――写真歴が長くても、そこに行き着かない人も多いですよ……。ところで、自撮り棒についても教えていただきたいのですが、普段から持ち歩かれているのですか?
原田:持ち歩いていますね。これ、伸び縮みするので鞄にも入るんですよ。
――スマホを先端にくっつけて使うわけですよね。
原田:そうですね。スマホの角度も自由に変えられますし、自分の好きなアングルで撮ることができます。
――どうして自撮り棒を買おうと思ったんですか?
原田:私は家の中でしかコスプレしないのですが、手で自撮りするだけだと、写る範囲が狭いんですね。でもコスプレだとこだわって、せっかく靴下まで履いているのに、撮れないのがもったいなくて。セルフタイマーも試してみたのですが、スマホをティッシュの箱とかで固定するのが大変なんです。それで、自撮り棒が発売されたときに、これいいじゃん! って思って買いました。
――自撮り棒を使って自撮りした写真も拝見しましたが、棒自体はぜんぜん写っていませんよね。
原田:写さないように、めっちゃがんばっているんですよ(笑)。グラビアの世界にこういう自撮り棒みたいな無機質なものはいらないと思っているので、極力写さないようにしています。それで、自撮りした写真を見てもらって「えっ、自撮りなの?」ってびっくりされるのが好きなんです(笑)。
――より広い範囲が撮れるからか、友だちと撮るのに使っている人もよく見かけますよね。
原田:私は基本的に一人が多いですね。そもそもぼっちですからね……。
――そ、そうなんですか……。
原田:そもそも一人じゃないと、一日にこんなたくさん自撮りできないですからね……。
――なんか、ぼっちの悲しさがちょいちょい話に混ざってきますね……。