ヨドバシ池袋オープン 家電は再び店を回って買う時代へ!?

【家電コンサルのお得な話・304】 ヨドバシカメラ マルチメディア池袋が、6月30日にオープンした。公式発表によると、総売場面積は約3万3000平方メートル。関東最大級の大型店である。大阪・梅田店の約3万5000平方メートルに迫る規模を考えれば、池袋エリアの商業施設として圧倒的な存在感だ。

ヨドバシ池袋オープン 家電は再び店を回って買う時代へ!?

ただ、今回注目したいのは、ヨドバシカメラだけではない。池袋駅東口には、すでにビックカメラ、ヤマダデンキの大型店があり、西口側の東武百貨店 池袋店内にはノジマもある。つまり、池袋は「1店舗で決める街」ではなく、家電を購入するために複数の店舗を回りやすい街になったということである。

ビックカメラは現在、池袋エリアで「池袋大感謝祭」を実施しており、ノジマ池袋東武店で「他店徹底価格対抗セール」を実施している。ヤマダデンキ LABI池袋本店も、7月4日から7月10日までのチラシで、ポイント還元や日替り特価などを打ち出していた。ヨドバシについては、池袋店のセール詳細はネット上では発見できない状況だが、梅田店や札幌店、宇都宮店などでは池袋店のオープンに合わせた協賛セールの開催が確認できる。

もちろん、今はネットで価格を簡単に比べることができ、価格比較サイトを見れば、おおよその相場は分かる。しかし、家電の場合、台数限定品、日替り特価、ポイント還元、配送設置費、長期保証、下取り条件など、店頭でしか分かりにくい条件もある。同じ商品でも、最終的な支払額や実質負担額が変わることは珍しくない。

特に見ておきたいのは、普段は大きな値引きが出にくい商品である。最近は、パナソニック、日立を中心にメーカーが販売価格を事実上固定する「指定価格制度」の対象商品も増えている。消費者には分かりにくいので、店頭では「これは普段、値引きしにくい商品ですか」「今だけ価格やポイントが変わっている商品ですか」と聞くといいだろう。

遠方から池袋まで家電を買いに行くなら、電車賃と時間をかけることになる。ならば、1店舗だけ見て帰るのは少しもったいない。新店舗のヨドバシだけでなく、他店の価格、ポイント、保証、配送、下取りまで比べる。そして、最近は忘れがちだった、「新しい商品を発見する楽しみ」を再び味わってほしい。

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https://www.bcnretail.com/market/detail/20260626_638561.html

価格比較サイトが普及する前は、複数の家電量販店を回って、価格を比べ、販売員に聞き、最後に納得して買うといった楽しさがあった。ネット比較は便利だが、店頭でしか見えない情報もある。家電を買う予定がある人は、池袋エリアに限らず、身近な店舗へ足を向けてみるのもいいだろう。(堀田経営コンサルタント事務所・堀田泰希)

堀田泰希

1962年生まれ。大手家電量販企業に幹部職として勤務。2007年11月、堀田経営コンサルティング事務所を個人創業。大手家電メーカー、専門メーカー、家電量販企業で実施している社内研修はその実践的内容から評価が高い。