京都の老舗『麩嘉(ふうか)』の小ぶりの鯛焼きは、もっちもち。その正体は!?

年じゅうお正月のような賑わいを見せる、京都・錦市場。その西側の一角に店を構える『麩嘉 錦店』。『麩嘉』といえば、京都御所にも麩を献上してきた、生麩の老舗。人気の麩饅頭や季節を映した商品で麩の美味しさ、楽しさを教えてくれる名店だ。 創業年は不詳だが、御所に出入りするための手形から、少なくとも160年前には都で名の通った店であったことが窺える。そんな『麩嘉』の歴史のなかで2021年に新登場したのが、鯛焼き麩。

錦市場の喧騒のなかにあって、

「麩嘉 錦店」は落ち着いた佇まい。

丁寧に手焼きされる鯛焼きは、売切れ注意。

一つひとつ手焼きされる鯛焼き麩は、焼けた麩の香りがこうばしく、モチモチ。麩の中には、丹波大納言の粒餡が入り、小ぶりで上品な甘さながら満足度が高い。

平日や週末など、日によって個数は異なるが、限定数で用意される商品なので、売切れ注意。確実に食べたいときは、午前中にぜひ。

団子状の麩を型に入れて焼けば、

かわいらしい鯛焼き麩のできあがり。

『麩嘉 錦店』

住所/京都府京都市中京区錦小路通堺町角菊屋町534-1

※こちらの記事は、関西の食雑誌「あまから手帖」がお届けしています。

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