装着のラクさや音質の安定感もあって、家ではもっぱらヘッドホン派。
ただ、これからやってくる夏場はとくに長時間つけていると蒸れたり、側圧で疲れたり、ちょっとしんどい。
YouTubeやラジオ、映画など、気づけば数時間単位でヘッドホンを使っていることが多いので、「装着感が軽いオープン型で、しかもワイヤレスで、できれば手頃なヘッドホンがほしい……」という気持ちがずっとあったのですが、探してみるとこれがなかなか見つからない。
軽さと開放感が揃ったヘッドホン

audio‑technica「ATH‑HL7BT」19,800円(税込)
そんな中でようやく出会えたのが、audio‑technicaの「ATH‑HL7BT」というヘッドホン。
オープン型でワイヤレス、そして約2万円という比較的試しやすい価格が揃っていて、「これなら自分の用途にちょうど良さそうだ」と思えた数少ない一台でした。
とにかく耳まわりがラク!

実際に装着してまず感じたのは、とにかく耳まわりがラクなこと。
もともとゼンハイザー「MOMENTUM 4 Wireless」という密閉型ヘッドホンを使っていて、そちらの重量は約290gだったのですが、今回の「ATH‑HL7BT」は約220g。
70gほどの差ですが、手に取った瞬間から「あ、軽い」と実感するレベルです。

側圧はかなり弱めで、“頭にそっと置いている”にも近い感覚。密閉型のようにギュッと挟まれる感じがないので、数時間つけっぱなしでも疲れにくいのが好印象!
イヤパッドはソフト素材の2層構造を採用していて、頭や耳の大きさ・形が人によって違っても、最適な音響空間を作り出せるようになっているとのこと。
ハウジングやヘッドバンドもプラスチックやファブリック素材が中心で、全体的に軽やかです。

本体重量の軽さと相まって、「気軽にサッとつけられる」という使い心地につながっているように感じます。
ファブリック系が中心なので、レザー系にありがちな汗でベタつく感じがほぼなさそうなのもうれしいポイント。
リラックスして使う室内用途にはちょうどいいバランスです。
開放型らしい“抜け感”が心地いい音質

音質は、ひと言で表すと普段使いには問題ない印象。
正直「感動する!」というほどではないものの、低域には必要充分な厚みがあり、中高域はクリア。想定していた範囲の“ちゃんと良い音”が素直に出てくれます。
音楽を聴くと、個人的に音質が気に入っていた密閉型のゼンハイザー「MOMENTUM 4 Wireless」に慣れているぶん、音圧や音質の細部に物足りなさを感じる瞬間はあります。ただ、それは“ダメ”というより、基準が高くなっているだけな気も……。
むしろ、別物として見れば魅力がはっきりしてきて、オープン型らしい自然な広がりと抜け感で別の心地よさを与えてくれます。

そして何より、在宅作業や動画視聴、ラジオ、映画など“ながら聴き”のコンテンツとの相性が抜群。少なくとも音楽を主役にしない時間なら、物足りなさはほぼゼロで、むしろ開放型の軽さがかなり活きてくると感じます。
また、マルチポイント対応でスマホ+PCの同時接続が可能。
自分はPCとiPadで使っていますが、どちらも同時に接続されていて、片方で再生を始めるともう片方が自動で止まってくれるので切り替えがとてもスムーズ。在宅作業のときにこの挙動は本当に便利です。

開放型なので、ある程度外の音も自然に入ってくるのもポイント。
音量を半分以下くらいにしておけば、家の中の生活音はしっかり聞こえるので、インターホンや宅配の呼び出しを聞き逃す心配もありません。
“完全に遮断しない”という特性が、在宅でのながら作業にはピッタリです。
20時間バッテリーは日常使いには充分すぎる

バッテリーは最大20時間再生に対応。最近は60時間クラスの超ロングバッテリーのヘッドホンも増えていますが、正直20時間あれば日常的に使用するには充分。
自分の使い方(1日に2〜3時間ほど、動画視聴や作業用に使う程度)だと、2〜3日でバッテリーが50%前後まで減るくらいのペース。“毎日1日中使う”というより、“ちょこちょこ使う”タイプの人なら、体感的にもバッテリーで困る場面はほとんどなさそうです。
さらに10分の急速充電で約150分使えるので、うっかり充電を忘れていてもすぐ復帰できます。

操作面はシンプルで扱いやすく、左側ハウジングの後ろに物理ボタンが集約。
最近はタッチ式のモデルも多いですが、物理ボタンの方が誤操作が少なく、押した感触がしっかりあるので個人的には使いやすくて好き。
電源・音量操作に加えて、USB‑C充電ポートと有線接続用の3.5mmステレオミニ端子も備えています。
さらに、有線接続ではハイレゾ音源に対応。PCやデジタルオーディオプレーヤーに直接つなげば、スタジオライブの細かなニュアンスまでしっかり再現してくれます。
付属の2mケーブルを使えば、バッテリーが切れたときでもそのまま有線ヘッドホンとして使えるのも便利です。
オープン型ゆえの弱点も…

気になった点として、もちろん織り込み済みで購入しているのですが、オープン型ゆえに音漏れはほぼ100%します……。
耳に届く音量とほぼ同じくらいの音が外側にも流れるため、電車・カフェ・図書館などの公共空間では使えないと思ったほうがいいかも。これはオープン型の宿命なので、割り切りが必要ですね。
また、側圧がかなり弱い設計なので、頭の形によってはフィット感が緩く感じる可能性も。自分は問題ありませんでしたが、気になる人は家電量販店などで一度試してみるのがおすすめです。

加えて、気になったのが電源まわり。
自動オフ機能などはなく、使うたびにスイッチでON/OFFを切り替える必要があるのは、ちょっと手間です。リーズナブルな価格帯の製品なので割り切れる部分ではあるんですが、意外とこのひと手間が積み重なるんですよね。
ヘッドホンを外したら自動で電源が落ちるような仕組みがあるともっと快適になりそう。
ワイヤレスヘッドホンにも「オープン型」という選択肢

とはいえ長時間の作業や動画視聴など、室内でじっくり使う前提なら、「ATH‑HL7BT」はかなり相性のいい一台でした。
軽さ・開放感・自然な音の広がりといったオープン型ならではの心地よさがしっかり味わえます。
しかもワイヤレスでこの開放感を得られるモデルは本当に貴重。手頃さもあって、初めてオープン型を試してみたい人にも向いていると思います!
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