弁護士をしているM美の年収は1,000万円を超えていて、彼女もいわゆる“バリキャリ女子”のひとり。学生時代には雑誌の読者モデルをしていた美女でバツイチ。最近、子どもが欲しくなったので、再婚相手を探しているという、30代後半です。
そんなM美も「職業を言った途端に、相手が引いていくのがわかる」といいます。

「弁護士だったらオレの倍以上の年収だね!すごいね!」と、収入のことを言われるのは、日常茶飯事だとか。

そんな彼女たちには、共通している悩みがあります。
それは、“相手探しの段階でふるいにかけられてしまう”というもの。

合コンなどで「いい感じ (はぁと)」と思う人がいても、だいたい年収の話になって、男性よりも多くの収入を得ていることがわかった時点で、空気が変わってしまうんだそうです。
意外ですよね。

世の中では共働きが主流になっていて、「妻も仕事を持っている方がいい」と考える男性は増えているはずなのに、自分よりも稼ぐ妻というのは、やっぱりまだ受け入れてもらえない傾向が強いのでしょうか。

となれば、自分より収入が高い男子をつかまえてくれば済む話だと言えそうですが、それはとても難しいことなのだと、彼女たちは口を揃えて言います。
なぜならば、そういう男性はすでに結婚しているから、というのがその理由なんだとか。

なるほど。言われてみれば確かにそうなのかもしれません。
収入が高くて安定した職業に就いている男性は、20代後半から30代にかけてだいたいが結婚しますよね。
30代後半に差し掛かってきた彼女たちが狙うちょい年下君や、ちょい年上君くらいの年齢だと、多くの人が結婚していてもおかしくない。

それでも、市場にいる男子に素敵な出会いを求めて出掛けてみるものの、そういうところに残っている(失礼!)レベルの男子だと、彼女たちの職業や年収にコンプレックスを感じてしまう…。
そんな負の方程式が成り立っているのかもしれないと、筆者は分析してみました。