《呪いを解け/Break the Curse》(部分)/2025/Paper, acrylic sheet/42×29.7×3.5cm

京都 蔦屋書店(京都市下京区 京都高島屋 S.C.[T8]5F・6F)では、沖縄出身の現代美術家・照屋勇賢の個展「Yuken Teruya:Your Journey」を2026年6月13日(土)~7月1日(水)の期間、5Fエキシビションスペースにて開催します。

特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/54798-1126270602.html

概要                                            

照屋勇賢は、多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業後、ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアルアーツMFAプログラムを修了。現在はニューヨークを主な拠点とし、ベルリンや沖縄でも活動しています。
照屋はファストフード店や高級ブランドなどの紙袋、トイレットペーパーの芯などの日常に存在する消費物などの多彩な素材や、紅型(びんがた)染色など伝統技術を用いた幅広い表現で作品を制作しています。大量消費社会、地政学、社会の権力構造や沖縄の歴史といった複層的なテーマを扱い、可視化するその実践は国際的に高い評価を得ており、大英博物館、グッゲンハイム美術館、MoMA、スミソニアン博物館、金沢21世紀美術館など世界各国の美術館にその作品が収蔵されています。

本展では、照屋の祖父の生存記から着想を得て、沖縄戦の記憶とその先の未来への希望をつなぐ沖縄の物語を描く《呪いを解け/Break the Curse》シリーズと、ボードゲーム「モノポリー」で使用される紙幣を分解・再構成し、資本や宗教、歴史的価値といった概念を別のかたちへと変換する《Monopoly》シリーズを中心に展示します。
これらの作品群には、照屋が昨年、故郷・沖縄で上演した舞台作品《照屋勇賢「魔笛」》(モーツァルト「魔笛」を翻案し総合演出)での制作経験や視点が色濃く反映されています。沖縄の苦難の歴史と豊かな文化を重ね合わせ、記憶を見つめ直しながら未来への希望を描いた同作と響き合うように、本展「Your Journey」は、社会や時代、そして私たち自身のこれまでの道のりをあらためて見つめ直す機会を提示します。

アーティスト・ステートメント                                         

2025年に僕が総合企画・監修を務めていた《照屋勇賢「魔笛」》では、原作に新たな視点を加えるために役者、「盛賢」少年を登場させた。また、同舞台では、光の象徴として、作品《Powerful spells》も演出した。この展覧会は《照屋勇賢「魔笛」》で表現した力や感情、そして葛藤を「魔法」というインスピレーションに変え、異なるプロジェクトの作品へと展開する試みである。この展覧会は、ある意味、《照屋勇賢「魔笛」》の演出の再演とも言える。それぞれの作品のインスピレーションがあなた自身の持っている魔法の力に刺激を与えることを願っています。

作品紹介


《呪いを解け/Break the Curse》(部分)Paper, acrylic sheet
《Break the Curse (呪いを解け)》
沖縄本島南部の玉城村で育った盛賢は優しく、 想像力が豊かな少年だった。幼少期ハブにかまれ片足になった盛賢は、戦時下では若い妻・文子に背負われながら戦火を逃れ生き抜いた。僕が再構成した「魔笛」では、盛賢の人生が、主人公のタミーノとパラレルワールドとなる。少年の魔法は、重くのしかかる試練や苦境の葛藤を乗り越え、奇跡を導く。私達は、その少年少女達の物語の未来にいる。




《Powerful spells》 Silk screen, T-shirts
《Powerful spells》
1947年、昭和天皇はGHQへ、「沖縄を始め琉球諸島を中長期的に軍事占領し続けることを希望している」というメッセージを送った。1947年にかけられた呪文は未だ沖縄と琉球列島の海だけでなく、日本全土を支配している。舞台では、知性、特権の象徴として、光を帯びた公文書が舞台に現れる。




《Heavy pop》water color on paper
《Heavy Pop》
風船が空に飛び立つ時、地面から離れていく不安と感動が同時に起こり、高揚感を覚える。 上へ上へという引っ張り上げる力は、握っている私達の手を刺激してくれる。風船が放たれカラフルに彩られた空は、自由や自立の象徴。その力に誰からの制約もない。魔法は自由のなせる技。




《Monopoly (jewelry)》Monopoly money, Torken, pin, foam
《Monopoly Royal Jewelry》《Monopoly monogram》
モノポリーシリーズは、現金に置き換えられにくい、または捉えにくい象徴の力や影響力を視覚化する試みである。分解、再構成されるオオチャの紙幣が、ウォール・ストリート、博物館、信仰、そして世襲される象徴の姿として浮かび上がる。モノグラムの一点一点は、脱構築される特権や肥大する金融構造ですが、遊具やジェットコースターのような構造を見つけた。探究心や興味には、無邪気さが宿っている。



販売について                                  

作品は、6月13 日(土)11:00より店頭にて販売開始します。
プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
アートのECプラットフォーム「OIL」では一部の作品を6月15日(月)12:00~7月1日(水)20:00の期間販売します。

アーティスト・プロフィール                                            

照屋 勇賢|Yuken Teruya



1973年沖縄生まれ。ベルリン在住。2001年にニューヨークのスクール・オブ・ビジュアルアーツ(SVA)MFAプログラムを修了。現在はニューヨークを主な拠点に、ベルリンや沖縄でも活動。身の周りのものを素材とし、緻密で繊細な技術を用いて、大量消費社会、グローバリズムや環境問題、普段は気づかな い価値観や枠組みなどの問題を作品化する。 2025年、那覇文化芸術劇場なはーとによるモーツアルトによるオペラの「沖縄版魔笛」の総合監督を務める。
2024年以降、英国の大英博物館にて、「結い、You-I」が常設展示されている。 2023年「Yuken Teruya: Okinawa Heavy Pop」沖縄県立博物館・美術館、2014−15年「Yuken Teruya:On Okinawa/Humboldt Lab」ドイツ国立アジア美術館。その他、国際展、広州トリエンナーレ(2022)、バンコクビエンナーレ(2020年)、上海ビエンナーレ(2018年)、「Japanorama」ポンピドゥー・センター・メッス(2017年)など。その他、「誰が世界を翻訳するのか」金沢21世紀美術館(2015年)、「Greater New York 2005」PS1(2005年)横浜トリエンナーレ(2005年)、などの国際展に参加。

展覧会詳細                                     

照屋勇賢「Yuken Teruya:Your Journey」
会期|2026年6月13日(土)~7月1日(水)
 ※オープニングレセプション 6月13日(土)17:00~19:00 入場無料
時間|11:00~20:00 ※最終日のみ18:00まで
会場|京都 蔦屋書店5Fエキシビションスペース
主催|京都 蔦屋書店
協力|koichi Yamamura Gallery
協賛|沖縄ツーリスト/株式会社 多良川
入場|無料
お問い合わせ|075-606-4525
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/54798-1126270602.html

アーティストトークについて 
6月13日(土)15:00~16:30にて、照屋勇賢のトークイベントを開催します。イベント当日 13:00までに下記よりお申し込みの上、ご参加ください。先着順。参加費は無料です。
https://eventmanager-plus.jp/get/54774-1246490601
トークイベントの申し込みはこちら

京都 蔦屋書店
京都高島屋S.C.[T8]5・6階に位置する京都 蔦屋書店は、全フロアを通じてアートと文化の「伝統と最先端」が共振する場です。芸術分野を広く取り扱う約6万冊の書籍と、日常のアートピースとなるような文具・工芸品のほか、フロア内に点在するアートスペースでは、注目の現代アート作品を展示。店頭と合わせてECサイトでもご案内いたします。約120席あるSHARE LOUNGEでは、カフェや仕事場、イベントスペースとして、居心地の良い空間を提供します。

住所|〒600-8002 京都府京都市下京区四条通寺町東入⼆丁目御旅町35 京都高島屋S.C.[T8]5・6階
電話番号|075-606-4525
営業時間|10:00~20:00
※6Fシェアラウンジのみ、8:00~22:00
HP|https://store.tsite.jp/kyoto/
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TTC LIFESTYLE株式会社
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CCCアートラボ
CCCアートラボは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中で「アートがある生活」の提案をする企画集団です。わたしたちは「アートがある生活」の提案を通じて、アートを身近にし、誰かの人生をより幸せにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。これまで行ってきた、店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、わたしたちだからできるアプローチで企画提案をします。
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