――TABLOさんの歌詞って、とても美しいですよね。TABLOさんがどんな日本語を紡いでくれるのか、興味があります。

TABLO「EPIK HIGHは歌詞にとても力を入れてるし、歌詞に共感してくれる人が多いから、それを日本語でも伝えたいんだ」

――歌詞は日常生活から生まれるのでしょうか?

TABLO「日常生活もあるし、10代、20代を嵐のように過ごしたから。若いときの恋愛、挑戦や仕事や、すべて全力でやってきたし、傷ついた経験も多い。今後50年分くらいのネタはあると思うな」

――『SHOE BOX』には、別れをテーマにした曲が多いと思うのですが、今、興味のあるテーマは?

TABLO「社会的なメッセージを込めたり、様々なジャンルの歌詞を書いてるけど、人生ってすべて、出会いと別れの連続。それが一番重要だと思うんです。恋愛も仕事も、生と死もそうでしょ?」

――『SHOE BOX -Japan Edition-』には日本語になった曲も収録されているんですよね。

TABLO「2曲のサビが日本語になっています。『SPOILER』はWINNERのナム・テヒョンさん、『HAPPEN ENDING』はイ・ハイさんにフィーチャリング・ボーカルをお願いしました。僕がまだ、日本語ができないので、歌詞は日本の作詞家の力を借りて」

――ほかに韓国盤と変わっていることはありますか。

TABLO「構成もちょっと変わってます。『BURJ KHALIFA』には、韓国盤にはないMITHRAのラップが入ってたり。なので、両方の購入をおススメします(笑)」

TUKUTZ「比較すると面白いと思うよ」

――アルバムでもBIGBANGのSOLさんと、彼のソロ曲『EYES NOSE LIPS』をコラボしていますが、皆さんにとってBIGBANGはどんな存在?

TABLO「ソウルメイトみたいなのもかな。一緒にいると楽しいよ。BIGBANGは、僕たちがいないと生きていられないみたい。EPIK HIGHのことが好きすぎて、困るよ(真顔)。彼らの願いは、EPIK HIGHが日本で100万枚売れて、すべてのチャートで1位になることみたいなんだけど、僕らは成績は気にしないから。でも、若い子たちの夢はかなえてやらないといけないし……(真顔)」

――ぜひ、夢をかなえてあげてください(笑)。3人は12年も一緒に活動してますが、どんな関係といえますか?

TUKUTZ「主従関係だよな。TABLOがボスで、僕は右腕。MITHRAは、ここ(TABLOの左足のくるぶしを指さす)」

MITHRA「左腕になれるように、頑張ります。ちょっとずつ上に上がれるように(笑)」

TABLO「主従関係ではあるけど、主はファンの皆さんで、僕らは従。従の中のボスが僕ってことかな」