涙で伝える思い ファンと、そしてメンバーの絆
「私達の気持ちを込めて歌います」(ソヒョン)と導かれた『Not Alone』。そして、メンバーの幼少期やオーディション時の映像から、本編を締めくくる『タシマンナンセゲ』へ。『タシマンナンセゲ』は、少女時代が韓国デビューを飾った特別な曲。当時の溌剌としたステージとは異なり、バラードにアレンジされた同曲を、思いのすべてを込めて歌うメンバー。曲の序盤からすでにメンバーの目には光るものがあり、サニーは号泣しながらも全力で熱唱を聴かせた。そして終盤、静かに円陣を組み手取り合った8人。振り返ったソヒョンから、歌詞はすべて「サランヘ(愛している)」に変えて歌い、涙とともに思いを伝える姿に、客席のあちこちからすすり泣く声がもれ聞こえ、会場は涙と感動に包まれた。
アンコール――。会場の「ソニョシデ(少女時代)」コールに導かれ登場したメンバーは、1曲目に『I Got A Boy』を披露し、少女時代流のヒップホップ・マナーで会場を煽る。そして、フロートに乗り込み、『DO THE CATWALK』でアリーナをぐるりと回ると、センターステージには大きな猫のバルーンが。そんな和やかな雰囲気の中、メンバーはファンに感謝を口にし、ソヒョンが自らしたためた、メンバー全員の気持ちを込めた手紙を読み上げた。
皆さんへ
今日は私たち少女時代にとって、忘れられない大切な日だと思います。何があっても私たちを信じてくれたり支えてくれる皆さんにいつも感動しています。日本デビューから今回のツアー、そして今日、このように東京ドームのステージに立てたのは、皆さんの応援と愛があったから。今まで一緒に笑ったり泣いたりした大切な思い出は絶対に忘れられません。皆さんは私たちにとって、かけがえのない宝物です。愛してます!
日本語で呼びかけると、割れんばかりの拍手と大声援で応えるSONE。最後は、バラード曲『All My Love Is For You』を感情豊かに歌い上げ、名残惜しむように場内を一周しながら観客に別れを告げたメンバー。スヨンが「今年はいろんなことがありましたが、年末にこんなステキなステージ立てて、2014年をうまく締めくくることができます。忘れられない2014年をありがとうございます!」と感謝を伝え、夢の舞台の幕を下ろした。
「GIRLS' GENERATION 「THE BEST LIVE」at TOKYO DOME」セットリスト
12月9日@東京ドーム
<イントロ映像>
01. Intro+Flower Power
02. motorcycle
03. MR.TAXI
<映像>
04. GALAXY SUPERNOVA
05 .Mr. Mr
<映像>
06. Karma Butterfly
07. The Great Escape
08. Animal+Hoot
<映像>
09. Intro+Run Devil Run
10. T.O.P+The Boys+Reflection
<証明ショー>
11. GENIE
12. BAD GIRL
<映像>
13. DIVINE
14. Indestructible
<映像>
15. Show Gilrs
16. Intro + PAPARAZZI
17. Chain Reaction
<映像>
18. My Oh My
19-1. Kissing You
19-2. FLYERS
20. Intro + LOVE & GIRLS
21. Blue Jeans
22. Gee
23. Not Alone
24. タシマンナンセゲ
<アンコール>
25. I Got A Boy
26. DO THE CATWALK
27. All My Love Is For You