ビジュアル崩壊!? それも野外ライブの醍醐味!
雨も小降りになり、ほぼ止んできた中で、カッパを直したりタオルで身体を拭いたりしつつ、アンコールの声を上げていた会場のファンはさすがだ。そしてメンバーがステージに再登場すると、大きな拍手を贈る。
アンコール1曲目『[Boy]Adolescence[Girl]』は抜けるようなクリーントーンの歌声が気持ちいい。雨で少し冷えた身体も、左右にモッシュで暖める。
そしてアンコール2曲目はBugLugのライブでは本当に久しぶりであろう『Hu.Mor.Box』を演奏。デビュー時の1stシングル『ASOBIZ』に収録されているカップリングソングだが、ライブで聴けたのは本当に何年ぶりか?くらいレアな選曲だと言えるだろう。
MCではメンバーが一人ずつライブの感想を述べる。
一樹(Gt)は、「このライブは映像になる予定なんだけど、俺のこのクルクルヘアー、映像に残せない(笑)!!」と雨で崩れたヘアメイクを自嘲しつつも、「雨天だけど、メッセージと音は一生懸命届けているつもりです。楽しんで行ってね!」とさすがの一樹クオリティのMCを披露。
将海(Dr)は「今まで生きてきて、今日ほどドラムで良かったと思ったことはない。メンバーびしょ濡れ、俺、ほぼ無傷ww」と自慢! 確かにドラムセットはステージ上の屋根の奧にあるため、将海だけほぼ濡れていない状態……。なるほど、雨天ライブ時はドラムが有利なのか(笑)。
「人生で3度も野音でワンマンを出来るとは思ってませんでした」と喜びの声を上げたのは燕(Ba)。「雨の中みんなのこと見て、やっぱBugLugファンってカッコいいなって思ったよ! 4度目の野音もできるようにがんばる」と決意表明した。
優(Gt)はというと、異様にテンション高く独白を開始。
「俺は今日、よからぬことを考えた……雨の野音で公式レインコートを売ったら儲かるんじゃないかって……(客席爆笑)。だから罰が当たって、今までひた隠しにしてきたデコが出てしまった!!」
これには爆笑した。アンコールではタオルで隠してしまっていたので、あのデコはこの日会場に来ていた人のみのスペシャルシークレットとして、思い出に刻まれただろう(笑)。
一聖(Vo)は「いつも以上の暴れっぷりを見せてくれたファンのみんな、ありがとう!」と真っ先にファンへの感謝を述べた。