権威ある「京都グローバルデザインアワード」が、サカ美術館の持続可能性と社会的影響に重点を置いた革新的なデザインを評価


サカ美術館

バリ島、インドネシア - アヤナバリの革新的な文化拠点である「サカ美術館」が、島の豊かで生きた遺産の保護と促進に尽力している施設として、今年の“京都グローバルデザインアワード”でトップ100に選ばれました。自然環境との調和を重んじたプロジェクトに与えられる「環境デザイン」部門で受賞したNapp Studio & Architectsは、サカ美術館のインテリアデザインを手掛けています。この栄誉は、サカ美術館が米国『タイム』誌の「The World's Greatest Places of 2024 世界で最も素晴らしい場所」に選ばれてからわずか3か月後のことです。

京都グローバルデザインアワードは、多様なデザイン分野での卓越性を称え、美的センスと環境への配慮に優れたプロジェクトを評価する賞です。
香港を拠点とするNapp Studio & Architectsが手掛けたサカ美術館は、これまでで最大のプロジェクトであり、バリの独特な精神的かつ文化的な風景を最新の技術で表現しています。彼らが手掛けたインテリアデザインは、伝統的なバリ・ヒンドゥーの哲学やモチーフを表現し、現代的でありながら時代を超えた魅力を持ち、世代を超えた地元の人々および世界から来た来館者から共鳴を得ています。
共同創設者のアロン・ツァンとウェズリー・ホーは、バリ島では毎年恒例の、静寂の日であるニュピにインスピレーションを受けて、来訪者に静かで内省的な体験を提供しています。
美術館のロビーは、バリの夜空の星座を模した暗く控えめな照明の天井が特徴で、夕暮れ時には柔らかな光に移り変わり、3,000個のLEDライトが輝き始めます。この効果は、構造的要素や設備を巧みに隠すように配置されたグリッド状のライトによって実現されています。

サカ美術館ロビー。天井にはバリの夜空を模した照明が輝く


Napp Studio & Architectsコメント
Napp Studio & Architectsは、グレーの花崗岩の床材や火山岩など、地元の素材を最大限に活用することで、バリの自然環境との調和を図り、プロジェクトの環境への負荷を軽減し、地域社会との絆を強化しました。共同創設者は「私たちのデザインは、ニュピの本質を捉えることを目指し、照明、地元の素材、そして静かな内省を促すカラーパレットを用いて、固定された空間ではなく、個々の解釈に開かれた空間を形成しています」と述べています。
また、彼らは「私たちは、個々のコンセプトで多くの業界賞を受賞してきましたが、環境デザインでの受賞したのは今回が初めてです。これは、持続可能性と地域の要素を取り入れるアプローチが正しい方に向かっていることの証です」とも述べています。

サカ美術館学習センターでのバリ文化体験
一方、サカ美術館の学習センターは、保存活動家、アーティスト、研究者、学生のための貴重な資料とアーティファクトの拠点として、木製のチェストを思わせる暖かい色調でデザインされています。島内唯一の学習センターは、バリの文化的アイデンティティを称えるアヤナバリの使命を一層高め、現代的な環境における深い関与を促進します。

暖色系でデザインされた学習センター

京都グローバルデザインアワードでの受賞を受けて、サカ美術館ディレクターのジュディス・ボスナックは、Napp Studioが本質と環境意識に根ざした特別な文化体験の創造に感謝の意を示しました。
「サカ美術館は、バリにとって真に文化的な誇りとインスピレーションの場所となりました。Napp Studioの深く考え抜かれた熟練のデザインに感謝しています」また、「この受賞は、私たちサカ美術館チーム全体の創意工夫を称えるものであり、持続可能で、アクセスが可能な文化を学習する場の重要性を強調するものです」と彼女は続けました。
「サカ美術館が初年度から国際的に権威ある賞を受賞したことは、インドネシアの主要な文化機関としての重要性を証明しています。私たちは、他の人々にも革新的で包括的かつ持続可能なデザインを促していくと共に、来訪者がバリの過去・現在・未来に深く関与できる文化的な体験を提供できることを願っています。」

サカ美術館は、2025年1月に没入型のニュピ体験、バリの物質文化芸術に特化した遺産ギャラリー、ユネスコに認定されたスバック農業システムを探る展示、ニュピの儀式に関するエキスポジションがを含む新しい展示を公開する予定です。

京都デザインアワードHP https://www.kgd-a.org/
京都デザインアワード・サカ美術館の受賞詳細はこちら

■サカ美術館について
サカ美術館は、バリの創造的、精神的、哲学的な表現を祝う文化拠点です。広大な屋外と屋内スペースを備え、多彩な機会のための会場となっています。展示会、セミナー、学習センター、常設コレクションを通じて、バリ文化への好奇心を刺激し、より深い評価を育むとともに、インドネシアにおけるミュージアムのベストプラクティスの発展を支援します。この美術館は、アヤナがバリのコミュニティに貢献する取り組みの一環です。
サカ美術館HP https://www.sakamuseum.org/

■アヤナバリについて
アヤナバリは、バリ国際空港からわずか12キロの場所にあり、ジンバラン湾に面した1.3キロメートルの断崖絶壁の海岸線に位置しています。90ヘクタールのリゾート内には、受賞歴のある4つのホテルがあります。
アヤナ リゾート バリ クラシックなエレガンスと伝統的なバリの美学が融合した294の客室とスイート。各客室には大理石のバスルーム、家具付きバルコニーが備わり、コネクティングルームもあります。
アヤナ セガラ バリ 197室の客室とスイートは、伝説的なバリのアヤナ体験に現代的な屋内外のひねりを加えています。
アヤナ ヴィラズ バリ プライベートプランジプールと壮大な海を背景にした78棟の豪華なヴィラです。
リンバ by アヤナ バリ 全403室のファミリー向けリゾートです。

アヤナバリには、バリ初の純粋なレジデンシャルコミュニティであるアヤナレジデンスや、世界最大級のハイドロセラピー海水プールを含む53室のトリートメントルームを持つ受賞歴のあるアヤナスパ、インド洋の崖の上にあるスパオンザロックがあります。また、リゾート内には15の会議、イベント、および結婚式の会場、14の淡水プール(子供用プールおよび断崖の麓にある海水インフィニティオーシャンビーチプールを含む)、隠れ家的なビーチ、30のダイニング施設、ビジネスセンター、18ホールのパターゴルフ場、2つのテニスコート、ジョギングコース、3つのフィットネスセンター、2つのキッズクラブがあります。
アヤナバリHP https://www.ayana.com/ja/bali/
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