「福井県 越前若狭の物産と観光展」が1月26~31日まで、京王百貨店新宿店で開催されています。27日、取材に行ってきましたのでレポートします。
福井が誇る冬の味覚は数あれど、王者といえば越前ガニでしょう。若狭湾で穫れるズワイガニの雄は体が大きく、脚の身の量がたっぷり詰まっています。そのため越前ガニと呼ばれます。ゆでても、鍋に入れてもいいですけど、炭火で焼くのも美味いようです。
ショーケースに並んだそれは迫力のあるさまで、1杯10,000円、15,000円、18,000円の値段がついていました。
若狭湾の荒波にもまれて育った魚は身がしまっています。さばがよく穫れますが、傷みやすいため様々な形で保存されました。サバを使った郷土料理がいくつかあります。
物産展でも常に人気という浜焼きサバ。穫れたてのさばを開いて内蔵を取りのぞき、竹串を刺して焼いたものです。食べ方はそのままほぐして生姜醤油でいただきます。日持ちは冷蔵保存で3~4日。ほぐし身をお茶漬けに入れてもおいしそうです。
田村長で販売の浜焼きサバは国産大1,575円、ノルウェー産大1,260円。
福井を代表する郷土料理の1つ、サバのへしこ。こちらはサバの半身で840円。
この日は、ぬかを洗い落として薄く切っていただきました。サバの旨味がぎゅっと凝縮して、しょっぱさ加減は酒のつまみに最高です。人々の知恵が詰まった保存食こそ、首都圏でも広まってほしいと思います。
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