体の1/10はラーメンで出来ていると言っても過言ではないほど、インスタントラーメン・ヘビーユーザーの私。忙しいときは、ついつい昼・夜カップラーメンになってしまいがち……というか忙しくなくても食べてますがね。
そういえば、小学生の頃に「誕生日プレゼント、何がいい?」と聞かれ、「山盛りのカップラーメン!」と無邪気に答えた私に、母親が呆れたと言うか、怒りぎみと言うか、淋しそうだったと言うか、複雑な表情をしていたことを今、ふと思い出しました。その時は、『安く済むからいいやん、ケチ!!』ぐらいに思っていましたが、料理が得意な母親にとって相当ショックだったのでしょう。(10数年越しに)ごめんね、オカン。
それはさておき、そんな経験があってもインスタント麺好きは健在で、会社のデスクの中には常に5種類ほどカップラーメンを常備。その中から、「今日のラーメン」を選ぶときは異常にテンションがあがってしまいます。そんな至福の時間があるのも、全てはこの人・安藤百福(あんどう ももふく)さんのおかげ。えっ!? 百福さんを知らない? 何を隠そう、日清食品の創業者であり、世界初のインスタント麺「チキンラーメン」と世界初のカップ麺「カップヌードル」をこの世に生み出した、ラーメンの神様のような人でございます。
そして奇跡の発明、カップヌードル誕生からちょうど40周年にあたる今年、横浜に『カップヌードルミュージアム』なるものが、9月にオープン! これは行かねばラーメン好きの名が廃るということで、行って参りましたよ。
内容は、安藤百福さんの歴史や、これまでに日清が発売したインスタント麺などを飾ったザ・ミュージアム的な展示物のほかに、自分でカップのデザイン&具材のセレクトをしてマイ・カップヌードルが作れたり、世界8ヵ国の麺料理が食べられたりと、体験型のコーナーもあり。
そんな数あるアトラクションの中でも一番気になっていた「チキンラーメンファクトリー」を体験してきました。チキンラーメンを手作りしちゃうアトラクションで、小麦粉を練ったり製麺機を使ったり、パッケージにイラストを描いたりして、1時間半ほどで世界にひとつだけのオリジナル・チキンラーメンができました。最後には、「ぜひ食べ比べてみてください」と市販のチキンラーメンと、調理中に使っていたバンダナ(カワイイひよこちゃんのイラスト入り)のプレゼントも。まだ、もったいなくて食べられていないですが……。まるで小学生の頃の家庭科+社会見学をドッキングしたような施設なんですが、大の大人も十分楽しんじゃいました。
そして、カップヌードル好きにはたまらない企画がもうひとつ。40周年記念キャンペーンとして、「歴代カップヌードル復活総選挙」が行われ、上位3商品は11月から復刻版が発売されるとのこと。ちなみに私のオシ麺「ベーコンポテトマヨネーズ」の名前は影も形も見当たりませんでした、チーン。