横山裕(左)と関水渚 (C)カンテレ

 横山裕がフジテレビ系連ドラ初主演を果たす、水ドラ★イレブン「今夜もシリアルキラーと待ち合わせ」が、7月1日から放送される。本作は、「good!アフタヌーン」(講談社)で連載中の人気漫画を実写化。人と群れない一匹オオカミの刑事・磯貝史郎と、殺人鬼に触れると“殺した人数”が見えるという特異な能力を持つ黒井ヒナタが、それぞれ大切な人を奪われた復讐(ふくしゅう)のため、秘密裏にバディを組み、日常に紛れる猟奇的な連続殺人鬼=シリアルキラーと対峙(たいじ)していく姿を描く。かつては刑事課のエースだったが、婚約者が失踪したことで生活安全課へ異動した磯貝史郎を横山、大切な人を殺した連続殺人鬼を探す黒井ヒナタを関水渚が演じる。横山と関水に本作への意気込みを聞いた。


-横山さんは刑事役が続いていますね。


横山 そうですね。10月、1月、7月クールとずっと刑事役なので、もはや本業よりも刑事の方が長いなと今、思いました(笑)。でも、どれも全然タイプが違う刑事なんですよ。前回は、情報を大事に捜査をするタイプで、科学で事件を解決する刑事だったんですが、今回は昭和かたぎで、足で稼ぐというタイプです。しかも、復讐が絡んできて、複雑な人間関係が描かれているので、ストーリーに引き込まれながら台本を読みました。すごく楽しみです。


-関水さんは、特殊な能力を持つ人物を演じますが、これからの役作りで大変そうなポイントがあれば教えてください。


関水 その特殊な能力は、どんなに頑張っても私には手に入らないので、どんなリアクションをすればいいのか、それが見えることによってどんな悩みがあるのか。全てを理解することは難しいので、どこまで想像できるかが勝負なのかなと思っています。


-最初に台本を読んだ感想は?


横山 台本を読む前に漫画を読ませていただいたのですが、すごく話に引き込まれて、続きが気になりましたし、これが映像化されて、ヒナタの特殊能力をうまいこと表現できたら、めっちゃ面白いやろうなと思いました。漫画は今も続いていますが、ドラマはドラマオリジナルの結末を迎えると聞いたので、僕自身もすごく楽しみです。人間関係が複雑に絡んでいくさまが見どころになるんやないかなと思います。


関水 私も台本を読む前に原作の漫画を読ませていただいたのですが、展開が読めないストーリーなので「そうなるんだ」という驚きがたくさんあって、本当に面白かったです。まだ連載途中なので、続きが気になっています。台本は原作と少し違うところもありますが、すごく面白い作品になると確信しております。


-それぞれが演じるキャラクターについて、今はどのように感じていますか。


横山 磯貝さんは、大切な人がいなくなってしまったというバックボーンがあって、目的のためなら何も考えずに進んでしまうタイプやと思います。今の刑事ドラマは頭がいい人が多いですが、磯貝さんは昭和かたぎな人です。


-正義感と復讐心という相反する思いを抱えている人なのかなと思いますが。


横山 そうですね、大切な人のためならなんでもしてしまうんやろうなと思います。きっと、刑事という立場も利用してしまう。そこにヒナタが現れたことで、どうなったっていいという思いで進んでいくんやと思います。


-関水さんはヒナタについてどう考えていますか。


関水 ヒナタは1年ほど前に大切な人を亡くしているという21歳の女の子です。その犯人を探すことが生きる目的になっています。そんなときに磯貝さんと出会って、少し信用していいかなと思うようになり、一緒にいることがだんだんと楽しくなってくるという状態なので、最後まで磯貝さんが裏切らずにそのままでヒナタと接してくれたらいいなと思っています。


-お二人は今回、ドラマ初共演ですが、お互いの印象や今回の共演の楽しみを教えてください。


横山 初めてお会いしたときから、よく笑われる方やなと。その場がパッと和むので、いてくれたら助かる方やなと思いました。


関水 そう言ってくださってありがたいです。横山さんは、ずっと面白いことをしてくださっているので、頭の回転がすごく早いなと思います。バラエティーに出演されているのを見ても、ツッコミがめちゃくちゃ早くて、面白いんです。なので、お会いすると元気が出ます。横山さんと一緒なら大丈夫だと思いました。


-これからの暑い季節の撮影で大変なことも多いと思いますが、暑い中での撮影で心がけていることはありますか。


横山 10年前にも同じスタッフさんと一緒にドラマを作ったのですが、そのときはスーツで。それもめちゃくちゃ大変だったんですが、今回は革ジャンなんで、どうかしてるなと(笑)。でも、暑さも活力になって映像に映ると思うので、汗や足を使って稼いでいく必死感といった熱いものを届けられたらと思います。


関水 私はそれほど暑い服を着ているわけではないですが、それでも夏は暑いので、頑張るしかないと思っています。気合いで、みんなで協力しながら頑張りたいと思います。


-衣裳など、ビジュアル面での今作の注目ポイントは?


関水 私は、原作に寄せるために、髪の毛をピンクに染めて、姫カットにしました。これは、多分、今だけなのかなと思うので、注目していただきたいです。今回は、いろいろな衣裳を着られると思うので、それも幸せです。


横山 僕は基本、このスタイルです。過去のシーンもいろいろと出てくるのですが、衣裳は黒っぽいものになると思います。復讐がテーマなので、色も落ち着いた感じなのやなと思います。


-衣裳合わせでは、何か意見を出されましたか。


横山 やりながら話せたらいいですねと伝えました。その都度、視聴者の方にクスッとしていただけるシーンがあればいいなと。よく見たら「あれ?」というような、セットにも工夫ができたらいいですし、細部までこだわりたいと思っています。


-本作には猟奇的なシーンも登場しますが、お二人は猟奇的な作品やホラーは大丈夫ですか。


横山 僕は平気です。ただ、注射のシーンはだめなんですよ。自分が注射を打たれているのを見るのも苦手なんです。血だらけのシーンは全然平気なんですが。


関水 私は逆です。注射のシーンは大丈夫ですが、グロテスクな映像やホラーはめちゃくちゃ苦手です。


横山 普通はそうやんな。


関水 撮影現場では血のりなども大丈夫なんですが、完成した映像を見ると怖いなと思ったりします(苦笑)。なので、自分からホラーを見ることもないですが、今回のドラマは多分、大丈夫なのではないかなと思っています。


横山 (本作は)地上波で放送するドラマということもあって、幻想的でアートなものになると思います。


-最後に、放送を楽しみにされている読者の方へメッセージをお願いします。


関水 原作も台本もすごく面白い作品ですし、横山さんが演じる磯貝さんとのバディもいい感じになると私自身、期待しています。二人の掛け合いの面白さを楽しんでいただきたいですし、ピンチを救ってくれる磯貝さんの行動力がすごくかっこいいので、そこにも注目していただけたらと思います。


横山 ジェネレーションギャップがあって、クスッと笑える部分もある、磯貝とヒナタのバディ感が見どころです。それから、何よりも人間ドラマがすごく色濃く描かれていて、すごくキャッチーなタイトルではありますが、物語に一気に引き込まれると思います。予想もしなかった展開が次々と出てきますので、皆さん、まず1話を見ていただけたらと思います。


(取材・文/嶋田真己)


 水ドラ★イレブン「今夜もシリアルキラーと待ち合わせ」は、7月1日から、カンテレ・フジテレビ系全国ネットで、毎週水曜よる11時放送。