ドラムの腕前も披露
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同ツアーのコンセプトは「愛」。昨年の「D'scover(ディスカバー)」ツアーを振り返り、「ファンの皆さんからのたくさんの愛を“発見”(=D'scover)したので、今年は僕から皆さんに“愛”(=D'slove)を送りたいです! 今スグ!」とD-LITE。歓声に沸く会場に向け、D-LITEは両手でハートを形作り、足で床を「ドンッ」と鳴らしながら、全身を使って会場にハートを飛ばして“愛”をプレゼント。会場はうれしい黄色い悲鳴に包まれた。

そして、オリコンデイリーランキング初日1位を記録した7月16日リリースの初オリジナル・アルバム『D'slove』から新曲『Rainy Rainy』と『醒めて、眠れ』を熱唱。今度は、新曲から一転、「僕が歌いたかったJ-POPを歌います!」と、いつかカバーしてみたかったという和田アキ子の名曲『古い日記』で力強いボーカルを聴かせる。ソウルフルかつパワフルな歌声で盛り上げると、1年前から腕を磨いてきたドラム演奏も披露。続けて、Mr.Childrenの『シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~』で、飛んで跳ねて大いに盛り上げた。

映像とバンドのジャムセッションを抜けると、会場のカン・デソン(D-LITEの本名)コールに導かれ、D-LITEはステージ上段からせり上がって登場。『WINGS』を伸び伸びと、まさに羽根を広げるように歌声を届ける。ちょっぴり切ない歌詞ながらも楽曲のもつ爽やかな空気で会場を包むと、今度は、『逢いたくていま』『ウソボンダ(Try Smiling)』で涙を誘う。歌詞の世界観を伝えるべく、逢えなくなった人への思いを、片思いする男性の心情を、全身で歌い上げるD-LITE。その歌声、姿は胸をふるわせる。そして、切ない空気で満たされた会場を、「歌いながら、1番一体感を感じられる曲です。美しい思い出を作りましょう」と、『夢の蕾』と『BABY DON'T CRY』でしっとりとした雰囲気へと変化させた。