新しもの好き
新発売の商品、新しくできたお店、新しいものに目がいくのは当たり前なのかも。なんとなく「一目惚れで、付き合っています」と言うのは「性格で選びました」より言いにくいですよね。
一目惚れは外見のみで判断しているわけですから、自分もまわりの人も、「これは錯覚だ」と思ったり「見た目で選ぶなんて……」と思ってしまいがち。盛り上がってもすぐ別れそうな雰囲気もします。
しかしそれは、偏見だったのです。
一目惚れの離婚率は低いというデータがあります。アメリカの「一目惚れ結婚したカップル」1500人の調査結果では、男性20%、女性10%以下の離婚率だったそうです。
「一目惚れ結婚」と聞けば、「深いところまで見ていない・勢いまかせ」のイメージがあったのですが、全く逆だったとは。
一目惚れはまず外見で惹かれ、その後知る内面の魅力で二度恋に落ちるのです。その際の内面の魅力はありきたりでも可。普通に優しく普通に明るいだけでも、一次審査合格後なら「やっぱりこの人はステキ!!思ってた通りの人!」となるからです。
こんな話がネット上にありました。
・十代→顔で選ぶ
・二十代前半→職業と顔で選ぶ
・二十代後半→経済力と人間性で選ぶ
・三十代→選べない
「顔で選ぶというのは人間としての経験の浅さを物語っており、精神的に子供の可能性が高い」
はたしてそうなんでしょうか。そうではなく、これは本能的なもの。
「美しい顔というのは健康であり、免疫力と生殖能力が高い。それが外見として表れている」という説があります。遺伝子を残す際に最も重視しなければならない事項を、美しい顔を手がかりに選んでいるわけです。
ここでいう好みのタイプ=万人ウケする美形 のことではありません。世の中はうまくできているもので、人によってそれぞれ好みのタイプが違います。一人に集中しないようになっているんですね。
ルックスが好みだと何でも許せます。変な表情もだらしない格好も、かわいい・カッコいい……!と思いませんか。恋の最中でも、だらしない格好を見た瞬間に「こんな人だったっけ?」とゲンナリすることがありますが、この違いはやはり「ルックスが好み」だからに尽きます。
それと、「どうしても会いたい、今すぐ会いたい!ギャー!ゴロンゴロン(転がる)」と相手を恋焦がれる場合は、ルックスがめちゃ好みのとき。
「会って確かめたい、好きな顔に癒されたい、好みの顔を見てすべてを忘れたい」なんでしょうね。
もう一つ。ルックス大好きな場合は、人前でも堂々とイチャイチャしたり、駆け寄って抱き合うようなドラマティックな展開も平気でしてしまいます。
外見が大好きな相手とおこす行動は他人に見られても恥ずかしくないのです。ロマンチックな雰囲気に浸っているため気にしていない場合もありますが。
しかし、それほど相手のルックスが好きでない場合は、派手なことがしたくないのです。