ドームはひとつの区切り 終着点であり新たなスタート
『Complete』をBGMに、デビュー前の練習生時代からデビュー・ステージ、初めて1位を獲得したときなどこれまでの活動のハイライトを振り返り、"少女時代としてスタートラインに立っている"というVCRが流れ、会場の雰囲気が一転。ステージセットの後ろには雨が降っており、ピンクの羽をまとった可愛らしいドレスに、傘を手に登場したメンバーは、初披露となるバラード曲『DIVINE』を熱唱。メンバーの絆をテーマにした歌詞を丁寧に歌い上げ、込み上げる感情からか、ティファニーが涙をみせる場面もあった。
しっとりした雰囲気の中、「今日は、少女時代のコンサートというよりは、お互いに好きな人たちが集まって、新しい歴史を刻むことを祝うパーティにしたいです。皆さんがいなければありえないパーティ。皆さんはV.I.Pです」というスヨン。メンバーそれぞれが感慨深い様子で、テヨンは「デビュー・ショーケース(2010年8月東京・有明コロシアム)からこれまでのツアーのことを思い出しました。少女時代にとって本当に忘れられない宝物です」。ユナは「いま、私たち少女時代が立っている東京ドームという大きなステージは、皆さんがくれたプレゼントだと思います」と改めてファンに感謝の気持ちを伝えた。
そして、「私たちは、歌で話したことをを伝えるのがベスト。歌詞の内容が皆さんと共感できると思います」(スヨン)と初披露された『Indestructible』。少女時代とファンの絆を歌った楽曲で、SONEは歌詞を一言も聞き逃すまいとするかのように、8人の熱唱に聞き入っていた。
しずかな感動に包まれる会場をまた一転。衣装チェンジでスパンコールをまとったメンバーは、ブロードウェイさながらのきらびやかなビロードに彩られた劇場をイメージさせるセットで新曲『Show Girls』を披露。"世界のどこかで私達は今日もショウをしている"という歌詞の通りの、艶やかでゴージャスなパフォーマンスで魅せる。キラー・ダンスチューン『Paparazzi』では、2rd、3rdツアーでも登場したようなボックスの中で踊る8人。ソヒョンが「皆歌って!」と煽り、会場はダンスフロアさながらに盛り上がった。