本物は天然ではないと言い張る

では、本物の天然女はどう反応するか。彼女たちは「天然?どこが?」と自覚がないことがほとんどです。ある知人は「天然って言われるんだけど、納得できない」と、自分が天然だと言われる理由に見当がつかない、と20年近く言っています。

中には、天然ということばに憤慨する女性もいます。「私、天然なんかじゃないよっ」と憮然とする姿を見たら、本物の天然女として生き抜いてきた証です。

 

失礼なことを平気で言う

ここからは、天然女の困った特徴を書いていきます。「それ、言っちゃダメでしょ」という失礼なことを、平気で言ってしまいます。

例えば、太っていることを気にしているA子さんに「たぬきみたいでかわいいじゃないですかっ!!」と言う天然女Bちゃん。

Bちゃんには、太っているA子さんの体型が、たぬきのように見えて、本当にかわいいと思ったのだと思います。なぜなら、たぬき発言に続けて「無理なダイエットをして体を壊すのはよくない!」という力説もセットになっていたからです。

Bちゃんのことばを訳すと「そのままでも素敵なんだから、ダイエットなんてして体調を崩したらどうするの」です。言っていることは間違っていないし、悪気はないのですが、失礼です。でも、本人は大真面目に言っているので、周囲も困るのです。

 

タイミングが悪い

何事にも、いいタイミング、悪いタイミングがあります。天然女が、悪いタイミングにハマると、そこは地獄の空間と化します。

私が遭遇した、天然女のタイミングの悪さがよくわかるエピソードのひとつは、頭が禿げている人の話題を、禿げている人が目の前に来た時に始めてしまうというもの。それも、悪気がなく、天真爛漫な顔で楽しそうに話すので、注意する雰囲気でもなく、こう言っては何ですが、非常にタチが悪いのです。

そんな天然女のタイミングの悪さに、ハラハラ、ドキドキ、イライラしても、心臓に悪いだけです。天然はそのまま自然に振る舞ってもらい、放っておくのがベスト。他人のフリをするというのも、天然女が“やらかして”しまった時には、有効な対策です。