2026年10月28日(水)~ 11月1日(日)東京国際フォーラムにて実施

Design: Higuchi Maiko, Typeface “Clementite”: François Dey / Silly Type Foundry
東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京(以下、アーツカウンシル東京)は、「クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー」の一環として、「だれもが文化でつながる国際会議2026」を2026年10月28日(水)~ 11月1日(日)、東京国際フォーラムにて開催します。
Moving Together ともに生きる文化を創造する、5日間。
今年で5年目を迎える「だれもが文化でつながる会議」について
「だれもが文化でつながる会議」は、東京都とアーツカウンシル東京が取り組む「クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー」の一環として、2022年から行われてきました。5年目となる今回のテーマは「Moving Together ともに生きる文化」。これまでの歩みを振り返りながら、一人ひとりがよりよく生きるために、芸術文化になにができるのかを考え、これからの共生社会のあり方とウェルビーイングの姿を探求します。
近年、さまざまな分野・文脈でウェルビーイングが注目され、個人としての幸せの理想像が語られるようになりました。しかし気候危機や災害、紛争やパンデミック、テクノロジーの急速な進展など、複雑で変化し続ける世界のなかで、「well(よく)being(あること)」は、個人に結びついているだけでよいのでしょうか。ウェルビーイングのイメージが揺らぐいま、わたしたちを取り巻くあらゆるものとの関係性を編みなおす芸術文化から、この言葉の意味を捉え直し、ここ東京から世界へ「ともに生きること」の考え方を発信します。
※本会議は、同時期に都内で実施される第15回世界都市文化サミット2026と連携し開催いたします。
10月28日からはじまる本会議に先立ち、8月、9月に全3回のキックオフ企画を開催します。これからのウェルビーイングを考えるための前提が広がる経験則や知見を、本会議に引き継ぎます。
8月3日(月)に開催する、初回のゲストには、『最後の山』(新潮社|2025年刊行)で読売文学賞を受賞した写真家の石川直樹を迎えます。参加申し込みについては、公式ウェブサイトをご覧ください。
キービジュアルについて:野生のクレマチスで形づくられたアルファベットと、印刷した紙に偶然落ちた水滴によって生じたインクの滲みを用いたキービジュアルは、マルチスピーシーズの世界観を喚起させます。精神病院の患者たちとフランソワ・デイとの協働によるこのアルファベットの制作過程そのものが、本会議のテーマ「Moving Together」を体現しています。
開催概要
事業名:クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー だれもが文化でつながる国際会議2026(略称:「だれもが文化でつながる国際会議2026」)
開催期間:2026年10月28日(水)~ 11月1日(日)
開催場所:東京国際フォーラム (東京都千代田区丸の内3丁目5-1)
10月28日(水)~ 11月1日(日) :ロビーギャラリー
10月30日(金)~ 11月1日(日) :ホールB5、ホールD5
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
参加費:無料(要申込み)
使用言語:日本語、英語、日本手話、国際手話 ※同時通訳、字幕あり(国際手話はホールB5のみ)
公式ウェブサイト:https://creativewell.rekibun.or.jp/creativewell-conference/2026.html
これからのウェルビーイングの地平を、ここ東京から世界へ――
「クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー」とは
開催背景と企画主旨「だれもが文化でつながる会議」は、東京都とアーツカウンシル東京が取り組む、芸術文化を通してウェルビーイングについて考え、多様な実践を展開するプロジェクト「クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー」の一環として、2022年から継続的に行われてきました。
本プロジェクトは、東京都の2030年に向けた文化政策(「東京文化戦略2030」)に基づき展開しています。 都立文化施設や文化事業、社会的課題に取り組むNPOや実践者等と連携し、これからの芸術文化に必要な活動を推進し、発信していきます。「だれもが文化でつながる会議」はこれらのプロジェクトの取り組みを紹介し、活動を推進するためのネットワーク醸成の場として開催します。

「だれもが文化でつながる国際会議2024」の様子

「だれもが文化でつながる国際会議2024」の様子
自然界と対話し活動を展開するアーティストや研究者が、日頃考えていること、
感じていることを語る「キックオフ企画」を開催
キックオフ企画「マルチスピーシーズ」(全3回)10月28日からはじまる本会議に先立ち、キックオフ企画を開催します。海、山、大地と「ともに生きる文化」をテーマとするアーティストや研究者が、日頃考えていること、感じていることを語ります。これからのウェルビーイングを考えるための前提が広がる経験則や知見を、本会議に引き継ぎます。
※マルチスピーシーズ…人間を含むあらゆる存在が絡まり合って世界を作り上げていることに注目する考え方

写真:石川直樹 2026年6月アラスカ・デナリ山頂にて。
【第1弾 トーク】
登壇者:石川直樹(写真家)
日時:2026年8月3日(月)18:00~20:00
会場:自由学園明日館 ホール(東京都豊島区西池袋2丁目31−3)
定員:30名(要申込み・先着順)
参加費:無料
申込方法:7月13日(月)より、クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョーの公式ウェブサイトにて受付開始。
使用言語:日本語 ※日本手話通訳、字幕あり
登壇者プロフィール

撮影:Andrea Cossu
石川直樹
1977年東京生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。人類学や民俗学に関心を持ち、都市から辺境の地まであらゆる環境を旅しながら撮影を続けている。2011年『CORONA』(青土社)により土門拳賞、2020年『まれびと』(小学館)、『EVEREST』(CCCメディアハウス)により日本写真協会賞作家賞。2023年東川賞特別作家賞を受賞。最新刊に『シシャパンマ』(平凡社)、『K2』(小学館)、『最後の山』(新潮社)などがある。
今後のキックオフ企画は、第2弾を8月20日(木)に美術家の是恒さくら、第3弾を9月3日(木)に歴史学者で京都大学人文科学研究所教授の藤原辰史を迎えて開催予定です。
※各回の詳細・申込方法は、公式ウェブサイトにて順次公開します。
各界で活躍するアーティストや実践者、研究者とともにウェルビーイングを捉え直す、全5回のセッション「カンファレンス」
本リリースでは、各種プログラムが行われる3つの会場の一つ、ホールB5で行われる「カンファレンス」についてご案内いたします。「カンファレンス」では、各界を代表するアーティスト、研究者など多彩な実践者を招き、参加者とともにウェルビーイングを捉え直す、全5回のセッションを予定。3日間にわたるカンファレンスでモデレーターを務めるのは、アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]で多数の企画をキュレーションしてきた、堀内奈穂子とロジャー・マクドナルド。国際的なアートシーンや東京都の文化政策に長年の知見をもつ2人が5つのセッションに伴走し、各回で交わされる先鋭的な対話のバトンを、次の登壇者や参加者へとつなぎます。最終回となるクロージングセッションでは、それまでになされた議論とアイデアを包括し、これからのウェルビーイングを生み出す芸術文化の役割を、東京から発信します。
開催期間は10月30日(金)~11月1日(日)、事前予約制。登壇者は近日公開!
カンファレンス|モデレーターのご紹介

堀内奈穂子 Horiuchi Naoko
(アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]キュレーター、「dear Me」プロジェクトディレクター、保育士)
アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]にて展覧会や教育プログラムを企画。2016年より多様なこどもや若者とアートをつなぐプロジェクト「dear Me」を主宰。アートとケア・福祉の接点を探りながら、保育士としても活動する。

撮影:Sayaka Takizawa
ロジャー・マクドナルド Roger McDonald
(アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]キュレーター、美術史家)
イギリスで神秘宗教学を学んだのち、現代美術史の博士号を取得。国内外の展覧会を数多くキュレーション。長野県佐久市に「フェンバーガーハウス」を創設し、2023年より多津衛民藝館館長。著書に『DEEP LOOKING』。創設メンバーの一人でもあるAITにて、アートと気候アクションをつなぐ活動も展開。
カンファレンス|セッションのご紹介(全5回)
プロローグ|10月30日(金) 18:30-19:00オープニングセッションに先立ち、「だれもが文化でつながる会議」のこれまでの歩みを共有する時間を設けます。過去の基調講演者からのオープニングスピーチのあと、モデレーターの2名から過去の議論の振り返りと本会議の導入を行い、議論のフレームを登壇者および参加者に共有します。
オープニングセッション「芸術文化がつむぐ明日」|10月30日(金)19:00-21:00
複雑で変化し続ける社会において、ウェルビーイングは個人の内側に閉じるのではなく、他者や環境、そしてより長い時間のなかで捉え直されつつあります。人間中心にとどまらない眼差し(=マルチスピーシーズ)をもって場をひらき、自然や都市と人間生活との間で実践や研究を重ねる登壇者が、これからの時代の芸術文化のありようを問いかけます。
セッション1「しなやかな共助」|10月31日(土)10:00-12:00
天災や不測の事故で、慣れ親しんだ場所やあたりまえの状況が一変し、その環境に身を置かざるをえないとき。人と人とのコミュニケーションやケアのあり方を問い直すとき。気鋭のアーティストや研究者たちは、どのように目の前の状況を読み解き、これまでとは違う関係性を編んでいくのか。しなやかな共助から生まれた事例から、ともに生きる文化のあり方を探ります。
セッション2「アイデンティティと文化」|10月31日(土)15:30-17:30
わたしたちの社会では、文化や歴史、身体、土地、周囲とのかかわりなど、多様な要素のなかで「わたし」をかたちづくっています。しかし社会の「あたりまえ」は、ときに誰かを沈黙させ、文化やルーツを見えなくしてしまうことがあります。そんな日常のなかで「わたし」を問うことは、必然的に誰かとの関係性を問うことでもあるのかもしれません。当事者として創造的・学術的な実践を続けてきた識者と、ともに生きることに潜む困難や緊張、そして対話や表現の可能性を考えます。
セッション3「Moving Together 夢とともに生きる」|11月1日(日)10:00-12:00
社会や文化、時代の情勢は、ときに「わたし」の自由や尊厳を阻もうとしますが、それでも人は、希望を見出し、生きる道を模索することができます。異なる土地や境遇のなかで創造と実践を積み重ねてきた登壇者たちは、夢を抱きながらそれぞれの経験と想像力を他者へと手渡してきました。「わたし」の夢が他者の夢へとつながった一連の事例を通して、人の尊厳について語ります。
クロージングセッション「クリエイティブ・ウェルビーイング ともに生きる文化 」|
11月1日(日)15:30-18:00
複雑で変化し続ける社会に対し、芸術文化のはたらきが生む「クリエイティブ・ウェルビーイング」を東京から発信します。マルチスピーシーズな世界認識に始まり、共助、アイデンティティ、尊厳の観点へと展開した議論を、アートや文化政策に精通した登壇者が受けとめ、未来に向けて提言します。
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