年末の大掃除で「来年以降は使いそうにないな」と思う衣類や日用雑貨が出てきたら、『ヤフオク!』に出品してみませんか。お部屋はスッキリ片付くしプチ収入にもなって、一石二鳥ですよ。
ただ、まれに、本当にまれに、不思議な不思議なひとに落札されることもあります。出品者は、どんな落札者にも迅速かつ丁寧に対応すべく、心の準備をしておきましょう。
落札者から「別に欲しくない」と言われて絶句
『ヤフオク!』の通常取引では、出品者と落札者が「取引ナビ」でメッセージを送り合いながら、入金や発送等を進めていきます。この「取引ナビ」での交渉は、原則Yahoo!が関与することがないので非常に自由度が高く、利用者によって多様なメッセージが往復します。
そのため、10人に1人くらいいるかいないかという確率の低さではありますが、独特すぎるメッセージで異彩を放つ落札者が混じっていたりします。
たとえば、
「別にすごくファンというわけではないし、そんなに欲しいわけではない。暇な時にでも送ってください」
というメッセージが落札者から届いて、驚いた経験があります。
この時出品したのは、グラビア出身の女性芸能人の関連グッズでした。「欲しくない」というのは、落札者の照れ隠しだったのかもしれません。でも、出品者にしてみれば、もらって嬉しいメッセージとは言えないですよね。
こういう余計な一言(失敬!)に反応を示さない忍耐力も、出品者には求められます。
まるで文通
「朝晩冷え込むようになってきましたね」「庭の木に柿がなりました」
時候のあいさつや近況報告を送ってくる落札者もいます。非常に丁寧で礼儀正しい印象です。が、品物とは全く関係のない話題が長々と続き、「そうそう、すっかり忘れていましたがお代を振り込みました」と取引の方が後回しにされたことも……。
こういう相手は、孤独な年配の方というイメージがあります。用件のみですませずに、「すっかり寒くなって、鍋物がおいしい季節になりましたよね」などと相手のペースに合わせて返答すると、満足してもらえることが多いです。