(4)実は悲しい物語。最初の落下とともに時間をさかのぼる……
アトラクションが出発し、しばらく進むと、急流を下るシーンがあります。
実はこれ、ほとんどの方が知らないと思いますが、急流を下る事がタイムスリップを表しているのです。
更にこのアトラクションはボートで進んでいきますが、実は、時間がどんどん過去にさかのぼっているのです。
急流を下った場所は16世紀末で、ここは「デッドマンズ・コーブ(死者の入り江)」と言われる場所。進行方向右側には骸骨が横たわる砂浜があります。
宝箱やスコップがあるところを見ると、宝を埋める時に争いになったのかもしれません。
このアトラクションでは、私たちは最初に、海賊たちの悲しい末路を見る事になるのです。
そしてこの周囲いでは「Dead men tell no tales…」という呪文の様な不気味な声が聞こえます。これは「死人に口なし」と言う意味。
そしてその先には宝の山の上で息絶えた海賊の姿が見えます。
(5)実在した海賊の家がモデルになっている船着き場
ゲストはアトラクション建物に入ると、薄暗いボート乗り場「ラフィットの船着き場」に到着します。
これは、実在した海賊の船長、「ジャン・ラフィット」の名前です。
まず、ほとんどの方が気がつかない場所なのですが、乗船してすぐに上を見上げると木製の看板がぶら下がっており、ここには「LAFFITE‘S LANDING」と書かれています。
この船着場、実は彼の家なのです。
海賊であった彼は、様々な追っ手から逃げる為、一般の港や入り江からは見えない場所に船着き場を作りました。
私達がボートに乗って出発すると、しばらくは背の高い葦(あし)に囲まれた狭い水路を抜けていくのはそのためです。
(6)謎多き人物「ジャン・ラフィット」
ジャン・ラフィットは、19世紀初頭に、ニューオーリンズ近海で、スペインの船を襲っていたフランス人なのですが、海賊でありながら、貿易商も行い、奪った物資を貧しい人々に分け与えたりもしていました。
そんな彼の功罪は諸説あり、今でも彼が本当に “悪党” だったのか、又は “善良者” だったのかという議論が絶えない不思議な人物なのです。
そんな彼はどこで死んだのかも分からず、彼が隠した財宝が世界のどこかに今も眠っているとも言われています。なんだかロマンを感じる話ですね。
アトラクション内に入ると、左側に、混雑時にだけ使われる部屋があります。ここに飾られているのは、ジャン・ラフィットの肖像画なのです。
いつも使われている部屋ではありませんが、肖像画は外からも見る事が出来ます。