(10)案内するキャストはフレンドリーな “海賊の子孫”
私達ゲストを案内してくれるキャスト。
彼&彼女たちのコスチュームも、海賊風になっていますが、彼らは「海賊の子孫」という設定で、アトラクションの出発地である、秘密の入り江等の案内に詳しいらしいのです。
彼らは内部に登場する恐ろしくて乱暴な海賊ではなく、訪れるゲストに対して非常に気さくにフレンドリーに応対してくれますので、安心してくださいね。
また、アトラクション内に登場する海賊は、様々な言葉を話しますが、彼らは海賊特有の言葉やなまりが多く、英語ができる方でもなかなか聞き取れない言葉が多くあります。
様々な効果音等と混じっているせいもありますが、これは実はウォルト・ディズニーの考えでもあり、断片的に言葉が聞こえた方が、ゲストの興味をひきやすいという理由もあるのだそうです。
「カリブの海賊」に登場するジャック・スパロウをはじめとする海賊たちは、本来は残虐非道で恐ろしい海賊なのですが、人間味のある、どこか憎めないやんちゃな雰囲気があります
そしてご紹介した様に、意外に知られていない多くの物語やこだわりがあるのです。
「カリブの海賊」完成を待たずに、志半ばでこの世を去ってしまったウォルト・ディズニー。
遺作となってしまった彼の最後の想いが詰まっているこだわりのアトラクション。そんな思いを感じながら乗ってみると、いつもとはちょっと違った雰囲気になるかもしれませんね。
※当記事は、ライターによる現地調査のほか、以下の文献も参考にして構成しています
「Door of Dream オーロラストーン伝説 東京ディズニーランド超ガイド」1996年 講談社