映画『50回目のファーストキス』の公開御礼舞台あいさつが11日、東京都内で行われ、出演者の山田孝之、長澤まさみが登壇した。
本作は、記憶が1日で消えてしまうヒロイン瑠衣(長澤)と、そんな彼女に一目ぼれした元プレーボーイの大輔(山田)の恋を描いた大人のラブストーリー。
上映後、観客の笑顔に迎えられた山田は「楽しんでもらえたようでよかった。梅雨の時期に入ったので、この天気のいい(ロケ地の)ハワイのカラッとした映像を、皆さんにも宣伝してほしい」と猛アピールした。
山田は、カンヌ映画祭で最高賞パルムドールを受賞した『万引き家族』が、8日の公開から大ヒットを記録していることが気になっている様子。「“カンヌのやつ”がえらいことになっているので、皆さんよろしくお願いします!」と懇願し、笑いを誘った。
長澤も「皆さんの力を借りて少しでもあの“カンヌのやつ”に追い付きたいです」と追随。山田から「(是枝裕和監督と『海街diary』で)一緒に仕事していたよね?」と突っ込まれると、「はい。大好きな監督なんですが、この映画も大好きなので…」と答え、はにかんだ。
この日は、映画の内容にちなみ、恋愛に関する街頭インタビューの模様が上映された。女性が「男ならもっとグイグイきてほしい」「口説かれたい」などと語る映像に続き、男性が「無理っす。誘えないです。草食ですね」と気弱に語る様子が映し出された。
これを見て、アドバイスを求められた山田は「ああいう女性は、絶対に断り方も雑なので相当男を傷つけている。男性が気合を入れるのでなく、女性がもっとケアしてあげないと。男だって弱い。ああいう女性が男たちをどんどん草食にしているのだと思う」と持論を展開させた。
長澤も「確かにさっきの女の子だとちょっと怒られそうで、男の子が勇気を出せない。受け入れてあげる余地も必要かな。私も割と強いほうなので女子の気持ちも分かるのですが、もうちょっと優しくなってあげたほうがいいのかも」と分析した。