4.画素数がより多く、手ぶれ補正がついたフルHDカメラ

iPhone4Sで搭載されたカメラが、iPad3にも搭載されるでしょう。8メガピクセルで細部まで解像感の高く明るく美しい写真が撮れ、顔検出機能や高速起動、手ぶれ補正もついています。iPhone4Sに搭載されているソニー製のカメラモジュールを、顔検出や手ぶれといったユーザーの使い勝手に割り振るといったアプローチを取っていたので、iPadではタブレットならではの使い方を提案してくるかもしれません。

アップルウェブサイト – iPhone4S ページより

5.次世代高速ネットワーク(LTE)のサポート

LTEは現在のスマートフォンで一般的に使われている3Gネットワークよりも高速な次世代ネットワーク通信です。日本では、NTTドコモがXi(クロッシィ)の名称でサービスを展開しています。

では、アメリカではどうでしょうか。アメリカで現在iPadを扱っているキャリア、AT&TとVerisonはともにLTEをサポートしています。いくつかの州でサービスを行っており、Android端末ではLTEをサポートしている機種もあります。

LTEの消費電力や発熱対策などを考えると、iPhoneよりは筐体の大きいiPadから搭載するのが順当です。これを逃すと1年間のブランクをはさむことになるので、iPad3に搭載してくる可能性はあるかと言われています。

現在iPadを取り扱うソフトバンクは、当初の2013年スタートを前倒しして、今年の2月に「Softbank 4G」としてLTEサービスを開始する予定なので、LTE搭載の期待も高まっています。

6.Siriのサポート

音声でiPhoneと対話できるパーソナルアシスタント、Siri。「ここらへんでどこかおいしいハンバーガー屋さんはありますか?」「一番近いATMは どこですか?」など、iPhoneに声をかけるだけで答えをかえしてくれたり、声で入力したメールを送ってくれたり、行きたい場所を言うだけで声で案内し てくれたりします。iPhone4Sで採用され、好評を得ています。(現在は、英語・フランス語、ドイツ語だけですが..)。SiriをiPad3に搭載 してくる可能性は高いでしょう。ちなみに、日本経済新聞がアップルの上級副社長、フィル・シラー氏に昨年12月に取材したところ、日本語対応を予定通り 2012年中に始めると名言していますので、期待がもてそうです。

アップルウェブサイト – iPhone4S ページより

7.日本での取り扱いキャリア

iPhone4SのKDDI参入をスクープした日経ビジネスオンラインでは、「ドコモ、来年夏にiPhone参入」という報道もされている。iPad3の通信形式によって、今後のiPhoneのキャリア動向も変わってくるため、目が離せない状況です。

KDDIの田中孝社長は昨年末に、iPadについて「前向き」と、販売を検討していると共同通信のインタビューで応じています。iPhone4S同様、KDDIがiPadを扱うキャリアとして参入する可能性は高いです。そうなると気になるのがソフトバンクが行っている「アレコレソレキャンペーン」のようなセット販売。iPad実質ゼロ円といったセット販売が、iPad3の参入キャリアによってどう変わっていくのか。iPhoneユーザーにとっても、iPadの動向は気になりますね。

以上、iPad3はいつ頃発売されるのか、iPad3ってどんな製品なのかについてまとめてみました。 まだみぬ新製品についてこれだけの憶測や噂が飛ぶなかで、その噂を超える新製品を出してくるアップル。おそらく「史上最高のiPad」となるiPad3。どんなiPadなのか、楽しみは尽きませんね。

「ウレぴあ総研」WEBプロデューサー・開発ディレクター。ぴあ社ネットワーク広告マネジャー。2002年、ぴあ入社。2008年、雑誌「TVぴあ」編集長に。家電製品総合アドバイザー(AV家電、生活家電)、初級システムアドミニストレーターの資格を保持。本サイトではガジェット、スマホ、家電などデジタル系記事を執筆。