外出・就寝中にONにする“だけ”──下駄箱にも入るコンパクト除湿機の実力はいかに?
関東甲信は6月7日に梅雨入りした。これから全国的にジメジメの季節が到来する。そんなときに備えて買っておいたのが、片手で簡単に持ち運べる超コンパクトな除湿機だ。メーカーの異なる2台を用意したので、どれだけ効果があるのか、実際に使ってみた(BCN・寺澤 克)。
ピンポイントで除湿できるのが強み 衣類のカビ・湿気対策に使えそう!
最近は、各メーカーから同サイズの除湿機が展開されている。どれも、部屋で使うには役不足な性能なのだが、下駄箱、物置、押し入れの中など、狭い空間をピンポイントで除湿したいときには、操作も簡単で効果を発揮する。ここがコンパクト除湿機の強みだ。
筆者の場合は、押し入れに服をかけて収納しているので、そのカビ・湿気対策に使ってみた。
能力はそれほどじゃないけど静か コンパクト除湿機はペルチェ式
用意したのは、ドリテックが販売しているコンパクト除湿機「ロワン」(JY-102)、そしてマクロスが「sumuu」ブランドで販売しているコンパクト除湿機「ミトカ」(MEH-188)の2モデル。
この類の除湿機はどれも「ペルチェ式」を採用している。湿った空気を冷やして結露させ、その水滴をタンクに溜めることで除湿を行う機構だ。
除湿能力は正直高くはないが、強みはやはり音が静かなことだろうか。押し入れやクローゼットの中で電源をONにして扉を閉めておけば、ほとんど音は聞こえない。近くでも就寝できるレベルだ。何なら、在宅勤務中でも点けっぱなしだ。出かけている間や寝ている間につけっぱなしにしておけば、定期的な湿気対策になる。
サイズ感はさほど変わらず、共通する特徴はこれくらいだが、それぞれには違った特色もある。
電源を入れるだけの簡単仕様 ドリテックのコンパクト除湿機
ドリテックのコンパクト除湿機「ロワン」は、何よりも価格が安い。5000円台から購入できるお店もあり、試しに買ってみるには良い値段といえる。
また、操作性も非常にシンプル。コンセントをつないで、電源をONにする。たったこれだけだ。
タンク容量は800ml。満水時には上部のライトが赤く点灯し、自動で運転を停止する。除湿能力は約200ml/日となっている。サイズは約W14.5×D14.5×H21.5cm。
大体値段は2倍 タイマーや湿度設定ができる多機能なマクロスの除湿機
ロワンよりもちょっとリッチな仕様となっているのは、マクロスのミトカだ。
前面にはタッチボタンとインジケーターを設けている。
湿度設定(40~70%)とタイマー(6~24時間)、そして3段階の運転モードを操作できる仕様となっており、インジケーターには設定湿度が表示される。
スペックは、タンクが900mlで、除湿量が約220ml/日。また、適用面積も設定されており約15m2となっている。ロワンと比べると若干性能が高めか。もちろん、満水となれば、自動で運転を停止する機能も設けている。サイズは約W14×D11×H25cm
ただ、購入時の金額は1万970円。下手するとロワンの2倍ぐらいかかってしまう点には注意だ。
寝てるときだけ付けてみる! どれだけ湿気が取れるか?
いざ、両モデルを実際に使ってみることにしよう。筆者の自宅の衣類がたくさんかかっている押し入れ(0.5畳)2カ所にそれぞれ、除湿機を設置してみた。時間は就寝中のおよそ8~9時間程度だ。
朝起きて確認してみる。ロワンの方はどうだろうか。まあまあ取れているような気がする。計量カップで測ってみると120mlちょっとの水分を貯めることができたようだ。
一方で、若干除湿能力の高いミトカはどうだったか。こちらはだいたい150ml。湿度設定は50%と控えめにしたが、若干多い。もちろん、それぞれの場所にかかっている衣類の生地や量は全く同じではないから、単純に比較することはできない。あくまで、参考値としておこう。
とはいえ、両者ともにある程度の湿気を取り除くことに成功していると考えて良いだろう。これらの製品で定期的に除湿しているところだが、今のところ衣類が湿っていたり、カビが生えてしまったりということは起こっていない。
次の疑問は「スペック通りの環境条件」でどう変わるのか?
今回は、手元に湿度計がなかったため、設置場所の湿度をモニタリングすることができなかった。しかし、半日足らずで水分がタンクに溜まっていたことから「思ったよりも効果がありそう」というのが率直な感想だ。念のため、検証したときの気象条件を説明しておくと、気温は20度前後、湿度は70~76%を記録していた。
また、スペック上の除湿能力はいずれも「室内温度30度、湿度80%」の場合を想定している。これから夏に入って、本領を発揮する可能性もありそうだ。引き続き、使ってみて効果を検証していくこととする。







