リスキリング支援サービス「Reskilling Camp」、国際資格「PMI-CPMAI」対策プログラムの提供を開始
パーソル総合研究所は7月10日に、同社の運営するリスキリング支援サービス「Reskilling Camp」において、Project Management Institute(PMI)が認定するAIプロジェクトマネジメントの国際資格「PMI Certified Professional in Managing AI(PMI-CPMAI)」に対応した、対策プログラムの提供を開始した。
7月10日から開始済み
「PMI-CPMAI」は、AIリサーチ・研修・認定に特化した専門機関である米Cognilyticaが開発した「Cognitive Project Management for AI(CPMAI)」メソドロジーを基盤とするAIプロジェクトマネジメント国際資格。
PMIは、2024年9月にCognilyticaを買収し、2025年9月30日に「PMI-CPMAI」としてPMIブランドの正式資格へ刷新した。なお、同資格にコーディングスキルは必要なく、「AIプロジェクトをどう管理するか」を主眼としている。
出題構成は以下の5ドメイン。
○ビジネスニーズと解決策の特定(26%)
○データニーズの特定(26%)
○AIソリューションの運用化(17%)
○AIモデル開発・評価の管理(16%)
○責任ある信頼できるAIの推進(15%)
2026年4月からは、日本語での受験が可能になり、英語を含む計10言語に対応した。これまで、自身の英語力が「PMI-CPMAI」受験にあたってのハードルとなっていた日本国内のプロジェクトマネージャーにとっては、同資格を取得できる環境が整い始めている。一方で、日本語による受験が可能になった4月時点で、日本国内の認定取得者はごく少数にとどまっており、今後の人材育成における先行者優位が見込まれる。
さらにPMIは6月9日に、ポートフォリオ・プログラム・プロジェクトマネジメント(PPPM)においてAIを責任ある形で活用・統治するための専門標準「The Standard for Artificial Intelligence in Portfolio, Program, and Project Management」を発行することで、AIライフサイクル全体をカバーするフレームワークを提示している。「PMI-CPMAI」は「The Standard for Artificial Intelligence in Portfolio, Program, and Project Management」と補完関係にあり、組織レベルのAIガバナンスと個人の実行能力を両輪で支えることとなる。
今回、「Reskilling Camp」において提供が開始された「PMI-CPMAI」対策プログラムは、「PMI-CPMAI」保有者によって開発が主導され、週1回2時間×4週・1カ月の実践型トレーニングと、パーソル総研が開発・運営するラーニングプラットフォーム(LXP)上の試験対策機能を組み合わせて提供される。LXPの確認テストや記憶定着カードは、研修初回から自習用コンテンツとして利用できるため、週次セッションでの学びをLXPで定着させつつ進められる。集合研修と自習を並行させることで、多忙なプロジェクトマネージャーでも無理なく時間を捻出しつつ、資格取得と実務適用力の約1カ月での習得が可能になる。
週1回2時間×4週・1カ月の実践型トレーニングは、各回いずれも講義とワークショップ(ケース討議・自社適用ワーク・ロールプレイ)で構成される。CPMAIの5ドメインを試験の出題比率に沿って体系的に学ぶとともに、経営層の巻き込みや業務プロセス再設計といった、日本企業でのAI導入・組織展開に特有の課題を各回の演習で補完する。
第1週は、AI適用可否を判断するフィージビリティ評価とROI定義といった、AIプロジェクトの起点となるビジネスケース設計に関する学習を行う。演習では、経営層向けのROI説明・稟議資料の設計に取り組む。
第2週は、データ品質評価・データガバナンスに加えて、公平性・透明性・説明責任といった責任あるAIの構成要素、および国内法規制(個人情報保護法・AI事業者ガイドライン)について学ぶ。演習では、データ提供の合意形成をロールプレイ形式で実践する。
第3週は、AIモデル開発・評価の管理、モデルドリフト対応・継続的改善を含む、運用化について学ぶ。演習では、業務フロー再設計とベンダー連携・SLA設計に取り組む。
第4週は、全ドメインの統合復習とともに、社内AI人材育成計画の作成、およびPoC(概念実証)から全社展開へのスケーリング判断についての演習を行う。
あわせてLXP上では、独自模擬試験、重点キーワード・記憶定着カード、確認テスト・弱点分析が提供される。
独自模擬試験は、本番試験(120問・160分)と同形式の模擬試験で、出題順をランダム化して解答の丸暗記を防ぐ機能、ドメイン別復習モードを備えているので、弱点ドメインを集中的にトレーニングできる。なお、この模擬試験は「Reskilling Camp」が独自に作成したもので、PMIの公式試験問題・公式Practice Examとは異なる。
重点キーワード・記憶定着カードでは、5ドメイン・6フェーズにわたる主要キーワード約440枚を、フラッシュカード化して提供する。間隔反復学習による定着をサポートするとともに、実現可能性(Feasibility)や説明可能性(Explainability)、モデルドリフト(Model Drift)といった、日本語試験で訳語の解釈に迷いやすい重要概念について、各セッション内でも専門解説を行う。
確認テスト・弱点分析は、各セッション後の確認テスト(約350問・全問解説付き)と、誤答した問題を自動でリスト登録して再挑戦可能な誤答フラグ機能を用意しており、理解度を継続的に可視化してくれる。また、連続して誤答したキーワードを、記憶定着カードに自動で追加する連動機能も備えている。
なお、パーソル総合研究所は、PMIのAuthorized Training Partner(ATP)としての認定を取得しており、今回「Reskilling Camp」にて提供を開始した「PMI-CPMAI」対策プログラムを通じて、資格取得から取得後の実務活用までを法人向けに一貫して支援していく。
そのほか、「PMI-CPMAI」対策プログラムの提供開始にあわせて、7月29日12時~12時30分には「The Standard for Artificial Intelligence in Portfolio, Program, and Project Management」の要点を解説するウェビナー「ランチタイムの30分でキャッチアップ ~PMI-CPMAI保有者が読み解く、公開直後のThe Standard for AI~」を開催する。当日は、「PMI-CPMAI」保有者であるパーソル総合研究所の担当者から、公開後間もない「The Standard for Artificial Intelligence in Portfolio, Program, and Project Management」のエッセンスが解説される。なお、参加費は無料だが、参加にあたっては事前申し込みが必要となる。







