(2)「ジャック・スパロウ」ほかも登場! リニューアル後に変わった物語
2007年のリニューアルでは、基本的な部分は変化はありませんが、アトラクション入り口のバナーが、映画のイメージに併せて変わったり、途中で映画のキャラクターが登場したりし、海賊等が話す言葉や、物語が、一部が変わりました。
例えば、海賊船が砦の前で砲撃し合うシーンがあります。この海賊船には、リニューアル前は、実在した海賊「エドワード・ティーチ」が乗っていました。
現在は映画に登場したバルボッサが乗っており、「ジャックスパロウを差し出せ!」と言っています。
その次のシーンでも、井戸に沈められて拷問を受けている男がいますが、財宝のありかを吐かされていたのですが、現在は財宝のありかに加えて、ジャックを差し出すように拷問されています。
また、最初にボートが落下した後には、「デイヴィ・ジョーンズ」が、霧のスクリーンに映像で登場する変化が加えられています。
(3)パーク総建設費の約10%が使われた大規模アトラクション
建物を正面から見ると、「ちょっと大きめの邸宅」くらいの大きさしかありませんが、外観からは想像できないくらいの規模の大きいアトラクションでもあるのです。
また、東京ディズニーランドのグランドオープン時には、パークの総建設費の約10%が使われたアトラクションでもあります。
ランドの総建設費は約1,580億円となっていますが、このうちの約160億円が、この建設費に充てられているのです。
金額がピンとこないと思いますので例をあげると、2000年に完成した「プーさんのハニーハント」が約110億円、2012年オープンの「トイ・ストーリー・マニア!」は約115億円。
「カリブの海賊」は、30年以上前に160億円ですので、その規模がわかります。