原作者の三田紀房氏、編集者の佐渡島庸平氏、代表理事の西岡壱誠が文部科学記者会で会見
現役東大生を中心に教育支援事業等を行う株式会社カルペ・ディエム代表取締役の西岡壱誠が代表理事を務める一般財団法人ドラゴン桜財団が2026年4月に設立され、4月21日の募集開始日に文部科学記者会で会見を行いました。

本財団は、三田紀房先生の漫画『ドラゴン桜』(講談社)の理念である「環境に関係なく、正しい方法で学べば可能性は開ける」という思想を奨学金と教育プログラムとして社会実装するべく、教育格差の是正と学びの機会の創出を目的とした新たな教育支援団体です。
初年度3名程度に最大60万円の奨学金と教育支援を提供します。

■ 登壇者コメント(2026年4月21日 設立記者会見より抜粋)
代表理事:西岡 壱誠
漫画『ドラゴン桜』に影響され、偏差値35から二浪して東大合格をした私は『ドラゴン桜』的な受験を支援したいと考え、財団設立に至りました。
今後、様々な要因により、チャレンジできない学生を支援していきます。
優秀な学生だけを支援して東大や難関大学合格者を増やすのではなく、むしろ、東大を目指すのが難しいと思われる人を支援したいと考えてプログラムをつくりました。
この財団の存在で、1人でも多くの挑戦者が増えることを願っています。
理事(原作者):三田 紀房 氏

仕事で東大の先生と話す機会が多いのですが、皆さんダイナミズムが失われているとおっしゃいます。
都会が悪いわけではありませんが、地方やいろいろな環境の学生が交わって生まれる多様性、そこから生まれる新たな発想やエネルギーがかってのキャンパスにはあったそうです。
私の作品の名前を使うことで、多くの人に財団の存在と支援を知ってもらい、活用してもらえたら嬉しいです。
理事(編集者):佐渡島 庸平 氏

『ドラゴン桜2』をつくるときに、現役の大学生に学習法を教えてもらおうと集めた東大生の一人が西岡さんでした。
その後、コルク社のインターンで頑張ってくれていた彼が、日本の教育を変えることを自分の人生の中心に据えて、起業するだけでなく、財団を立ち上げるまでになりました。
「リアルドラゴン桜プロジェクト」をはじめ、色々と活動してはいるが、やはりまだ地方の子になかなか支援の手が届かない現実はあります。最初の3年間は西岡くん個人の資金で運営していくことになるが、我々も財団の理念を実現するためにしっかりサポートしていきたいと思っています。
■財団設立の理念・ビジョン
「すべての挑戦者に、機会を。」 漫画『ドラゴン桜』が提示する「正しいやり方で人生を変える」という精神を、リアルに体現。生まれた場所や家庭環境に関わらず、誰もが自分の可能性を信じて挑戦できる社会の実現を目指します。■財団設立の背景─広がる教育格差によるアンダーマッチング現象
近年、日本では地域による大学進学率の差が拡大しています。「文部科学省令和5年度学校基本調査」によると、都市部と地方では進学率に約19%の差が存在し、「どこに生まれたか」によって進路の選択肢が大きく制限されている現状があります。また、東京大学においても合格者に占める「非関東圏」出身者の割合は、過去20年で14.3%減少(52.6%→38.3%)しており、地方からの挑戦が困難になっています。
地方では「安全性(合格可能性)」を重視し、本来の能力よりも低い難易度の大学を選ぶ傾向が首都圏より顕著だという傾向も見られます。
1.経済的負担の大きさ:家庭の経済状況が、県外への進学の選択肢に影響
2.保護者の地元志向:保護者が、地元大学への進学を希望
3.情報の質:一部地域では学校の先生や親せきなど周囲からの影響力が強い
4.ロールモデルの不在:身近に地元以外に進学する存在が少ない
こうした要因が重なり、本来の学力より入学難易度の低い大学に入るミスマッチ=「アンダーマッチング」が起きています。
<アンダーマッチング現象 参考>

文部科学省令和5年度学校基本調査よりフィランソロピー・アドバイザース分析

出典:*1 「都道府県別の自県進学率と大学進学率の可視化」(https://cdgakkai.ws.hosei.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/sgcd_21_1_08.pdf) *2 国立教育政策研究所「18歳人口減少期の高等教育進学需要に関する研究(平成30年~令和元年度プロジェクト研究報告書)」(https://nier.repo.nii.ac.jp/records/1890)

出典:StudyPlusトレンド研究所「進路と地域に関するアンケート」(https://www.trend-lab.studyplus.jp/post/20251021)よりフィランソロピー・アドバイザース分析
■財団設立の目的─可能性を秘めたまま、諦めている学生に「挑戦」の機会を設ける
東大受験という高い目標に挑戦する過程を通じて、・主体性
・自己効力感
・非認知能力
といった人間的成長を促すことを重視。KPIも「合格者数」ではなく、「地方からの挑戦者の増加」としています。
■ドラゴン桜財団の特長─「奨学金+学習支援+人的ネットワーク」を組み合わせた伴走型支援
ドラゴン桜財団では、単なる経済支援にとどまらず、以下の3つを組み合わせた包括的支援を行います。現状の学力は問わず、「意欲ある学生」にチャンスを届けます。
経済格差だけでなく、学習方法・環境・人のつながりを同時に提供することで体験格差を埋めることも視野に入れています。
1. 経済的支援(ドラゴン桜奨学金)
奨学金として一人30万~60万円(学年に応じる)を支給
2. 学習・教育支援(リアルドラゴン桜プログラム)
合格までのプロセスを自ら設計する力を養う年間プログラムを用意。月1回のオンライン
もしくは対面授業(東京での対面合宿を3回予定)。現状分析から勉強法、学習計画、直前期対策までを段階的に支援。
講師には西大和学園の国語教師・辻 孝宗氏や、駿台予備学校の地理講師・宇野 仙氏をはじめとした実力派を布陣予定。さらに、現役東大生との座談会や継続的な学習サポートも実施。
3. ネットワーク・ロールモデルの提供
多様なロールモデルとの接点を創出し、挑戦のイメージを具体化。
【ドラゴン桜財団 概要】

■選考フロー
募集開始 2026年4月21日(火)~4月28日(火)一次選考(書類)4月28日(火)~5月11日(月)
二次選考(面接)5月15日(金)~5月21日(木)
選考結果通知 6月3日(水)~6月5日(金)
採用者の手続き 6月中旬
奨学金の給付 6月下旬
※公式サイトより応募いただけます
ドラゴン桜財団公式サイト
■財団ロードマップと今後の展望
・フェーズ1(1~3年目): 東大志望の奨学生10~20名を支援し、プログラムを磨き上げます。・フェーズ2(4年目以降): 支援規模を2~10倍に拡大。外部寄付の募集を開始し、公益財団への発展を目指します。最終的には、年間100名規模の支援を目指します。
■2026年度の主な活動
・4月:奨学金プログラム募集開始・5月:設立記念フォーラム開催
・年間:高校生向けイベントを複数回実施予定
■財団役員構成
代表理事:西岡壱誠(株式会社カルペ・ディエム代表/作家)理事:三田紀房(『ドラゴン桜』原作者)
理事:佐渡島庸平(株式会社コルク)
評議員:中村 元(株式会社コルク)
評議員:布施川天馬(株式会社カルペ・ディエム)
評議員:永田耕作(株式会社カルペ・ディエム)
評議員:中山芳一(元岡山大学准教授)
評議員:松本 陽(元リクルート・元ベネッセ)
評議員:孫 辰洋(リザプロ教育研究所)
■ドラゴン桜とは

(C)三田紀房/コルク
漫画家 三田紀房氏による学園漫画で、講談社「モーニング」(2003~2007年連載)に掲載。
倒産寸前の高校に赴任した弁護士・桜木健二が、偏差値30台の生徒を東大合格へ導く物語です。
「やり方次第で学力は伸びる」という信念のもと、合理的な勉強法や大胆な思考法を提示し話題に。続編『ドラゴン桜2』や、TBSによるドラマ化(2005年・2021年)もヒットし、社会的な影響を与えました。
ドラゴン桜財団
https://dragonzakura-foundation.jp/
株式会社カルペ・ディエム
https://carpe-di-em.jp/
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