グロービス経営大学院大学(東京都千代田区、学長:堀義人、以下 グロービス経営大学院)は、ビジネスパーソンの行動・リーダーシップを多面的に評価する「グロービス・ケイパビリティ・モデル(略称 GLO-CAPA、グロケパ)」を開発しました。さらに、その理論的精緻化と科学的検証を推進する附属研究機関として「グロービス教育科学研究所(以下 GESRI)」を設立しました。
グロービスは、「グロービス・ケイパビリティ・モデル」の活用とGESRIでの研究活動を通じて、個人の行動・リーダーシップを多面的に評価するサービスの開発や人材の能力開発の科学的基盤を整備し、人的資本経営を支える取り組みを推進してまいります。

■背景
AIをはじめとするテクノロジーの急速な進展や産業構造の転換により、企業経営のみならず、個人の働き方やキャリアのあり方も大きく変化しています。企業には環境に適応する柔軟な人材ポートフォリオの構築が、個人には人生100年時代を見据えた主体的なキャリア形成がより求められています。技術革新は、業務の自動化・高度化を進める一方で、「人間が創出できる独自の価値とは何か」という問いを投げかけています。同時にテクノロジーの進化は、個人の意識や能力をデータによって可視化する可能性も広げ、能力開発をより科学的に設計できる環境を生み出しています。
こうした中、人的資本経営は単なる開示対応を超え、企業競争力を左右する中核的な経営テーマとなっています。一方で、「成果を創出できる人材要件とは何か」「その能力をどのように測定・育成すべきか」という問いに対する科学的・体系的な共通基準は十分に確立されていません。その結果、人材要件の定義や育成施策は個別化・断片化しやすく、持続的な人材開発を阻む要因となっています。
グロービスは、30年以上にわたる社会人教育の実践知を基盤に、成果創出のメカニズムを理論的に整理・可視化し、企業と個人が共通言語として活用できる枠組みとして本モデルを開発。その理論的精緻化と科学的検証を推進する研究機関として「GESRI」を設立しました。
■グロービス・ケイパビリティ・モデル(GLO-CAPA、グロケパ) ―能力を成果へとつなぐ力―
「グロービス・ケイパビリティ・モデル(略称 GLO-CAPA、グロケパ)」は、ビジネスパーソンが成果を創出するために必要な要件を、「資質」「意識」「能力」「行動に転化する力」の四層で整理した、グロービス独自開発の能力フレームワークです。本モデルの最大の特徴は、資質や能力といった静的な要素にとどまらず、それらを実際の成果へと結びつける「行動に転化する力」を中核に据えている点にあります。現代のビジネス環境では、能力・意識を保有しているだけでは成果には直結しません。自ら行動を起こし、変化に適応し、困難な状況でもやり抜く力があってはじめて、組織価値へと転換されます。

グロービス・ケイパビリティ・モデル(GLO-CAPA、グロケパ)
本モデルでは、成果創出を阻む“3つの壁”「行動を起こせない」「変化に適応できない」「やり遂げられない」を乗り越える力を明確に定義しています。具体的には、「資質」「意識(倫理観・当事者意識・向上志向)」「能力(テクニカルスキル・コンセプチュアルスキル・ヒューマンスキル)」「行動に転化する力(発動力・自己変容力・やり抜く力)」を体系化しました。個人が「何を持っているか」だけでなく、「それをどのように発揮し、成果へと結びつけるか」という動的なプロセスまで扱う点が、従来の能力モデルとの大きな違いです。
OECD(経済協力開発機構)によるスキル定義、トランスセオレティカルモデル、カッツモデル、リーダーシップ論などの主要理論を参照し、日本最大の経営大学院*および企業研修で長年培ってきた実践知と融合させながら、学術的妥当性の検証を経て設計されました。
企業・個人・教育機関にとって、人材育成とキャリア形成を支える「共通言語・基準」としての活用を想定しています。企業では、採用・育成・評価・配置・サクセッションを一貫した枠組みで設計でき、戦略的人材マネジメントの高度化と透明性向上に寄与します。断片化しがちな人材施策を統合し、戦略と連動した継続的な人材育成を実現します。個人にとっては、自身の強みや成長課題を構造的に把握し、主体的なキャリア形成を進めるための指針となります。さらに、アセスメントや育成施策を統合的に設計することで、データに基づく人材開発と自律的な成長循環の確立につながります。
* 参考:文部科学省「令和7年度専門職大学院一覧」
■グロービス教育科学研究所(GESRI)とは
今回設立したGESRIは、能力開発および認識・行動変容のメカニズムを科学的に解明し、エビデンスに基づく効果的な教育を確立する事を目的に設立されました。グロービスが30年以上にわたり社会人教育で培ってきた実践知を基盤に、「グロービス・ケイパビリティ・モデル」の精緻化と実証研究、アセスメントおよび育成手法の開発を推進します。さらに、グロービス経営大学院や企業研修で蓄積されるデータを活用し、教育成果を測定・検証する仕組みを構築することで、人的資本経営の実践を支える基盤を整備します。研究成果は、実業界および学術界へ広く発信し、人・組織のパフォーマンス向上に資する知見として社会に還元してまいります。
◇グロービス教育科学研究所(GLOBIS Educational Science Research Institute、略称 GESRI)

<所長>
許勢仁美(グロービス経営大学院副研究科長、ファカルティ・グループ本部リーダー)
<副所長>
松永正樹(グロービス経営大学院専任教員、ファカルティ・グループ本部)
【サイト】https://mba.globis.ac.jp/feature/technovate/gesri/
◆グロービス経営大学院大学
( 日本語プログラム|英語プログラム )
グロービス経営大学院大学は、2006年の開学以来「能力開発」「人的ネットワークの構築」「志の醸成」を教育理念に掲げ、ビジネスの創造や社会の変革に挑戦する高い志を持ったリーダー輩出のために尽力しています。国内では東京・大阪・名古屋・福岡・オンラインの5キャンパスおよび仙台・水戸・横浜の特設キャンパスを開設。さらに海外ではシンガポール・バンコク・サンフランシスコ・ブリュッセル・マニラ・ジャカルタに開講拠点があります。
2006年開学当初78名だった入学者数は、2025年4月には日本語MBAプログラムで943名に達しました。在校生・卒業生は合計1万3,000人を超え、日本最大のビジネススクール*に成長を遂げています。英語MBAプログラムは、パートタイム&オンラインMBAプログラム、フルタイムMBAプログラムを展開し、世界各国から多様な学生が集まっています。グロービス経営大学院大学は、今後も創造と変革を担うビジネスリーダーを育成し、テクノベート時代の世界No. 1MBAを目指していきます。
* 参考:文部科学省「令和7年度専門職大学院一覧」
◆グロービス (https://globis.co.jp)
グロービスは1992年の設立以来、「経営に関するヒト・カネ・チエの生態系を創り、社会の創造と変革を行う」ことをビジョンに掲げ、各種事業を展開してまいりました。「ヒト」の面では、グロービス経営大学院に加え、スクール型研修や集合研修など法人向け人材育成サービスを展開するグロービス・コーポレート・エデュケーション、eラーニングや定額制動画学習サービス「GLOBIS 学び放題」などを提供するグロービス・デジタル・プラットフォームにより、リーダーの育成を推進しています。「カネ」の面では、ベンチャー企業への投資・育成を行うベンチャー・キャピタル「グロービス・キャピタル・パートナーズ」を運営、「チエ」の面では、出版事業ならびにオウンドメディア「GLOBIS 学び放題×知見録」を通じて知の発信を行っています。さらに社会における創造と変革を促進するため、一般社団法人G1によるカンファレンス運営、一般財団法人KIBOW による震災復興支援および社会的インパクト投資などの活動を展開しています。
グロービス:
学校法人 グロービス経営大学院
・日本語(東京、大阪、名古屋、福岡、オンライン)/英語(東京、オンライン)
株式会社 グロービス
・グロービス・エグゼクティブ・スクール
・グロービス・マネジメント・スクール
・企業研修
・出版/電子出版
・「GLOBIS 学び放題×知見録」/「GLOBIS Insights」
・「GLOBIS 学び放題」/「GLOBIS Unlimited」
グロービス・キャピタル・パートナーズ株式会社
顧彼思(上海)企業管理諮詢有限公司
GLOBIS Asia Pacific Pte. Ltd.
GLOBIS Asia Campus Pte. Ltd.
GLOBIS Thailand Co., Ltd.
GLOBIS USA, Inc.
GLOBIS Europe BV
GLOBIS Manila Inc.
PT. GLOBIS INDONESIA HUB
その他の活動:
・一般社団法人G1
・一般財団法人KIBOW
・株式会社茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメント
・株式会社LuckyFM茨城放送
【取材に関するお問い合わせ先】
グロービス 広報室 担当:土橋涼
E-MAIL: pr-info@globis.com
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