中国格安EC「Temu」が2位にランクイン

Appleは12月6日、iPhoneやiPad、Apple Arcadeで2024年に最も多くダウンロードされた無料アプリのランキング「APP STORE AWARDS」を発表。ランキングは、30以上の国と地域のユーザー向けにローカライズされたもの。1位はTikTok Lite、2位はTemu、3位はThreads、4位はマツキヨココカラ公式アプリ、5位は楽天ペイだった。

2024年にApp Storeで最もダウンロードされた

無料アプリのランキング

「日本市場への参入から1年での快挙」とコメント

注目は2位に入った中国格安EC「Temu(ティームー)」。9.8万件による評価で「4.3」のスコアを出している。

評価・レビューで「4.3」のスコア

ランキングの結果を受けて、Temuは「2023年7月の日本市場への参入から1年での快挙。手頃な価格の商品を求める消費者の需要の高まりを露わにしている」と発表した。

Temuは、中国のEC大手ピンドゥオドゥオを傘下に抱えるPDDホールディングスが、海外向けに展開している通販サイト。22年にアメリカでサービスを開始し、23年7月に日本でも事業を展開。現在、アメリカ大陸、ヨーロッパ、中東、アフリカ、アジア、オセアニアを含む80以上の市場でサービスを提供している。

<過去記事>

「TEMU」って大丈夫なサイト? シェア急拡大中の通販サイトを解説

https://www.bcnretail.com/market/detail/20240521_425655.html

24年8月から国内在庫でリードタイムは最短1営業日

工場直結型のビジネスモデルで、中間業者と関連コストを排除して格安の価格で製品を提供している。Appleの無料アプリで年間2位に入っているように、国内でもシェアを急激に伸ばしている。

24年6月には、日本でのサービス開始1周年を記念して、PayPayと提携したポイント還元キャンペーンを開催した。

また同年8月からは、日本国内倉庫オプションを導入。これにより国内倉庫に在庫を持つ商品を、出品者が物流管理する形で提供することで、配送は最短1営業日とスピーディーになり、取り扱い商品も大幅に拡大している。