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 志田未来が主演する火曜ドラマ「未来のムスコ」(TBS系)が、1月13日から放送中だ。本作は、阿相クミコ氏・黒麦はぢめ氏の人気漫画をドラマ化。“定職なし、貯金なし、彼氏なし”の崖っぷちアラサー女子・汐川未来(志田)が、ある日突然5歳児・汐川颯太(天野優)の母となり、子育てを通して誰かと生きること、支え合うことの意味を知り、自分らしく生き直していく姿を描く時を超えたラブストーリー。


 本作のヒロイン・汐川未来を演じる志田が役への思いや、ドラマの見どころを語ってくれた。


-志田さんが主演を務めて反響を呼んだ作品「14才の母~愛するために 生まれてきた~」(2006年)から約20年の時を経て、再び主演作で母親役を演じられます。当時と現在で、母親役を演じることについて思いが重なったり、意識が変化した部分はありますか。


 「14才の母」のときは、ほとんどがお腹の中に子どもがいる状態のシーンだったので、子どもと一緒に撮影することがあまりなかったのですが、今回はいきなり4歳の息子が未来からやって来るところから物語がスタートするので、全く違う感覚なのだろうなと思いました。今回は息子役の優くんとどうやって仲良くなろう、優くんは実年齢が5歳なので撮影をどう進めていくのだろうとか、いろいろ考えましたし、自分が母親役をしっかりとやっていけるかなという不安も少し感じています。


-汐川未来役を演じるうえで大切にしたポイントはありますか。


 未来から息子と名乗る男の子が突然やって来た戸惑いを、しっかり表現できるように意識して撮影に臨んでいます。最初から未来と颯太の関係性が良過ぎてしまうと未来の成長が見せられないと思ったので、段階を踏んで未来が成長していく姿を見せられるように心掛けています。


-ご自身と汐川未来の共通点や、反対に「自分とは違うな」と思うところを教えてください。


 お芝居が好きなところは共通点だと思っています。今回の役は演じやすくて、せりふも覚えやすいのですが、それはきっと自分と未来のキャラそのものが似ているからなのかなと感じています。自分と違うところは、私は定職も貯金もありますし、きちんと地に足をつけて頑張っていると思うので(笑)、そういった環境の部分は似ていないのかなと思います。


-颯太役の優くんの印象と、撮影現場でのほっこりエピソードを教えてください。


 優くんは“子どもらしさ”がしっかり映像に出ていて、お芝居お芝居していないところがすごいなと思います。でも、スタッフさんが「こうしてね」と言うと「分かった」と言って、本番1発できちんとお芝居をされるので、5歳にしてプロだなと感じています。


 最近は優くんとの撮影シーンで、オムライス事件があって(笑)。オムライスにケチャップを好きなだけかけていいシーンの撮影で、優くんは「テストではあまりかけないようにね」と言われていたのにかけたくて仕方がなくて、ふたを必死に開けようとしているのがかわいくて。そのときの光景が面白くて印象に残ってます。


-母親役を演じる中で、新たな発見はありましたか。


 子どもが泣いていると、うるっとしてしまう…。この感覚って何だろう、新しい感情だなと思いました。


-志田さんも子役時代からお仕事をされていましたが、5歳の優くんを見て、ご自身の子役時代と重なることはありますか。


 そうですね、私も子役の頃は母が現場に着いて来てくれて、二人三脚で頑張っていたので、母への思いみたいなものをすごく思い出しました。いつも母と一緒に現場に行って、母が近くにいて、もっとこうした方がいいと叱ってくれたり、いいところは「ここが良かったよ」と褒めてくれたりしていました。


-共演者の塩野瑛久さん、瀧望さん、兵頭功海さん、野七瀬さんの印象を教えてください。


 塩野さんは私が優くんと遊んでいると声を掛けてくれて、3人で仲良く遊んだり、そういう環境を作ってくださっていて優しい方だなと思います。瀧さんは、関西の方なのでたくさんお話されるのかなと思っていたのですが、ポスター撮りでお会いしたときは、まだ静かで(笑)。兵頭さんは、役作りについて監督とよく話されていて、とても役と真剣に向き合っているだなと感じますし、その姿勢に影響を受けています。西野さんはおっとりされていて、私の中で癒しです。日々わちゃわちゃと撮影している中で、西野さんがいらっしゃると「女神が来た!」といつも思っています。皆さんもっといろんな一面があるのだろうなと思っているので、これから探っていきたいです。


-汐川未来は28歳のアラサーで、人生の岐路に悩んでいる年頃ですが、この世代ならではの人生のタイミングをどのように捉えていますか。


 役の中の未来は、30歳までに役者として芽が出なかったら実家に戻るという母親との約束があって崖っぷちの状態なんです。人それぞれ、年齢やタイミングで自分の人生を考える時期があると思いますが、未来はちょうどそれが28歳だったのかなと思います。私が28歳の頃は、子役として長くお仕事をしてきた中で、大人として自分がどうやって立ち振る舞えばいいのだろうと悩んでいた時期を突破できた頃だったので、そこは自分とは違うところだなと思いますし、未来が人生で一番悩むポイントが28歳だったのだろうと捉えています。


-最後にドラマの見どころをお願いします。


 未来が颯太と出会うことによって、中途半端だった人生が変わって成長していく物語です。2人の関係性に注目してもらいたいですし、明日から頑張ろうと誰かに思ってもらえるような温かい作品になっているので、ぜひ楽しみにして見ていただきたいです。


 ドラマは、毎週火曜日22時~TBS系で放送中。


(取材・文/小宮山あきの)