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一般社団法人コンテンポラリーアートプラットフォームは、日本の現代アートの創造性と多様性、そしてそのコミュニティーを国内外に紹介する祭典「アートウィーク東京(略称:AWT)」を2026年11月4日(水)~8日(日)の5日間にわたり開催します。

現代アートをもっと楽しむ5日間
アートウィーク東京(AWT)は、東京の現代アートの創造性と多様性を国内外に発信する年に一度の祭典です。メイン会場を持たない分散型イベントとして、都内の美術館やギャラリーがそれぞれに開催する展覧会のほか、AWTが独自に開催するトークセッションやツアー、特設のバーなど、街中に広がる多様なプログラムを自由に巡っていただけます。2026年は過去最多となる55の美術館・ギャラリーが参加。今年はポーラ ミュージアム アネックス、セイソン&ベネティエール、パーセル、思文閣銀座が初参加となります。都内に点在する会場をつなぐのは、乗り降り自由な無料のシャトルバス「AWT BUS」。バスに揺られながら複数のアートスペースを巡ることで、それぞれの個性や、東京の現代アートの「いま」を感じられます。
今年の「AWT FOCUS」は10会場で10の展覧会を開催
「買える展覧会」として2023年に始まった「AWT FOCUS」は、これまで従来の型にはまらない展示のあり方やキュレーションの可能性を探求してきました。4回目となる今年はウィーンを拠点とするギャラリーフェスティバル「curated by」とのコラボレーションのもと、開催形式を刷新。都内10カ所のギャラリーおよびアートスペースがそれぞれに国内外で活躍するキュレーターを迎え、「AWT FOCUS」のセレクションコミッティーが厳選した様々な展覧会を開催します。
Multiple Spirits《ダンジョンは生ける光の陰影へ》2025年 Photo by Takashi Fujikawa. Courtesy Waitingroom.
逆立つ翼のパッチワークキュレーション:マルスピ
会場:ウェイティングルーム
キュレーターの丸山美佳とアーティストで俳優の遠藤麻衣により2018年に設立されたクィアフェミニストコレクティブ「マルスピ」。現代のZINEや出版文化の実践、そして近代制度以前から存在してきた多様な伝達の様式の中に、知の生成と共有の系譜をたどる展覧会をキュレーションします。

ソフィー・ニス《If Nature Didn’t, Warner’s Will》2012年 Courtesy Galerie Greta Meert, Brussels.
増塩太朗、ソフィー・ニスキュレーター:オリヴィエ・ミニョン
会場:XYZコレクティブ
日本を拠点とするベルギー人キュレーターのオリヴィエ・ミニョン。金沢のプロジェクトスペース「Keijiban」を主宰するミニョンが、クィアの身体性や視線の政治学をテーマにした作品を手掛けるニューヨーク拠点の写真家の増塩太朗と、言葉とモノの関係性を探求する彫刻実践を行うブリュッセル拠点のアーティスト、ソフィー・ニスの2人展をキュレーションします。

メアリー・ウェザーフォード《Not Yet Titled》2024年 Photo by Frederik Nilsen. Courtesy Shibunkaku.
Komorebiキュレーター:ジェレミー・ストリック
会場:思文閣銀座
ダラスのナッシャー彫刻センターやロサンゼルス現代美術館(MOCA)のディレクターを歴任してきたジェレミー・ストリックが、メアリー・ウェザーフォードの日本初の個展をキュレーション。ウェザーフォードの絵画を通じて、光、空間、記憶、場所性が交差する詩的な表現を紹介します。

土屋信子「Stay as a Wave」展示風景 2023年 Photo by Nobutada Omote. Courtesy SCAI The Bathhouse.
Zone42(仮題)キュレーター:マーティン・クラーク
会場:スカイザバスハウス
スカイザバスハウスでは、身近なものや廃材を組み合わせて立体作品を生み出す土屋信子の個展を開催。サイトスペシフィックな土屋の作品を、ロンドンのカムデン・アート・センターのディレクターを務めるマーティン・クラークがキュレーションします。

ジュリアンノックス「What Colours Can We Dream in This Night Filled with Salt」展示風景 2025年 (C) Levi Fanan, courtesy Fundação Bienal de São Paulo.
How Much Light Must I Consumeキュレーター:エコウ・エシュン
会場:スペースアン
シエラレオネ出身の気鋭のアーティスト、ジュリアンノックス。アフリカとディアスポラの歴史を辿る彼の日本初個展を、イギリスのインディペンデントキュレーター兼ライターのエコウ・エシュンがキュレーション。彼の映像作品は、口承の伝統に着想を得た独自の美学を通し、私たちがローカルかつグローバルな物語をどう構築しているのかを問いかけるとともに、境界的な空間に存在することの感覚を静かに浮かび上がらせます。

鴨治晃次《静物 / Still Life No. 10》2022年 Photo by Kei Okano. (C) Koji Kamoji, courtesy Take Ninagawa.
Everyday Lifeキュレーター:マリア・ブレヴィンスカ
会場:タケニナガワ
1959年にポーランドへ移住し、同国の現代美術の発展に貢献した鴨治晃次。ポーランドのザヘンタ国立美術館の元キュレーターであるマリア・ブレヴィンスカが、90歳を超えてもなお活躍し続ける鴨治の静謐な作品世界を通じて、日常、歴史、個人的記憶が交差する場を提示します。

エリカ・ヴェルズッティ「Sex Scene」展示風景 2025年 Photo by Nicolas Brasseur. Courtesy the artist and Fortes D’Aloia & Gabriel, São Paulo/Rio de Janeiro.
彫刻の肖像キュレーター:ジュリー・ブクブザ
会場:ミサコ&ローゼン
パリを拠点とし、フランスのリュマ・アルルのレジデンスプログラムの責任者を務めるジュリー・ブコブザが、ブラジル出身の作家エリカ・ヴェルズッティの個展をキュレーション。彫刻とドローイングの関係、制作過程におけるイメージの生成、そして彫刻が持つ肖像性を探ります。

青柳菜摘《関係名デモンストレーション》2025年 Photo by Minji Yi.
有り得べき言葉、有り得べき世界キュレーション:シン・ジェミン
会場:ミサシンギャラリー
ソウルのクリエイティブスペース「the WilloW」を主宰する韓国のインディペンデントキュレーター、シン・ジェミンが、気鋭のマルチメディアアーティストで詩人の青柳菜摘の個展をキュレーション。Gallery 38のサポートを受けて制作された、細井美裕とのコラボレーション作品も展示予定です。

「日本国憲法展2024」展示風景 2024年
日本国憲法展 2026キュレーター:グレッグ・ドボルザーク & 小野賢
会場:無人島プロダクション
2023年から開催されている「日本国憲法展」の2026年版。共同でキュレーターを務めるのは、早稲田大学国際学術院教授で太平洋・アジアの歴史・文化学、ジェンダー研究を専門とし国内外の展覧会企画に携わるグレッグ・ドボルザークと、インディペンデントキュレーターの小野賢。風間サチコ、オ・ハジ、高田冬彦といったアーティストたちの作品を通じて、日本国憲法を今日の社会と美術の文脈から再考します。

グレゴリー・オリンピオ《Le Plancher des Vaches》2025年 (C) Gregory Olympio, courtesy the artist and blank projects, Cape Town.
The Quietキュレーター:アウグスト・アルビゾ
会場:ユタカキクタケギャラリー
ニューヨークを拠点とするアウグスト・アルビゾが、国内外の作家6名(ネイト・アントリック、グレゴリー・オリンピオ、桂ゆき、竹下麻衣、ディアナ・チェプレアヌ、櫃田伸也)による作品をキュレーション。世代や地域を超えた作家たちの作品を通じて、絵画における余白、沈黙、抑制された表現の可能性を考察します。
「AWT FOCUS」セレクションコミッティーによるコメント
「AWTが新たな形式で提供するAWT FOCUSというプラットフォームに大きな期待を寄せています。10名の国際的な視野を持ったキュレーターにより、活気に満ちた私たちのアートコミュニティをグローバルな舞台へと発信できるからです。東京で生まれたアートと文化が国際的な文脈と融合し、独自の視点が生まれることを期待しています」ローゼン美沙子(ミサコ&ローゼン オーナー)
「ウィーンで幾度もの成功を収めてきたcurated byのフォーマットが、東京で展開されることをうれしく思います。長年にわたり、curated byは国際的なキュレーター、アーティスト、ギャラリー、そして観客を結びつける重要なプラットフォームとなると同時に、ウィーンの文化的景観にも大きく貢献してきました。このモデルが新たな環境へと取り入れられ、国際的に発展することを喜ばしく思っています。東京での開催の成功は間違いなく、私自身もそれを体験できることを心から楽しみにしています」
ラファエル・オーバーフーバー(Galerie nachst St. Stephan ディレクター/「curated by」代表として参加)
「AWT VIDEO」では選りすぐりの映像作品を紹介
AWT参加ギャラリーのアーティストが手掛ける映像作品から厳選されたビデオプログラムを上映する「AWT VIDEO」。2026年の監修は、上海のロックバンド美術館(RAM)のエグゼクティブディレクター兼チーフキュレーターである朱筱蕤(X・ジュー=ノウェル)が担当します。朱筱蕤(X・ジュー=ノウェル)

Photo by Sokol
※プロフィールはこちらからご参照ください。
「AWT BAR」のアーティストカクテルは青柳菜摘、須田悦弘、森万里子が考案
会期中、南青山に特設されるポップアップバー「AWT BAR」は、新進シェフによるフードやアーティストによるカクテル、パフォーマンスなどが楽しめる憩いの場です。昨年に引き続き、「AWT BAR」アドバイザーは建築家ユニットSANAAの共同主宰であり、東京都庭園美術館の館長を務める妹島和世が担当。2026年の「AWT BAR」の設計は、妹島和世建築設計事務所およびSANAAで10年にわたり世界的なプロジェクトを支え、2025年に独立を果たした伊東加恵が担います。
また、今年もAWT開催期間中に作品を展示する3人のアーティストとコラボレーション。青柳菜摘、須田悦弘、森万里子が思い思いの発想で生み出す限定カクテルをお見逃しなく。
建築
伊東加恵(いとう かえ)

(C)️ Office Itokae
アーティストカクテル
青柳菜摘(あおやぎ なつみ)
※ AWT FOCUS(ミサシンギャラリー)で個展を開催

Photo by Shintaro Wada
須田悦弘(すだ よしひろ)
※ ギャラリー小柳で個展を開催

森万里子 (もり まりこ)
※ 森美術館で個展を開催

Photo by Kazuyoshi Shimomura
※それぞれのプロフィールはこちらからご参照ください。
人気プログラム「AWT TALKS」も引き続き開催
初心者からアート通まで、幅広い層を対象とした「AWT TALKS」も開催。国内外のキュレーターや思想家を招いたシンポジウムから、オンライントーク、ラウンドテーブル、コレクターを目指す人に向けたガイドツアーやセミナー、未就学児や学生を対象としたアート教育プログラムまで、多彩なプログラムを通じてアートとの身近な接点を生み出し、アートを一歩深く知るための場を提供します。今年のキーカラーはパープルとネオングリーン
キービジュアルには、昨年度リニューアルしたAWTオリジナルフォントを引き継ぎながら、マクロには毛筆でありミクロにはピクセルである、アナログとデジタルという相反さを持った「東京」の漢字をあしらいました。今年のキーカラーはパープルとネオングリーン。ノイズと洗練、雑多と秩序が同時に存在する東京という都市で多様なプログラムを開催するアートウィーク東京を、中間色同士の2色の対比でビビッドに彩ります。2026年度のアートウィーク東京開催に向けて
ディレクター・蜷川敦子のコメント「アートウィーク東京は、日本のアートシーンを活性化させ、世界との結びつきをより強めるための新たな方法を模索するというミッションのもと、コロナ禍の2021年にプレローンチしました。今年、2022年の本格開催から5回目という大きな節目を迎えることができたことを喜ばしく思っています。芸術祭でもアートフェアでもない、新しいアートイベントのあり方として、展覧会やパブリックエンゲージメントのかたちを実験し続けられているのも、日本のアートコミュニティの奥深さと力強さがあるからこそです。アートウィーク東京に参加される皆さまとともに、このコミュニティがさらに発展していけるよう努めてまいります」

Photo by Katsuhiro Saiki
蜷川敦子(にながわ あつこ)
アートウィーク東京共同創設者・ディレクター/タケニナガワ代表。2008年にタケニナガワを設立。新進作家から歴史的な評価の高い作家まで、現代アートの文脈で活躍する日本人作家を国際的にプロモーションする。国外の作家を日本の文脈で紹介する試みも多数企画。アートウィーク東京を主催する一般社団法人コンテンポラリーアートプラットフォーム共同代表理事。「アートバーゼル」バーゼルの選考委員、および、コロナ禍に生まれた国際的なギャラリーイニシアティブ「Galleries Curate」や、グローバルサウスのアートを取り上げるプラットフォーム「SOUTH SOUTH」に参加。2022年、将来のアートマーケットにおいて先駆となる人物を選ぶ「Artnet Innovators List」に選出。アート界で最も影響力のある人物100人を選ぶ「ArtReview Power 100」に2022~25年に4年連続で選出。
開催概要
アートウィーク東京名称:アートウィーク東京(欧文:Art Week Tokyo、略称:AWT)
会期:2026年11月4日(水)~8日(日)10:00~18:00
会場:都内の参加美術館・ギャラリー、AWT FOCUS、AWT BARほか各プログラム会場
主催:一般社団法人コンテンポラリーアートプラットフォーム
提携:アートバーゼル(Art Basel)
特別協力:文化庁
アートウィーク東京モビールプロジェクト
名称:アートウィーク東京モビールプロジェクト
会期:2026年11月6日(金)~8日(日)10:00~18:00
主催:東京都/アートウィーク東京モビールプロジェクト実行委員会
料金
- AWT BUSの乗車無料。
- 参加ギャラリーの入場無料。参加美術館ではAWT会期中に限り所定の展覧会にてAWT特別割引適用。
参加施設(2026年5月28日時点)
AWT FOCUS(10軒)ウェイティングルーム
XYZコレクティブ
思文閣銀座
スカイザバスハウス
スペースアン
タケニナガワ
ミサコ&ローゼン
ミサシンギャラリー
無人島プロダクション
ユタカキクタケギャラリー
美術館・インスティテューション(13軒)
アーティゾン美術館
銀座メゾンエルメス ル・フォーラム
国立新美術館
資生堂ギャラリー
シャネル・ネクサス・ホール
東京オペラシティ アートギャラリー
東京国立近代美術館
東京都現代美術館
東京都写真美術館
東京都庭園美術館
ポーラ ミュージアム アネックス
森美術館
ワタリウム美術館
ギャラリー(32軒)
ギャラリー38
青山目黒
アノマリー
MEM
カイカイキキギャラリー
カナカワニシギャラリー
カヨコユウキ
ケンナカハシ
コウサクカネチカ
コタロウヌカガ
ギャラリー小柳
小山登美夫ギャラリー
シュウゴアーツ
スタンディングパイン
セイソン&ベネティエール
タカ・イシイギャラリー
タクロウソメヤコンテンポラリーアート
タロウナス
東京画廊+BTAP
ナンヅカ
日動コンテンポラリーアート
パーセル
ハギワラプロジェクツ
PGI
ファーガス・マカフリー
フイギユア
ペース・ギャラリー
ペロタン東京
ポエティック・スケープ
ミヅマアートギャラリー
ユミコチバアソシエイツ
リーサヤ
※AWTの一覧表記ルールに基づく施設名称表記の50音順です。
公式サイト
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「アートウィーク東京」運営体制概要
アートウィーク東京は、アートバーゼルとの提携および文化庁の協力を受け、一般社団法人コンテンポラリーアートプラットフォームが主催します。また、都内のアートアクティビティーの体験を創出する「アートウィーク東京モビールプロジェクト」を、東京都とアートウィーク東京モビールプロジェクト実行委員会の主催により実施します。「アートウィーク東京モビールプロジェクト」概要
東京都とアートウィーク東京モビールプロジェクト実行委員会が主催。アートウィーク東京の会期中に都内各地に広がる主要なアートスペースをつなぐ「AWT BUS」を運行するほか、会期前から会期中にかけて子どもや若者、アートコレクターを目指す方などを対象とする様々なプログラムの展開や、国内外のキュレーターを招聘したシンポジウムなどを通じて、幅広い鑑賞者層に対してアートアクティビティーの体験機会を創出。国内のアートに対する関心の裾野拡大を目指します。実行委員は、⽚岡真実(森美術館館長)、田中正之(東京国立近代美術館館長)、渡邉努(東京都現代美術館副館長)、塩見有子(NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT]理事長)、蜷川敦子(アートウィーク東京ディレクター/一般社団法人コンテンポラリーアートプラットフォーム代表理事)。
「アートバーゼル」概要
世界最高の規模と質を誇る近現代美術のアートフェア「アートバーゼル」。毎年、拠点となるスイスのバーゼルをはじめ、香港、マイアミビーチ、パリで開かれるアートフェアには、世界各地から大勢のアートファンや専門家が集まる。(公式サイト)
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