ここまでのタクヤの言動を見てきて、「離婚原因は妻にある」とはとても思えません。

しかし、自分の非を認めるというのは、難しいものです。

今、タクヤは老後にひとりでいることへの漠然とした不安や寂しさを感じていて、「今まで家族のために働いてきたこと」だけを心の寄る辺として、自分を保とうとしているのかもしれません。

そんなとき、タクヤはふと元妻のことを思い出します。

サキコは今、どう生きているのでしょうか?

次回、最終回です!

バックナンバー