すごいところ2:「肉×部位×味のバリエーション」がすごい

ここで、今回注文したスタンダードコースのメニューをご覧ください。

見開きの左上にはさきほど実食した3品を含む牛・豚・鶏などの定番焼肉メニュー、左下には「味付け焼肉」メニュー、右上には「ペア焼肉」メニュー、右下にはその他サイドメニューと、大きく4つのジャンルに分かれています。

この4ジャンルの掛け合わせで、無限とも思えるバリエーションを生み出しているのです。

・大きな目玉は「ペア焼肉」! ワンランク上の部位が食べられる

ここからは、他チェーンでは聞いたことのない独自の展開、「ペア焼肉」を攻めてみることに。

こちらは2025年にスタートした新メニューで、異なる2つの部位が1皿にセットになったメニューなのですが、注目すべきは“ワンランク上のお肉が食べられる”という点。

例えばペア焼肉の中の「赤身焼肉ペア」を注文すると、通常はスタンダードコースでは注文できない、1つ上の「いろいろ充実コース」で提供されている「炙りミスジ」が食べられちゃうんです。なにこの裏ワザメニュー……!

さっそくこの「炙りミスジ」を含む「赤身焼肉ペア【炙りミスジ&豚肩ロース】」を注文。どうですかこの迫力!

「炙りミスジ」は絶対食べるべき一品!【安楽亭の焼肉食べ放題】

この「炙りミスジ」、個人的に激ハマり! とにかく肉の味が濃い! しっかり食べごたえがあるのに、口どけも良くあっという間に口内から消えてしまう。俺は今うまい肉を食っている……そんな多幸感をビシビシ感じる一品です。

あまりにハマって、「大判焼肉ペア【炙りミスジ&焼きしゃぶカルビ】」「ミスジ&チキン【炙りミスジ&鶏もも】」とペアを変えながら、計3回もリピートしちゃいました。この肉がスタンダードコースで食べられるのはすごいなあ。

ペア焼肉ではこの「炙りミスジ」のほかにも、「ワイルドロース」や「切り落とし牛タン」といったレア部位を食べられちゃいます。

と、ここまで書いて、「ペアのもう一方の部位はどうなの?」と気になった人もいるのでは? 実はこちらも正直驚きました。例えば「炙りミスジ」のペアになっている「鶏もも」、これがまたおいしいんです!

炭火でジューシーに焼き上がった鶏もも!【安楽亭の焼肉食べ放題】

炭火でジュワっと焼き上げられた鶏ももは、噛めば肉汁を感じるジューシーさ。シンプルにレモンで食べると、名店の焼鳥にも負けない滋味が口に広がる逸品でした。

ワンランク上の部位と定番部位それぞれの魅力を合わせて楽しめる「ペア焼肉」は、安楽亭の焼肉食べ放題のクオリティを裏づける神メニューでした。これは絶対頼むべき!

・「味付焼肉」で、おなじみの部位も新鮮な味わいに&米(と酒)が進む!

このままだと延々ペア焼肉をリピートしそうだったので、断腸の思いで「味付け焼肉」へ。

こちらは「旨辛赤ダレ」「レモンペッパー」の2種の味付けで食べられるメニューで、こちらも2025年に登場した新メニューです。

まずは旨辛赤ダレから、「旨辛中落ちカルビ」「旨辛こく旨豚タン(豚)」をオーダー。

食欲をそそる赤みがかったタレは、“旨辛”の名の通り旨みが強く辛さは控えめなので、強い辛さは苦手という人でも食べやすいお味。

「旨辛こく旨豚タン(豚)」は、この大きさ! 豚タンならではのコクと旨辛赤ダレの濃い目の味つけで、ごはんが進む~!

あまりにごはんとの相性がよい味なので、食べ放題的には他のお肉が食べられなくなる可能性があるかもしれません(笑)。

一方レモンペッパーの方は、「レモぺパ厚切り豚カルビ」と「レモぺパファミリーカルビ」を注文。レモンの酸味とペッパーの刺激が相性バッチリで、個人的には絶対お酒が進むだろうな~!というお味。

この日はノンアルコールでしたが、飲み放題を付けていたらこのレモンペッパー味付けでビールやハイボールをグイグイ飲みたくなりました。

これらの「味付焼肉」は、それぞれの味付けに合う部位をチョイスしているそう。好きな部位があれば、定番の味と味付けタレ味で違いを食べ比べるのもいいですね。

ここまで紹介した「定番メニュー・ペア焼肉・味付け焼肉」は、それぞれ味つけ×部位の掛け合わせでかなり豊富なバリエーションがあり、正直1ジャンルを制覇するのも大変なほど。

しかもお肉はどれも確かな肉質で提供されているので、どのお肉を頼んでも本当にハズレがない。

食べ放題でもやっぱりうまい肉を食べたい、そんな庶民の欲望をこれでもかと叶えてくれるこの内容で、ランクでいうとスタンダードコースなんですよね。すごい企業努力だ……素直に感服です。

さて、ここまで安楽亭の焼肉食べ放題のすごいところを紹介してきましたが、実はまだまだあるんです……!