食べない」(12%)、「少食で食べない」(10%)。他にも、「家族全員が満足するレパートリーの少なさ」や「大人用と子ども用を作るのが大変で悩んでいる」など悩みは多岐にわたった。


子どもが食事を食べてくれないとモチベーションが下がり、マイナス感情になる。


Q3. 前問で思うように子どもが食べてくれない悩みがある人に質問です。その時の料理を作るモチベーションやあなたの気持ちをお答えください。
1位は「おいしくないのかと自信がなくなる」(28%)、 2位に「ちゃんと栄養が摂れてないので心配になる」(19%)と続き、「作る気力がなくなる」「がっかりする」「悲しくなる」「怒りを覚える」といったマイナス感情も並ぶ結果に。


献立決めで悩んでいる人は、約8割。必要な栄養素を確保するレパートリーの少なさに悩んでいる人が多い。


Q4. 普段、献立決めに関する悩みはありますか?
「はい」(79%)と、約8割の人が悩んでいると回答。


Q5. 前問で「はい」と答えた人に質問です。 具体的にどのような悩みがありますか?
24%の人が「必要な栄養素の確保」が難しいと回答。つづいて、「家族みんなの好みが違う」(21%)、「子どもの好きなメニューに偏りがち」(20%)など。年齢も好みも違う家族の食事の献立決めに悩んでいる様子がうかがえる。


約35%の人が一緒に夕食を食べないことがある


Q6. 普段子どもと一緒に夕食を食べていますか?
子どものために夕飯を作っても、一緒に食べない日がある人が24%、まったく一緒に食べない人も10%いる。


Q7. 前問で「いいえ」「一緒に食べる日と食べない日がある」と答えた人に質問です。一緒に食べられない・食べていない理由をお答えください。
回答者の74%は小学校高学年以上の子どもがいる親で、理由の1位は「子どもが塾や部活動、習い事で帰宅時間が遅い」(30%)で、塾弁を作っている人(7%)も。2位の「子どもとは別のタイミングで食べる」(25%)は、食事を作ったらまず子どもに食べさせてから、自分は食べられるタイミングで食べるなど、慌ただしい中、子どもの食事を最優先にしている様子がうかがえました。他、自分が仕事をしていて帰宅が遅くなるなど、子どもと食事時間を合わせられない人も20%いた。また、子どもが反抗期で一緒に食べていないという回答もあった。

料理が出来上がったタイミングで子どもが食べられない場合、麺料理は伸びてしまうし、焼いたものは固くなったり、揚げ物はしなびてしまったり・・・、「時間が経っても冷めてもおいしい」ごはんを作る必要が出てくる。ただでさえ子どもの好き嫌いで「食べる」料理が限られている中、作れるレシピが限定されてしまうため、より工夫が必要になることが想定できる。


自信をもって食事を作っている人はたったの3割程度。


Q8. 自分が作る食事について、あなたは自信がありますか?
自信がある人は33%にとどまった。


Q9. 前問で「いいえ」「どちらともいえない」と答えた人に質問です。理由を教えてください。
自信がない理由の1位「作る時間がなく簡単な食事ばかりだから」(29%)、2位「栄養の知識を十分に持っていないと思うから」(23%)と続く。他、レパートリーの限界を感じている(3%) という声も。


工夫していること1位は「バランスの取れた食事にする」という結果に。


Q10. 日々の子どものための食事作りで、工夫をしていることがあれば教えてください。
1位「バランスの取れた食事にする」(14%)、2位「なるべく手作りしている」(12%)、同率3位で「成長期に必要なたんぱく質を取り入れている」「色どりをよくする」「毎日規則正しい時間に食べる」(9%)という結果に。さまざまな工夫を続けている人が多い。 


Q11. 子育てで今大変だと思っていることがあれば、選択肢よりお答えください。
「食事を作ること、食べさせること」「健康管理」は、子どもの年齢に関係なく子育て中はずっと大変なこと。
乳児期を終えるとすぐに「食事」「健康管理」以外のあらゆることに関心がいき、大変だと思うようになる結果に。


食事作りの2大悩みは「栄養」「食べない」こと。


そんな悩みを解決!3人の子どもを育てながら、最近では大学に通って栄養学も本格的に学ぶみきママが提案するレシピ集。栄養がしっかり摂れてバランスも抜群!子どもが大好きなメニューばかりラインナップ。作る人思いの簡単レシピだから、毎日の食事作りがラクになります。
新刊『みきママ やり抜きごはん』https://www.amazon.co.jp/dp/407460003X)を11月13日(水)に発売します。

【子どもが大好き×たんぱく質のレシピ一例】

「鶏むねたらこパスタ風」… 安くて助かる鶏むね肉。バリエーションに悩んだら、このレシピ。子どもが大好きな「たらスパ」味だから、パクパク食べてくれます。成長に必要なたんぱく質が十分摂れます。

「豚こまピザ」… 豪快!パックの豚こま肉をそのままフライパンにイン!たっぷりのとろけるチーズでこんがり焼けば、ワンパンでできあがり!

「牛こまバーグのレタスバーガー」… カロリーが気になるお年頃でもOK!バンズのかわりにたっぷりのレタスで、しっかり食物繊維も取れます。

書誌情報



タイトル:みきママ やり抜きごはん
著者:みきママ
定価:1760円(税込)
発売日:2024年11月13日(水)
判型・ページ数:B5・112ページ
ISBN:978-4-07-460003-8
出版社:主婦の友社
【Amazon】https://www.amazon.co.jp/dp/407460003X
【楽天ブックス】https://books.rakuten.co.jp/rb/17976794/
※電子書籍も同時発売

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