iCloud Driveは今はまだ使わないほうがいい

iCloudに新機能「iCloud Drive」が追加されました。

これはMacや他のiOSデバイスとの連携を改善し、さまざまなファイルを保存できるオンラインストレージとしての機能が強化されています。これを有効化するには、「設定」→「iCloud」→「iCloud Drive」→「iCloud Drive にアップグレード」とタップすればOK。でも、ちょっと待ってください。

iCloud Driveが利用できる環境はiOS 8かOS X Yosemite(今秋リリース予定)に限られるんです。そのためiCloud Driveにアップデートしてしまうと、これまで利用していたiCloudを使ったファイルの同期などが失敗するという報告もあります。ゆえに、いまはまだ慎重になったほうが良いでしょう。

手持ちのiOSデバイスを全てiOS 8にアップデートしたくないのであれば、現状維持が推奨です。また、Macユーザーは少なくとも正式にOS X Yosemiteのリリースを待っても遅くは無いはずです。

 

曲がる

iPhone 6 Plusの薄型、大型のボディは力を入れるだけで曲がってしまうというのです。この曲がりやすい問題は、「ズボンポケットにいれてたら曲がった」という報告から始まったようです。YouTubeに投稿された「iPhone 6 Plus Bend Test」という動画では実際に
手でギュッと折り曲げている様子が収められており物議を呼んでいます。たしかに曲がっている。いや、曲げている。

なお、この問題に対し、Apple側としては普段使いでは曲がるようなことは少ない。と述べており、不具合や設計上の問題ではないとしています。それを証明するように、一部のメディアに向けてiPhoneのテストラボを公開しました。

 

さまざまな拷問を受けるiPhoneたちの姿が映し出されていますが、約25kgの荷重を加えても、iPhoneはしなるだけで折れ曲がることはありませんでした。

またConsumer Reportsでも同様の実験を行なっています。こちらはどのくらいの荷重をかけると折れるか? というもの。iPhone 6/6 Plusを筆頭にさまざまなスマホに対し、インストロン圧縮試験機を用いてしっかりと計測したデータを発表しています。

最も負荷に弱かったのは意外にもiPhoneではなく、HTC Oneだったようです。また、iPhone 6の方が6 Plusより強度が低いのも意外でした。

 計測によりますと、iPhone 6の変形がはじまるのは70ポンドで、6 Plusは90ポンド。たしかにiPhone 5よりも柔らかくはなっているようです。しかし、この数値がどのくらいの力なのか? というと、動画の終わりの方では80ポンドで束ねた鉛筆4本を折れるくらいの力だと言っていますね。

手で鉛筆4本折れたら、結構な怪力な部類に入るかもしれません。やはり意図的に折ろうと力を加えない限りは大丈夫そうですね。故意に曲げようとしたら曲がってしまうのは至極当然です。なので、「曲がる」じゃなくて「曲げられる」が正解。

これが頑丈さをウリにしている端末なら大騒ぎすることかと思いますが、iPhoneはそういうものではありません。現在では鬼の首を取ったかのように「曲がる!」「iPhone曲がる!」とか騒がれていますが、大きくなったので、取り扱いには注意しましょうね。くらいの話しで良いと思うんですけどね。

[参考]Re/codeConsumer Reports