ビジネスシーンでも大活躍!「iVIS mini X」の能力を検証
まずは何度も触れたけど、「iVIS mini X」の超広角撮影がすばらしい。1対1のインタビューならともかく、座談会など大人数の取材では、音声だけを録音しても「誰が言ったのか」がわからなくなることが多い。何しろ、たいていの場合は初対面だし、そもそも声が似ていることも多い。
そんなとき、映像で記録しておけばあっさり解決。これは取材だけじゃなく、ミーティングなどにも言えることだと思う。しかもワイドに撮れるおかげで、狭い部屋でも全員を画面に入れることができるし、ホワイトボードやプレゼン用のスクリーンなども一緒に撮れるから、キーボードとデジカメの間で手を往復させる必要がない。「記録」という意味では、映像は間違いなく最強だ。
持ち運びの点では、「iVIS mini X」のコンパクトさがかなりの武器になる。移動が多い職業柄、なるべく機材は軽量コンパクトにまとめたいところ。その点、こいつなら普段使いしている取材用の鞄の隙間にすんなり入るので、十分ボイスレコーダーと置き換えることが可能なのだ。
鞄のどこに「iVIS mini X」が入っているかわからないほど小さい。
正解は鞄の隅の小さな隙間! こんなところにでもすんなり収まってくれる。
もちろん、通常のビジネスバッグにも収まるだろう。同じ軽量コンパクトでも、ずんぐりした体型だとこうはいかない。「iVIS mini X」の薄型ボディはよく考えられていると感じる。
また、スタンドが付いており、角度変更ができるところも魅力的だ。
水平に置いた状態から、思い切り角度をつけた状態では、かなり撮れる範囲が変わる。ポイントは、三脚など余計な追加機材なしでこれができること。使わないときはスタンドをペタッと折ってたためるのも良い。スタンドは十分な剛性があって、勝手に動いたりすることはなかった。もちろん、三脚にセットすることもできるけどね。