TOKYO TORiTSU これで委員会
TOこ員のステージ。現8人でのラストステージをこのような大きなイベントに用意して頂けて幸せでした。ありがとうございました!そして沢山のファンの皆様ありがとうございました! http://t.co/FwAT6tZMLv #idolstreet
— アイスト統括P樋口★ (@avex_idol_P) 2014, 9月 28
いきなり曲中にメンバーの自己紹介パートがある自己紹介ソングを歌い出したので、一発でアイドルとわかります。
さらにMCで「私たちはavexのアイドル専門レーベル、iDOL Streetからデビューを目指す候補生で結成されたユニットです」というようなことを言っていて、
候補生とか研究生みたいな段階でステージに立って日々鍛錬を重ねていくっていうのもアイドルっぽい要素だなと気づきました。
あと、このステージを最後に8人のうち4人のメンバーがグループから卒業するということが発表され、最後に8人で「TOKYO TORiTSU これで、いいんかーい!(ツッコミのポーズ)」という締めの決めポーズをやっていたんですけど、
個人的にしんみりと卒業ソングとかを歌われるよりも、本人たちが目を潤ませながらこういうちょっとバカっぽいことをやったりすることのほうがじんと来てしまうので、マジで泣きそうになりました。
さらに、ラストで「この体制は最後になりますが、来月から各地方で戦うバトルがありますのでよろしくお願いします!」という告知をしていました。
本当にすごい世界だな、アイドル界は。
ちなみにステージが終わった後で周りのファンの人たちが
「りほにゃん(卒業するメンバーの加藤里保菜さんのこと)は女優になるらしい」
と話しているのを聞いたので、これこそ本当にアイドルならではだなと思いました。
【アイドル要素】
・自己紹介ソングを歌っている
・研修中、もしくは何らかの研修期間を経ている
・つねに何らかと戦わされている
・「女優になる」という理由で卒業するメンバーが出てくる
ANNA☆S
今までの反省を踏まえて先に言いますが、ANNA☆Sと書いて“アンナッツ”と読みます。姉妹とその幼なじみによる3人組のユニットです。
最初に披露した『人生!本気(マジ)もったいないよ!』という曲が、
「立ち上がれ!しがないアイドルたちよ!今だ!ウチらの本気見せてやれ」
と拳を天に突き上げならがら歌い出すというアイドルがアイドルに送る応援歌だったんですけど、いつもはもっと小さなライブハウスとかでやっている子たちが、
こういうアイドルやアイドルっぽい人たちが一斉に集まる大舞台、しかも隣のもっと大きいステージでは有名なアーティストたちがライブを行っているという状況で、
「立ち上がれ!しがないアイドルたちよ」と仲間たちに決起を呼びかけるっていう、
まさにこの日この場所で歌うために作られたような曲を全力でパフォーマンスしていて、
「そんなことされたら感動するに決まってるだろ!」と、泣きそうになりました。
めちゃくちゃ良かったです。
アイドルがアイドルのことを歌う自己言及ソングを歌うのもアイドルだけの特権だなと思いました。
【アイドルの要素】
・ユニット名に☆が入っている
・ユニット名の読み方が難しい
・自己言及ソングを歌っている
つりビット
5人組のユニットでそれぞれメンバーカラーがあるのですが、
舞台袖
観 | ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
客 | 赤青桃緑黄
席 |
まだ暗転している中でメンバーがステージ上に出てきて、このように1曲目の場位置に着いたんですけど、
観 |
客 | 赤青桃黄緑
席 |
正しくはこのように並ばなければいけなかったらしく、曲が始まる直前でそのことに気が付いた後ろの2人のメンバーが慌てて、
観 |
客 | 赤青桃黄⇔緑
席 |
このようにサッと入れ替わってから曲が始まったところが、
パズドラで時間ギリギリにブロックを動かして何とか間に合ったみたいな感じですごく微笑ましかったです。
あと、メンバー個人の自己紹介でそれぞれが名前といっしょに“釣りたい魚”を発表していました。すごい目標がしっかりとしています。
最後に『真夏の天体観測』というその名の通りの夏曲をもう10月に差し掛かろうとしているこの時期に披露していたのですが、
アイドルは基本的に学生なので学校が夏休みのうちに集中して活動することが多く、そのためライブの本数が多い夏のうちに披露する用の夏曲にはとくに力が入っていて、
逆にあまり良くない夏曲を掴んでしまうと、一番大事な時期にたいして盛り上がらない曲をやることになってしまい、
何も考えずにケータイを変えたらかなり性能がクソなやつに機種変してしまったけど、2年契約だからすぐには変えられないので我慢して使うしかないみたいな状況になってしまうので、
自然とアイドルの夏曲には名曲が生まれることが多く、そうなると逆に「これだけ良い曲を夏の間だけしか披露できないのは勿体ない」ということになり、
本格的に寒くなるまではライブでやり続けるという現象が生まれているのです、おそらく。
なので夏曲を秋口まで歌っている人たちがいたらまずアイドルかもしれないなと疑ってみてください。
『真夏の天体観測』は本当に良い曲です。
【アイドルの要素】
・メンバーカラーがある
・よくわからない何かを担当させられている
・ファンに自分たちの目標を宣言する
・自己紹介でキャッチフレーズを付けながらグループ名や個人名を言う
・釣りたい魚がある
・夏曲を秋口まで歌い続ける
Cheeky Parade
にっぽんステージのトリです。
iDOL Streetからデビューした9人組で、先ほどの「TOKYO TORiTSU これで委員会」の先輩にあたり、メインステージのほうに出演している「SUPER☆GiRLS」の妹分になります。
姉妹ユニットがいるっていうのもアイドルらしいですね。
自己紹介で「小生意気で攻撃的なCheeky Paradeです!」と名乗っている通り、親善試合にファウルしてでも勝ちに行くような闘争心があって、アイドル同志の対バンだとこういうグループがいるといないではライブの締まり方が全然違います。
さらに、Cheeky Paradeは10月にニューヨークでの単独ライブを控えていて、
「今日、このにっぽんステージを勝ち上がってニューヨークへ行くぞ!」
というまさにアメリカ横断ウルトラクイズばりの気合いの入りようで、ライブの盛り上がりがハンパなかったです。
【アイドルの要素】
・自己紹介でキャッチフレーズを付けながらグループ名や個人名を言う
・姉妹ユニットがある
・やたら好戦的である
というわけで、7時間アイドルをぶっ続けで見た結果、
衣装が制服っぽかったり、メンバーカラーがあったり、楽器以外のよくわからない何かを担当させられていたり、自己紹介ソングや自己言及ソングを歌っていたり、秋口まで夏曲を歌っていたり、自己紹介で釣りたい魚を言ったりしていたら、その人はもうアイドルだ、
ということに決定しました。