「私」役の橋本愛
映画『ここは退屈迎えに来て』の公開直前イベントが17日、東京都内で行われ、出演者の橋本愛、成田凌、渡辺大知と廣木隆一監督、主題歌を担当したロックバンドのフジファブリックが登壇した。
山内マリコ氏が2012年に発表したデビュー小説を映画化。2004年の高校時代から2013年までの時間軸の上で、みんなの憧れの的だった「椎名くん」を柱に、キャラクターを交差させながら描いた、痛く切ない群像劇。
橋本が、27歳のフリーライター「私」を演じた当時は21歳。「6年間の未知の、どうしても埋められない時間を想像で補うのは、とても苦しい部分があった。その分高校時代を演じた開放感がすごく気持ちよかった。自分の知っている時間や感覚を演じられるのは、すごく楽しかった」と撮影を振り返った。幅広い年齢を演じたことについては、「ちゃんと若返られるか、老けられるかが心配だったけれど、それはキャスティングした方の責任ということで」とおちゃめに語り、笑わせた。
一方、「椎名くん」を演じた成田は、「椎名くんは学校の中にある大きな渦の真ん中にいる人間。椎名くんはみんなの話の中で出来上がっていく存在なので、周りのみんなが作ってくれた感じです」と控えめに振り返った。
これを聞いた同級生役の渡辺は、「こんなこと言ってますが、撮影が終わった打ち上げの時に『(劇中の)俺の十年後を見てほしい』と言っていました。自信満々だったんだと思います」と当時の成田の発言を暴露。黙り込んだ成田は、渡辺から「何で何も言わないの?」と聞かれると、「言葉が出なかった。証拠があるので、言い訳のしようがなかった」と恥ずかしそうに笑い、会場を沸かせていた。
映画は10月19日から公開。
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